最近、家に帰ったらもっぱらnetflixでアニメばっかり見てしまっている自分がいます。
これが困ったことに休みの日もやっちゃうんです。もっと社交性を身につけたい。
ちなみに最近見た中で面白かったのは「映像研」です。伊藤沙莉さんの声が最高でした。代々木公園店クリントです!
今日はVELO ORANGEのフレームのお話。
VELO ORANGEって細かいパーツをたくさん作っていて、弊社online storeで調べただけでも125点のVELO ORANGE製商品が出てきます。
もうVELO ORANGE製のパーツだけで自転車1台組めるんじゃないの?ってくらい色んなパーツを出してるVELO ORANGEですがしっかりフレームも作っていて、そのフレームが面白くて。
今回ご縁あって展示車を組ませて頂いたのでご紹介させてください!
*VELO ORANGE* polyvalent low kicker (M)
個人的に気になっていて組んでみたかったフレーム。
変な形のフレーム。ママチャリみたい。と思う方もいるかもしれませんが、polyvalent low kicker(ローキッカー)というモデルです。
いわゆる「またぎが低い」フレーム。
少し前に書いたブログではダイアモンド型のpolyvalent ↑↑↑をバイクチェックさせていただきましたが、そちらの兄弟みたいなモデルです。
兄弟モデルなので、剛と礼二みたいな。たくやとかずやみたいな。せいじとこうじみたいな。そんなニュアンスですね。
兄弟の名の通り、乗り味はかなり近いです。
フレームの設計もほぼほぼ変更点はなく、トップチューブをlow kickerにするためにヘッドチューブが短くなったくらい。
一番びっくりしたのはこの見た目で結構スイスイ走れること。またぎの低いフレームって、ママチャリ文化圏で育ってきた僕らにとってどことなしかモッサリしていてスピード感に欠けるイメージを持っていたのですが、いい意味でイメージ崩されました。結構キビキビしてます。これは乗ってみないとわからなかったとても面白い発見。
もともとpolyvalentはオールラウンダーモデルなのでダイアモンドの長所を生かしながらまたぎを低くして実用的にしたモデルなのかなと思います。名前の通りいろんな価値を持っていて乗る人にある程度寄り添ってくれると思います。
いい意味でクセの少ない、スッキリとした印象で乗る人によって化けそうな予感がしてます。ニューカマーなのでこれから組み上がっていく車体が増えるのが楽しみ。
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前後スルーアクスル仕様、DISCブレーキなので安心感もあるし、以前のpolyvalentよりカッチリした印象。
やっぱりせっかくのlow kicker。面白い形をしているのでハンドルは*NITTO* B352 albatross barにて。
日本人らしくママチャリリスペクトで素直に楽チンハンドル。変速はバーエンドシフターでクラシカルに。
日常使いしていただきやすい様に*VELO ORANGE* porteur rack。で、荷物もドサっと乗せれるように。これがあるのとないのとでは使い勝手が全然違います。騙されたと思ってカゴ、つけてみてください。
そしてこいつにも付いてる「三連ダボ」。どんだけダボ付けるんだよって感じですけど、自転車においては穴の数だけできることが増えるってことです。使わない人は本当に使わないけど、あったら救われる。ニッチなパーツ類もたくさん作ってるVELO ORANGEの得意なところだと思います。
この三連ダボ、貫通しているのでS-RACKなど、パニアラックも付けられそうです。
(ちなみに僕の乗っているneutrinoにも小径車なのに何故か三連ダボついていて、三連ダボを見るとドキドキする体になってしまいました。)
26inchと650bのコンパチ仕様ですが、このタイヤ↑↑↑が使ってみたい&タイヤの転がりを重視して650bで組んでます。
タイヤは先輩メカニックがこぞってマイバイクに履かせている*BRUCE GORDON* rock n’ road tire。このタイヤ、流石のルックス。どんなもんだいと思って使ってみましたが、ちょっとした不満が帳消しになるくらいかっこいい。
(ちなみにpolyvalentはクリアランス48b +フェンダー。BRUCE GORDON48bの方チョイスしましたがゴツゴツブロックでギリフェンダーつかないです。)
トップチューブがグニョンと曲がってるだけ。なので、ダイヤモンド型のスピード感も受け継いで乗りやすくなってる。
日本(東京)で暮らしてる僕らにとって”自転車に乗る”の大半はコンクリートの上。僕が特にそうですが(怖)、毎日通勤に使ってたらそれはあたりまえ。
でもやっぱり週末には普段とは違う非現実的な場所に行って非現実的な場所を走りたいって思うし、普段のコンクリートジャングルじゃ体験できないようなことやりたい!って思ったりもするし。
前後スルーになったりアヘッドコラムになったり、細かい箇所が少しずつアップデートされて、アクティブな使い方もできちゃうバイクなのではと。
本国VELO ORANGEも“do-it-all” frameset.って言ってるほど、こいつの可能性は大きい気がしてます。
跨ぎが低いlow kickerだけどポテンシャル、可能性高めなpolyvalent。
そんなフレームだからその派生で”low kicker”が生まれたし、普段通勤バイク◎休日グラベルバイク◎な使い方ができちゃうバイクだと思います。
youtubeでも少しお話してるので、こちらも合わせてどうぞ。
ではでは。
クリント