こんにちは。代々木公園店クリントです。
『CROSS CHECKをシングルで組みたくって。』
最近ちょくちょくお客様からいただくキーワード。僕らもよくCROSS CHECKをご提案する時、「ギアードとシングルどちらでも組めるんですよ」とドヤ顔でお伝えしているのだろうと反省しつつ、徐々にCROSS CHECKをシングルスピードで組む、組めることが浸透してきたのかなと少し嬉しくもなります。
でももう少し深ボリすると他にもシングル化できるSURLYフレームもあります。もちろん、CROSS CHECKとは違った性格で。
本日はこのフレームもできるよ!って所を見ていただこうかと。そんなん知ってるよ!って方も少々お付き合いください。
*SURLY* straggler (52)
まずはクロスチェックの兄弟フレームSTRAGGLER から。ディスクブレーキ。
エンドの形どん。
少しわかりにくいけどバッチリスライドエンドです。こいつのおかげで、「チェーンを引っ張ることができる→シングルスピードにできる」となるわけです。
STRAGGLERってディスクブレーキなのでリアホイールを動かすとブレーキのローター(シルバーの円盤の部分)も動きます。
上記の写真をよく見てもらうとわかるのですが、それに合わせてブレーキキャリバーも前後にスライドできるようにしてシングル化を実現しています。(これすごい!)
このホイール周りもストラグラーならではですね。650Bのホイールサイズに太いタイヤ。だいぶもっちりとしたシングルバイクにできます。
その他の所ももちろん調子ヨシ。*NITTO* for shred bar にヘッドセットは妥協なく CHRIS KINGにて。ここは男らしくREDをチョイス。
ヘッドセットに合わせてシートクランプはDKGのものを。
足回りもこだわって頂いて、SUGINO RD4クランクにSURLY純正 stainless chainring。
SURLYのチェーンリング、ビッカビカなこの面で一応薄歯で多段仕様です。サイズも幅広くかっこいいのですが、結構細かい制限があってややこいので、不安な方は聞いてください。
僕はSUGINOのヌラっとしたシルバーにSURLYのピッカピカのチェーンリングの組み合わせが対象的で好きです。
やっぱり普段使い。日常を気持ちよく走るのにこれは必要でしょ!ってことでSURLYの純正フロントラックを。
普段ならここで ×バスケットが定番だけど必要最低限でラックの上にバックパックを乗せてストラップで固定スタイルで納車させて頂きました。
こちらはスニーカーでも漕ぎやすいようにスパイクがトゲトゲしすぎていないものをチョイス。プラスチックだけど耐久性高くてグリップ力もある力持ち。
前後ハブはVELO ORANGEで。シールドベアリング+アタッチメント変えたらスルーアクスル仕様にもなるスグレモノ。
→つまりは大体のDISCブレーキフレームに使えるってこと。
さすがはVELO ORANGE。痒いところに手がとどく系。
ストレートバーで男らしく。スマートかつ、潔良い雰囲気がとてもナイス。
シンプルで実用的なSTRAGGLER。ぜひ楽しんでください!
*SURLY* pack rat (56)
お次はパックラット。高身長の男性の方に組ませて頂きました。
パックラットはサイズ52以上は650B、サイズ50以下は26inch設計になってます。こちらのオーナーさまのパックラットは650B仕様。
エンドの形はこの様なかたち。CROSS CHECKと似ていますがPACK RATもこの構造によりチェーンを引っ張ることができてシングルスピードで組むことができます。
ハンドルとサドルは我らがBLUE LUGメカニック金子さん考案の別注商品にて。
ハンドルもサドルも一目惚れして頂いて決めて頂きました。
シートクランプはこちらも抜かりなく。DKGにて。SURLYには純正のシートクランプがついてくのですが、それが結構イカツくて。
個人的には丸まっこい形の方が好みです。ここ拘ってる自転車ポイント高め。
男ならパンツもこだわりましょうってことで、DKG。気になる方はデジさんのブログをご覧ください。
(自転車によって付かない場合があるので要注意。SURLYなら30.0mmをお選び頂ければ大丈夫です。)
タイヤは*ULTRADYNAMICO* rose robusto tire。650B/48のボリューミーなタイヤが難なく履けちゃうのもPACK RATのいいところ。オーナーさま、街中メインに走られるようでしたが見た目のやんちゃな感じ(真っ黒ゴツゴツ)に惹かれて、このグラベルタイヤをチョイス。
こういうのとても大事で、機能だけに重点を置きすぎると同じ様な見た目のバイクばかりになるし、やっぱり見た目に惚れ込んでもらって、(コイツに乗りたい!!)って思って頂くのが良い、カスタムで一から自転車を組み立てる醍醐味だと思います。
機能よりも見た目のかっこよさが重要な時もあるし、逆もまた然りです。
ここも1つPACK RATならではのところ!フロントフォークにラックダボがあります。↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
これもクロスチェックにはないポイントの1つ。ポーターラックやPASS AND STOWなんかが素直に取り付きます。
無くてもなんとかなるけどあったら嬉しいやつ。
こちらのオーナーさんもバスケットは付けずにいつも背負ってる大きいバックパックを乗せたいってことで、VELO ORANGEのporteur rackを装備。外縁にレールがついているのでバスケットなしでも荷物横揺れしないし、何よりこのクラシカルな見た目が、、、グッとくる!
レールは取り外すことができるので、ラック×バスケットスタイルにも全然できます。
シングルアッセンブル可能なSURLY。結構あります。笑
でも、この子達もそれぞれ性格の違うので三者三様です。必ず一人一人の性格、生活にバッチリハマってくれるSURLYがあるはず。
それもモデル、サイズがたくさんあるSURLYの魅力の1つなのかもと思ったりします。
シングルで十分なのか、ギア付きの方がやっぱり楽だなと感じるか。
生活が変わってもずっと相棒でいてくれるバイク。
本日はSURLYのstragglerとpack ratのシングルアッセンブルのご紹介でした。
ではでは。