よく使われている自転車は、ボロいとはまた違う佇まい。
入庫したCROSS CHECKがとても雰囲気が良かったもんで思わずパシャり。
ブレーキホース配線のやり直しでご来店いただきました。
決していい状態とは言えないのだけど、時間の経過とか何の気なしに選んだであろうパーツの数々にとてもらしさを感じてかっこいいなと。
溺愛しているわけでもないけど、いい距離感を保ちながらこんな感じでさらっとSURLYにまたがり生活してくれている姿。
自然でいいですよね。
多少のDIYは好感を持てる。
ハンドペイントでヘッドセットをカーキに塗るのはイケてるでしょ。自由すぎるし。加点!
長年愛用していると思われるteam proも車体に馴染んでいます。
駆動部分になかなかの蓄積ダメージがあったので、次の修理のお約束もさせていただいて。
うちで組ませてもらっているクロスチェックという訳ではないけど、とてもいい雰囲気のバイクでした。
タウンユース、これぐらいで良いんですよね。ちょうど良い感じ。
シングルスピードでもバスケットさえあれば日常なんてへっちゃら。
潔く用途とかが絞り込まれている感じもストイックで良い。
綺麗でオブジェみたいなバイクもとても好きだけど、使い込まれた自転車にも美しさはありますよね。
これぞEVERY DAYBIKEなCROSS CHECKという感じ。
ちょうどこのタイミングで納車があったクロスチェックも一緒にご紹介しておきます。
SURLY/CROSSCHECK SIZE42
お近く代々木八幡のコーヒーショップでお菓子職人をやられている女性に納車させてもらったクロスチェック。
そこのコーヒーやさんのバリスタと友人だったということもあって、彼経由でご紹介いただいたというのが始まりでした。
ファーストバイクをお求めだったご様子で
『何かおすすめありますか?』
と彼女
そのお返事は
『クロスチェックです』
結構即答に近かった
『なんでですか?』
この問いにはいくらか思慮を巡らせたけど
『一番ちょうどイイんです』
バカみたいに語彙力がないけど実際そうなんですよ。
タウンユースをメインにされるオーナーさまの姿が容易に想像できたし通勤も使うとなるとツーリング車もイイんだけど、ある程度のスピード感みたいなものは必要に感じる。その時にやっぱり700Cというタイヤサイズはとても合理的に思えます。
もしかしたら飽きちゃうかも?
みたいな想像も当然のように思い当たるだろうけど、大丈夫です。
まじパーツ変えただけで別物になるくらいカスタムできるし、クロモリ自転車が世にある限り絶対なくならないでしょ。みたいなパーツ群で組むので長年使ってもらってパーツありません。みたいな状況もうまないです。因みに一緒にご紹介してるクロスチェックは12年物だそう。
以上の説明をへてちょうどイイという結論。
自転車の需要、多くの方にとっての大切な部分に当たる日常使いという目的を大切に素敵に気にいるようにオーナー様なりに頭を巡らせ組んでいただいた自転車です。
パーツとかわっんなくて困惑気味だったけど、パープルのヘッドセットと、フレームカラーのカーキが決まった時点でするすると組み合わせが決まりました。あとはよく使い、考えて自分の日常との差異を無くしてく作業が完了したらもっと相棒って感じが増すんだろうと思います。
楽しんで!
今日は使い倒したクロスチェックと、まっさらな新車のクロスチェックをご紹介しました。
紹介するチャリがたくさんあるのでパンク気味ですが、徐々に春に向かってペースアップしながらご紹介させていただければ!
それではまたー。