MADE IN USA.を代表するバイクコンポーネントブランドが一つ”WHITE INDUSTRIES/ホワイトインダストリーズ”から
長期欠品中だった例のクランクセットを始め、お預けに次ぐお預けを食らってたパーツ類が一挙入荷〜。
*WHITE INDUSTRIES* VBC road crank
細身のアーム、中心から放射状に伸びるクラシカルなチェンリングが印象的なVBC。
スチールバイクをフロントダブルで組もうってんならこれ以上ないくらい打ってつけの一本。
大手コンポーネントメーカーが次から次へと新しいモデルを打ち出していく中、ずっと変わらず同じデザインで勝負し続けるWHITEの存在はあるいみ稀有。製品からにじみ出る強いこだわりと信念を画面を通して感じ取って貰いたい。
VBCクランクはスパイダー式ではなく、ギア板とアームが一体型の少し珍しい設計。
チェンリングとアームはひとつのロックリングで一括固定。
当然強い負荷のかかる箇所なので、接合面にはスプラインが切られます。この辺はWHITEが得意とする高精度削り出し技術の賜物。インナーギアもアームではなく、アウター側に固定する変わった作り。専用のチェンリングボルトはメーカーオリジナルの独自設計だったりと、細かなところまで何気に手が込んでいたり。
アームはブラックと、ポリッシュシルバーの二種類。どちらも綺麗に磨きがかけられた美しい仕上げです。是非手にとってしげしげと眺めて頂きたい。一応レシオも選択できます。自転車自体あまり詳しくないし、いまいちピンとこないって方はお気軽にご相談を。
ロードコンポーネントと言えば、WHITEの中ではわりかし新顔な11速対応ハブも入ってきてますー
*WHITE INDUSTRIES* T11 front hub
WHITE特有の乾いたフリー音が小気味よいT11。アルミ製のハブシェル、中口径のシャフトが軽量かつ高回転を生み出すロードモデル。クラシックとも、モダンとも取れる良いとこ取りのデザインはクロモリロードにもレーシーなアルミフレームにもうまくマッチすること請け合い。
細かい削り出しが抜け目ないフリーボディには贅沢にもチタニウムを使用。
普段ラージorスモール?くらいの感覚でハブを選んでる人たちにとっては新鮮かもしれない左右異径フランジ。
エネルギー伝達的なことを考えてドライブ側はクロス、反ドライブ側はラジアル、なんて組み方もマニアックで良さそう。
あと球あたりの調整が楽チンなのがWHITEの良いところ。分解せずに外部からイモネジでセッティングできちゃう便利設計。
普段完組ホイールしか使ったことがない、って方からすればちょっと不親切に感じてしまうかもしれませんが、、
WHITEをはじめ手組み用のハブにはクイックスキューワーが付いてきません!でも実はそれが普通。
自分の好みにあったスキュワーを使ってください。深く安全に関わるパーツなので出来るだけ信頼できるものを選びましょう。それが大事。
ついでに。久しぶりにWHITEの新作も入荷。
*WHITE INDUSTRIES* eno front hub
実は意外となかったシングルスピード用フロントハブがラインナップに追加されました。
対となるのはもちろんstandard eno rear hub。ボルト止めなのでリムブレーキのオースクーなMTB、ピストなんかにも如何でしょう。リアハブ同様ベアリングの径も大きく耐久性はかなり期待できそう。
こちらもブラックとポリッシュシルバーの二色。樽型のコロッとした見てくれが愛嬌あって好き。
ENOハブのミュータント的存在、ギアードフレームのシングル化パーツでおなじみのアイツも本当に久しぶりに再入荷。
*WHITE INDUSTRIES* new eno rear hub
どうやら様子がおかしいこちらは、その名の通りハブ界において最もエキセントリックな存在。
向かって右側がホイールを止めるボルト穴になった偏心構造。センターをずらすことでウィールベースを動かし、チェーンテンションが調整できてしまうという画期的なハブ。
トラックフレームとは違い、ハブの前後位置が調整できないドロップエンドのフレームを容易に、スマートにシングル化ができちゃう優れもの。特にマウンテンバイクやCXフレームのシングル化に最適。もちろん130mmエンド用もあるのでロードフレームもOK♪
そしてWHITEの名を世に知らしめた名作中の名作フリーも忘れずに。
*WHITE INDUSTRIES* freewheels
こと耐久性と精度、つまりドライブの調子良さに関しては悪い噂を聞かないWHITE。
一度こいつを手にすれば、次からは他のチョイスが想像できなくなる程病的リピート率。
薄歯シングル用のeno single freewheel(16Tのみブルーフェイス)と
簡易2速のdos eno double freeの二種類をご用意。
フリーフリークスのみんなが気になるノッチ数は遊びの少ない36ポイント。ちなみにサウンドはこんな具合
カリッとクリスピーで超良い音。自転車なのに思わず足を止めたくなる。本末転倒とはこの事。
そしてさらに遊びの少ないトライアル用フリーがこっち↓
*WHITE INDUSTRIES* trials freewheel
*white industries* freewheel/72points
BLUE LUGさん(@bluelug)が投稿した動画 –
周波数高めでさらにクリッキーな音!超きもちいい。ちなみにこいつはノッチ数が倍の72ポイント(!)。
トライアル用だけあって踏み込むときのラグは少なくダイレクト&スムーズ。だけどもその分抵抗も大きくなるので、、巡航スピード重視って方は無難にeno single freewheelの方がいいかも。単純に音!気持ちよくなりたい!って方は迷わず後者でよろしく。ノリと直感は何より大事。Make some noise!
この他にも紹介できてないWHITE製品まだまだ沢山ございます。
仕様や使用感等、WHITEに関するご質問は幡ヶ谷メカニックピット第一階層の守護者ホワイトカネヤン↓にご相談を。
WHITEに関する実践的知識と経験は彼が一番あります。多分あります。期待もあります。
ってことで信頼と安定のWHITE IND.をよろしくどうぞー