アメリカ西海岸、シアトルに拠点を置くバイシクルバッグカンパニー “SWIFT INDUSTRIES” から、惜しくも廃番になってしまった名作パニアにアップデートを加えた日本別注モデル、JR. RANGER PANNIER “LITE” が到着しました。
かつては “SWIFT INDUSTRIES” を代表する看板商品のひとつだったパニアというアイテム。
近年のフレームバッグやシートバッグといったキャリア・ラックなしで使えるバイクパッキング系バッグの発展や、テントやその他装備の小型・軽量化にともなって、昨年ついにラインナップから姿を消すことになりました。
とはいえ、大容量でたくさんバッグを買い揃えなくても良い点や、低い位置に荷物を積載できることによる安定性の高さなど、他のバッグにはないメリットがあるのも確か。
そこで「もっとこうだったら」というアップデートを加え、日本別注モデルとして作ってもらったのが、このJR. RANGER PANNIER “LITE”です。
(上:JR. RANGER PANNIER “SET”)
ベースになっている JR. RANGER PANNIER “SET” は左右のあるデザインで、左右ペア売りでしたが、JR. RANGER PANNIER “LITE” ではサイドポケットを省略して左右の区別をなくし、ペアではなく単品での販売に。
これにより、いきなり左右ペアでお求めいただく必要がないため、日常にも取り入れやすくなり、後々バイクキャンプに挑戦したくなったら、もう1個買い足す、なんてこともできるようになりました。
さらに、背面にはショルダーストラップ(別売)を取り付けるためのD環をプラスすることで、自転車から外した際の持ち運びが容易になりました。
容量10Lとパニアとしては比較的小ぶりなサイズ感。
それでも近年の小型・軽量化が進んだ装備であれば、パニア左右にZEITGEIST PACKなどのハンドル・サドルバッグなどをプラスすることで、ソロテント泊に必要十分な容量を確保することができます。
(暖かい季節で割り切った装備なら、パニアだけでもなんとかなっちゃいそう)
荷物をたくさん積んでバイクキャンプに出かけるのなら、”NITTO” のS-RACKや “TUBUS” のTARAを使ってフロントにつけるのが、安定感が高くておすすめの積載方法。
日常使いなら、リアに32Rや33Rを取り付けて1個使いするのも、バックパックよりも体への負担が少なくて、断然背中が涼しいので、特にこれからの暑い季節はとっても快適です◎
ペアでお求めいただくと、なかなかのお値段にはなってしまいますが、小容量のバッグをあれこれ買い揃えるよりも、トータルで考えれば費用を抑えることができるケースも多く、どこに何を詰めるかパッキングに頭を悩ませる必要もないので、これからバイクキャンプを始めたい方にこそ、おすすめのセッティングです。
いよいよ来週末に迫ったSWIFT CAMPOUT、そして夏休みシーズン向けて、バイクバッグをお探しの方が増えてきているようですので、ぜひ「パニアならではの良さ」も気にかけていただけたらと思います。
そうそう、一緒にかわいいアイロン接着タイプのワッペンも届いたので、お手持ちのバッグにプラスしてお楽しみいただけたらー。