僕らはかねてから思ってた。
自転車を構成するそれぞれの部品のロゴがうるさ過ぎる。
パーツメーカー各社共に自社のロゴをアピールしたい、製品の識別を容易にしたい等、大きくロゴを配したい気持ちは分かるのだけど、それら個別の部品の集大成ともなる完成車にもなると、それらのロゴの類がいちいち邪魔くさい。
全体のカラーバランスや高い美意識を重視すると、各所に散らばる煩雑なロゴを消したい、はがしたい衝動に駆られること多数だし、実際僕らはよくそうしてる。
だから僕らはどんなメーカーさんに別注する時にでも、できるだけ余計なロゴは入れない、それがコマーシャルになると分かっていても、美意識を優先する。
話し変わって、過去の僕らの別注物(NITTO、GRANCOMPE…)を振り返ってみると、必ずガンメタルグレーカラーが潜んでいるのは、敏感な人のみぞ気付く事実。
なにげに僕らはシルバーでもブラックでもない、中立的な色であり、もっともシャープでエッジの効いたこのグレイッシュなカラーがとても好き。
色合わせに困った時の駆け込み寺的、オールマイティーな相性の良さも企業秘密的アンダーグラウンドな理由。
だからハンドルでもハブでもこの色に特に強いこだわりを持って別注を繰り返してきた。
で、次は何だ?と自問したら、やっぱクランクに行き当たった。
そして日本が誇る最高のクランク&チェーンリングメーカー、SUGINOさんにいの一番にお願いした。
先述の僕らの2つのわがままを叶えてくれる、今考えられる最も気分なクランク&チェーンリングセットを。
ご存知、定番のSUGINO RDメッセンジャークランク&チェーンリングのBLUE LUG別注ガンメタ仕上げ。
余計なロゴは排し、シンプルかつ力強さを感じさせる、”SUGINO FOR BLUE LUG 130PCD 46T”な刻印的デザイン。
定番の46Tの他に、コア層に人気の42Tもラインナップ。
残念ながらポップ系な車両に合うタイプじゃないけど、クール系、シック系な車両には相当似合うこと請け合いな自信作。
このルックス、クオリティーで、このプライス。
相当な優等生だと思います、はい。