先週アメリカはテキサスで開催されていたハンドメイドバイシクルショー。
ローカルに活躍するバイクビルダー達が一堂に集い、己の価値観、技術を自由に表現する場所。
トラディショナルな技術とアバンギャルドな創造性。
古きを温め新しきを知る。
いつだって新しい表現方法や事柄は、積み重ねられた歴史の延長線上に生まれる。
積み重ねることを止めたら、放棄したら、その先の未来はきっと暗い。
アメリカにはインディペンデントに、ローカルに活躍するバイクビルダー達がとてもたくさん存在する。
技術は継承され、日々その地域で、その人々の生活に必要な自転車が、その場所で創りだされる。
日本はどうだ?
僕は日本の自転車業界のこと、自転車に関わる全ての人を知ってるわけじゃない。
でも、少なくとも尾張の某巨匠はその問いに対しての確かな答えを持ち、自分なりに信じる道へと確かな歩を進めている希有な一人。
“SIM WORKS/シムワークス”という名をまとって。
まずはMADE IN JAPANの匠、年輪のような歴史と技術の裏付けを持つ“NITTO/ニットー”のコラボレーションによるステムとハンドルバー各種をドロップ。
NITTOが静かに蓄える豊かな土に水を与え、花を咲かせるのがSIM WORKS。
進化するベーシックとでも言いましょうか。
で、全然話変わって、MADE IN USAなアジのある素材感と縫製、そしてなにより古臭いけど新鮮な匂いを感じさせてくれるシルエットが魅力のバックパックが到着。
その名は“KACI/カチ”。
スチューデント的四角い大雑把な形だけど、しっかり背負えるリュックサック構造がとても嬉しい。
このカレッジテイストな配色コントラストも素人に出せるアジじゃない。
正直全然自転車してないけど、いいじゃない?
カッコ良いんだから。。