カルフォルニア州サンフランシスコ郊外に工房を構えるRBW(リヴェンデル・バイシクル・ワークス)。彼らのモットーは”ウールを着て、革サドルに座り、ラグフレームに乗る”。そんな独自の世界観を築く孤高の自転車メイカー。どんなに時が移ろいゆこうとも、時代の価値観に左右されることのない普遍的物作りを目指す人々。
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RIVENDELL BICYCLE WORKS
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彼らが自転車に求めるものは快適性、安全性、耐久性。そして自転車に走ること以上の役割を持たせるための拡張性、あるいは柔軟性。自転車に合わせて装備を、身なりを変えるのではなく、自分の生活や生き方に合わせて自転車とそれにまつわる様々なものに変化を加え、生み出し、時に排除する。そしてその取捨選択は彼らのスタイルだけでなく、設計するバイクフレームにも当然色濃く反映されています。

そんなRBWの中でもスタンダードかつ多様性に富んだロードフレーム”SAM HILLBORNE/サムヒルボーン”に
初めての方でも親しみやすいコンプリートバイクが追加されました。
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*RIVENDELL* sam hillborne complete bike (drop bar model)
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ひとつはクラシックなシャロースタイル、通称”Noodle bar”が装備されたドロップハンドルモデル。サイズは51、55、58、62cmの4サイズが存在(タイヤ径は51のみ650B)。ハンドル幅は各フレームサイズに応じて51cmに幅440mm、55cmに幅460mm、58と62cmには幅480mmがそれぞれ用意されています。乗る人の体格に合わせてできるだけ車体がフィットするように、という配慮。少し幅広な設定なのはリヴェンデル側からの提案です。
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シフターはお馴染みのバーエンドコントロール。RBWオリジナルデザインの”SILVER” Shifters Bar Endが組み込まれています。画像は参考車両のため紫のコットン製バーテープが巻かれていますが組み上げるにあたり、お好きな色からお選び頂けます。フレームに合わせてブルーグレーにしても良いですし、渋くブラックやホワイトを選ぶのも良いでしょう。
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RBWのオリジナルラグを使ったヘッドやフォーク、BB周りは美しい。の一言に尽きます。重厚なラグワークはがっしりとした印象(乗り心地も)を与えながらも、流麗で風のような軽やかさを感じさせてくれる不思議な空間。特にヘッドチューブに落とされたホワイトの墨入れが甘く、でもちょっとほろ苦い風味。
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太めのタイヤに合わせて少し幅広のリムを選んでいます。浅くても頑丈でそれなりに重さのあるリムです。
ニップルには一つ一つ色の異なるカラフルなものをぱらぱらと配置。リヴェンデル的遊び心が垣間見え少々にやけ顏。
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ヘッドチューブに合わせたナチュラルホワイトの胴抜きは伝統的スタイルの表明。ダウンチューブのデカールデザインもそうですが、リヴェンデルの言葉の選び方やタイポグラフィには素晴らしく良いセンスを感じます。厳かで格調漂わせながらも軽快でリズミカル。そんな感じしませんか。
ちなみに色の種類はこちらのブルーグレーの他にパーシモンオレンジが存在。

もうひとつはプロムナードスタイルのバージョン。
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*RIVENDELL* sam hillborne complete bike (choco bar model)
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こちらもRBWデザインによるオリジナルハンドル、通称”*choco bar”。
彼らが好んで組み付けに使うNITTOのプロムナードハンドルB352を、まるで潰して縮めたようなコンパクトなカーブ。
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変速レバーは手元で操作しやすいサムシフターを逆付け。固定観念にとらわれず、使いやすさを追求するRBW的スタイルとでも言いましょうか。実際に使ってみればその使用感に納得するはずです(ちなみにこちらも参考車両につき仮でコルクグリップを装着しています。お好きなものをお選び下さい)。
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肝心のフレーム材はRBWオリジナルブランドの”SILVER”オールバデッドチューブを用いています。
彼らが理念とする快適性や安全性、そして丈夫で長持ちすること、を叶えてくれる高品質のクロモリパイプ。
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こちらのチョコバーモデルにのみキックスタンドが標準で装着されています。ドロップハンドルの車体はあくまでツーリング、またはレーサーとして。フラットモデルはコミューターとして。そういう提案だと解釈して良い思います。
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こちらのモデルもドロップ同様ブルーとオレンジをご用意。あなたのライフスタイルに合わせてお選び下さい。
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ちなみにフレームサイズ58以上に限り、ダブルトップチューブ仕様となっております。
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異様なまでに長いヘッドチューブを支えるようにラグ溶接された2本目のトップチューブは、ロマン以外何ものでもないでしょう。背の高い方限定になってしまいますが、この破壊力あるルックスに打ちのめされた方は是非店頭でそのファーストインパクトを反芻して下さい(ちなみにこちらの車両は上馬店のカスタムバイク。ご興味のある方は上馬店までお問い合わせ下さい)。

リヴェンデルが提案するコンプリートバイクだけあり、もう何も手をつけなくても十分このまま楽しんで頂けますが、これを最初の一歩と捉え、自分に合ったバイクにすべく徐々にカスタムを加えていくのが理想だと思います。それがRBW本来の姿であり、醍醐味といえるでしょう。
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(※カスタム車両参考イメージ)
これ以上僕から皆さん伝えることはもうありません。あなたの考える実用的合理的多少ロマン的衝動的理想的一台を作り上げて下さい。でもまずは手っ取り早くリヴェンデルバイクを楽しみたい!って方はとりあえずこの完成車を手にいれてることをお勧め致します。

もっと詳しくSAMの魅力を知りたい、という方の為に特設ページもご用意致しました。
“Sam Hillborne Complete Bike”
その美しい姿や世界感をビジュアルを通してお伝えすると共に、細かなスペック等々掲載しております。
詳細についてはそちらでチェックして貰えると幸いです。

僕らが愛してやまないRBWを是非ご贔屓に^^/