人は何故勝ち負けにこだわるのか。

勝つとは何か、負けるとは何か。

互いに優劣をつけるため人間が勝手に作り出したくだらない概念なのか。

はたまた、過酷な自然界で生き抜いていた祖先から受け継いでいる本能的な物なのか。

何にせよ、僕は「勝負」というものが苦手だ。各々得意な分野で輝けばいいじゃん。

って思っちゃったりする性格な僕ですが、先日OMMというレースイベントに参加してきました。

白馬村はすごかった。散々噂では聞いていたけれど、どこを見渡しても絶景。
自転車を漕ぎながら、ふとした時に深呼吸をするだけでなんとも言えない高揚感を味わえた。ここら(東京近郊)ではまず味わえないあの気持ちの高ぶりは間違いなく最高だった。

もっとマシな写真撮ればよかったのですが、ブースの方に遊びに行って日頃お世話になっているお店さんのスタッフさんとワッツアップしたり、普段はお目にかかれないバイクを見るのも楽しかった。

裏方スタッフである以上、外との交流がどうしても少なくなってしまうのは事実。こうして外に出てたくさんの人とお話ができて新たな繋がりを作れたこともとても嬉しかった。

サークルズさんのブースでBedrock Sandalをゲットできたのもめっちゃ嬉しかった、というか救われた。笑
元々履いていたサンダルとの相性が最悪だったんすよ..。よく見ると小指怪我してるでしょ?(お食事中の方ごめんなさい)

夜のBBQも久しぶりにアウトドアらしいことしてるー!ってはしゃいじゃいました。

何よりテント泊で熟睡できたのがブチ上がった。
朝起きて一言目は「マジか、やった。」でした。僕みたいにテント泊に対して苦手意識を持っている人はアイマスク、もしくはバンダナなどで目を隠すことをおすすめします。めっちゃ寝やすかった。

ただ、欠点が一つあって、朝起きて目隠しを外すとムスカ大佐になるのでご注意を。

身を小さくし、タープの下で雨のポツポツ音を聞きながらシェフ・セラがこしらえてくれたソリッドなホットサンドを黙々と食べた朝も悪くなかった。

「OMM! OMM!!」

土砂降りと言っても過言ではないほどの雨にも屈せず、それどころか出走者全員が “こんな雨雲吹き飛ばしてやんよVibes” でエモかった。

ただ言わせてほしい。きちい。笑

サドルの上に4時間ちょいぶっ続けで乗ることも初めてだったし、普段では絶対にありえないペースで走り続けるのも相当しんどかった。
でも、燃えた。だから走り切ることができた。OMM自体「速ければ強い」みたいなレースではないし、ガチンコで走るもゆるく走るも自由なイベントではあるけれど、ミンミンとセラの熱につい影響されて気づいたら必死に漕いでいた。

森の中をバイク&ハイクしたのもなかなかいい経験になった。間違えてそもそもレースとは全く関係ない道に突っ込んでいってしまったのですが、信じられないほど険しい道を自転車を担いで、仲間同士助け合いながら乗り越えられた。

2時間のレースタイムは失ったけど、それ以上の何かを得られたはず。

当たり前ですが、この時期森の中は虫がたくさんいるので虫除けがあった方がいいです。

僕は案の定忘れてしまったのですが、変なデカいハエみたいな奴に一生追われていました。うざかった。

ゴール。凄まじい達成感に浸りながら汚れた愛車を眺める時間はいいものだった。
学生時代の部活以来味わっていなかったこの達成感、大人になってから感じられるのはなかなか貴重だ。

OMM 2024、総じてかなり楽しかった。新たに出来た繋がりも、白馬という神がかった環境の土地を仲間と走ることができたことも嬉しかったし、あの環境で走ったからこそ得られた学びもあり、自転車に対する好奇心がさらに増した。

間違いなく行ってよかったって思えたし、こんなに楽しいイベントを毎年開催してくださって感謝です。ありがとうOMM!


来年はグローバルチームのスーパーアスリート野郎を送り出します!笑

楽しかったと同時に、僕はやっぱり目的のない自由なライドが好きなんだと再認識した。

(Photo cred : HUB Nigoくん)

カウンター効果なのかなんなのかわからないですが、OMMから帰ってきてから無性に行きたった。TMGW。

順位とかなんだとか気にせず、友達と笑いながら純粋な気持ちで自転車に乗るだけでも十分勝った気分を味わえた。
この楽しさは実際に自転車に乗ることを楽しめる人しか味わえないんだし。

自転車はハードに走る為だけのものではない。日常生活や遊びで使う道具でもあり、競争だけが全てじゃない。いつも通りの服装で自転車に乗ってお買い物に行ったり、遊びに行くのもアリじゃない?

これはブルーラグが扱うSurly、RivendellやCrustをはじめとする各メーカーさんや、Calling In Sick MagazineのアダムやThe Path Less Pedaledの二人などのオルタナティブサイクリストから学んだことだ。

とはいえ、この暑い時期にコットンのTシャツを着て走っているとベタベタになるのも事実でこれが結構フラストレーションだったりもします。

でも、ピタピタのトラディショナルなジャージはちょっとハードルが高い。だったらOMMも間近だし、普段着にも馴染みやすくてゆるっとしてるかっこいいやつ作っちゃったら良いんじゃない?ということから生まれたのが*BLUE LUG* long sleeve loser tech teeでした。

派手な色の切り替え、ドカンと目立つロゴ、各所にごちゃごちゃと配置されや文字。ばりかっこいい!

脳内イメージはFOX RACINGのジャージだった。FOXの場合拡大されたFOXの顔がプリントされているけど、

ならば(?)こっちは拡大した東京だ!
言われなければただの模様にしか見えなかったでしょう?

某エキストリームスポーツブランドを彷彿とさせるフォント。
書いてある文章を翻訳すると「優勝は敗者のためのもの。落ち着いて楽しめよ。」となります。負け惜しみ感ハンパないのもわかってるし、は?って思う方もいると思いますが、要するに、たまには落ち着いて景色や街並みを見ながらゆっくり走りませんか?新たな発見があるかもしれませんよ?ってこと。

とか言いつつ、ムキになっちゃってる安全くんもポイントです。

袖には「KIROKU YORI KIOKU/記録より記憶」これはかつてブルーラグの大先輩たちが作ったチームジャージ首元に刺繍してあったスローガンをセルフオマージュ。

気づいたら乾いちゃうし、汗をかいても割とサラッとした着心地で、思っていたより調子良かった。とはいえ、この真夏に長袖を着るのは流石に暑すぎるので、

半袖も作ってもらいました。長袖同様Cadence製なのでクオリティは間違いないです。

メッシュ素材なので、長袖でもギリ夏でも着れちゃいますが、半袖はより一層スースー感が味わえます。

僕は身長160cm、長袖はM、半袖はLにしました。(このポーズなに)

ゆるっと着てシャツが風でパタパタするのが気持ちいいです。

Dickies、デニムショーツ、ナイロンショーツ、カーゴパンツとかいつも履いてるやつにサラッと合わせちゃってください。

 

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ヤングボーイズと行ったTMGWライドでも大活躍でした。

オンラインにしれーっとアップしておいたので良かったら。

✌️

-カーネル