自転車でハンドメイドと聞くとやはりフレームをパッっと思いつくところですが、フレームと同じく一つ一つパイプとパーツ

を溶接し、緻密な作業で作られる主役級のラックがあります。

アメリカ、カルフォルニア州オークランドに工房を構えるラック職人Matt Feeneyが作る”PASS AND STOW”。
一つ一つ手作業なのでどうしても作れる数には限りがある故に少量入荷ですが各モデル、各色入荷しましたよー。

荷物を載せる天板面は横幅約32cm、奥行き約26cmで色々な荷物を持ち運びが可能な”5rail rack”。

強度と軽さを備えた中空クロモリパイプを使用し、まずその軽さにビックリ。普段使いでラックを使用する場合、

日常での車体の持ち運びや積載時のハンドリングのし易さを考えると本当にありがたい。

塗装のパウダーコートは腐食や浅い傷を防いでくれるのでどんどんラフにぜひ使って欲しいです。

フォーククラウンのセンターに穴の空いたフレームであれば基本的にどんなバイクにも取り付け可能で、

カンチ、Vブレーキ、ロングアーチのロードキャリパーなどなどセンターステーを裏返すことで様々なブレーキにも対応。

大きな特徴の一つのパイプから伸びるライトマウントはパニアや荷物積載時の光の遮りを無くします。

各ブランドから販売しているライトホルダーを装着しバッテリ―ライトを付けるもよし、特にダイナモライトを使用する場合

はこのラックの魅力を大きく引き出すポイント。

ライトホルダー下側の穴にダイナモライトの電線をパイプ内に通せる専用設計なのですっきり綺麗に見せることができます。

配線処理一つで見え方が大きく変わるのはおしゃれな家電も街の景観も同じよう。

*PASS AND STOW* 5rail rack (silver)

 

固定箇所がスライドすることで、ラックの位置調整が格段に容易になるセンターステー。

フォーククラウンよりラックに向けて、タイヤとブレーキを避けつつ、ラックの天板が良い角度に付くよう調整します。

フレームの仕様によってはラックを装着する用のダボ穴が無いフレームもあります。

そんな時はこのようにアダプターを使用すればラックダボ無しでも取付け出来ちゃいます。

*PASS AND STOW* 5rail rack (black)

 

そしてお次は構造は先の”5rail rack”と同じく横幅約17cm、奥行き約26cmのコンパクト設計な3rail rack。

フロントラックバッグなどを置く場合は相性が良く丁度収まります。

*PASS AND STOW* 3rail rack (silver)

 

より普段使いを目指すなら“WALD”のバスケットを載せて実用的にしちゃうのもおすすめ。

カゴを乗っけてタイラップを固定するだけの楽ちん取付けなのでラックをご検討なら合わせてバスケットを買うのがマストです。

”板とパイプ”から成形された特徴的なエンド金具にはダボネジを止める穴の他にフェンダーステーを止めるための穴がもう

一つ用意されています。

ラックダボのみのフレームであってもフェンダーをスマートに後付け出来る拡張性を備えられていて流石の作り。

そしてドライブ側のラックステーは先のライトマウントに繋がるダイナモライトの電線を通す事が出来きます。

 

合わせてハンドメイドで再入荷繋がりなこちらのリフレクターがご用意出来ました。

少し小ぶりなサイズながらその反射効果は絶大。暗い夜道もこれで安心。

*BLUELUG* triangle reflector

無機質な物だけど温もりのある、相反するようだけどそんな気持ちにさせる”ラック”です。

是非チェックくださいー。