意外とスイス生まれのサンフランシスコ発信。スニーカータイプのビンディング先駆者的ブランド”DZR/ディージーアール”から新モデルがリリース。その全貌はいかに??
*DZR* shift
今回の新作はなんと、フラットペダル対応のリアルスニーカータイプ。つまりビンディングではないってこと!
だからって「じゃなに、ただのスニーカーなの?」って思われては困る。DZRがビンディング分野で培ってきた様々なノウハウをこねにこねて、じっくり寝かせて完成したものがこの”SHIFT”なわけ。調子が良くない訳がない。
特にフラットペダルにフォーカス。気合入れて設計された特別製であるからして、その踏みやすさは一般的なスニーカーとは別物。DZRのダウンヒル/フリーライドMTB用モデル”SENSE”シリーズからのフィードバッグを生かしつつ、街乗りに最適化。当然トークリップとの相性は抜群で、つま先に沿うようシェイプされたノーズは抜き差しスムーズ。ストラップとの一体感も上々で、踏んでいると言うより「漕いでいる」感覚が素直に味わえます。
そして見逃してはならないのはその重量。
あからさまだけど、例のヤツやっちゃいましょう。
某V社の伝統的モデルが実測405グラムなのに対し、、、
DZRのSHIFTはなんと271グラム。見た目は似てるけど約35%も軽量!ワフー!
V◯NSのゴム感たっぷりの分厚いソールは大好物だけど、やっぱ少しでも軽い方が疲れにくいってのは確か。
SHIFTはとにかく日常用途、自転車に乗ることを含めた、を考えて作られているので良い意味で中間的な存在です。歩くこと、ペダルを踏むこと、どちらにも寄り過ぎず程よくバランスのとれた位置付けだと考えて頂戴。
バイクチェーンをモチーフにしたオリジナルデザインのソールは付かず離れずの絶妙な食いつき具合。
ガムソールのデザインがアッパーの配色と良くマッチ。程よくオーセンティックな雰囲気が楽しめます。
オーガニックな質感のカンバス生地は履きこむことで風合いが増していくそんな素材。耐久性も高めなので長く付き合える一足となること請け合いです。
ベーシックなグレーはイラストレーターであるBURRITO BREATHがデザインを担当。
タンやインナーには彼が手がけたグラフィックが落とし込まれています。
ちなにBURRITO BREATHのサイトがこちら→ http://www.someguydesign.com/
作品アーカイブがご覧になれます。かなりイケてるイラストばかりなのでクツに興味なくても是非チェックを。刺激的。
レッドはアメリカに二人しかいない日本人女性タトゥーアーティストであり、Blue Lugの創始者の一人であるWakakoがグラフィックを担当してます。
インナーには和彫りテイストが渋い、龍のグラフィックがこっそりと。クール。
鉄板のブラックはサンフランシスコを拠点に活動するグラフィティーアーティストD Young Vが手掛けています。
数ある作品の一部はこちら→ http://www.dyoungv.com/ でご覧になれます。
(メイキング映像も是非合わせてチェックを→ DyoungV and DZR)
シンプルで、オーソドックスなデザインは言わば定番の型。とにかく飽きない。どんなスタイルにも馴染みやすく、でも埋もれない絶妙な落としどころ。それに合わせる服を選ばないので色んな場面で大変使いやすいシューズだと思いますー。
新作の”SHIFT”も含め、DZRをあらためて宜しくどうぞ∠(‘-‘)ビシッ