“Get a bunch of bikes and ride them around with your friends. It’s the shit.”

10年以上前、今や世界的に有名となったラッパーのTyler The Creatorが、とあるインタビューの最後に言った言葉だ。
Tylerのライフスタイルに対し憧れを抱いていた当時、僕は19歳だった。このインタビューを見た後、なけなしのバイト代をはたいて20インチホイールの安いBMXを、楽天で買ったことは今でも覚えている。

彼の存在を知らなかったら、大きく人生が変わっていたことだろう。スケートもしていないと思うし、こうしてこのブログも書いていなかっただろう。

前述のTyler氏の言葉はしばらくの間、頭の引き出しの中にしまっていたわけですが、先日届いたCalling In Sick issue 13のeditors noteにて触れられていて、アダムが改めてひっぱり出してくれました。「共に自転車を漕ぐ。」というとてもシンプルなことだけど、最近はさまざまなゲストや友人とライドする機会が多かったため、Tylerが言う通りIt’s the shit (最高なこと)だなーとしみじみ思っていたわけです。

 

(この数ヶ月濃かった〜)

職場の仲間だろうが、昔からの友人だろうが、異国の人だろうが、異性だろうが、年齢が違かろうが、遠くまで走ろうが、近所を走ろうが、関係なく自転車という乗り物に乗って同じ時間を過ごすだけで、幸せな気分になれる。自然と笑顔になる。自転車って不思議な乗り物なんです。

というわけで、皆さんのフェイバリット・エキストリーム・オルタナティブ・サイクリング・マガジンの最新号が到着です。

雑誌をオーダーする前に、Blue Lugの広告を雑誌内に入れたいかアダム氏から相談を受けて、僕らが何かしらの広告を作ってアダムに提出する。というのが毎度の流れなのですが、そのやり方に少し飽きてきていたので、今回はアダム氏に何枚か画像を送って好きにやっちゃってー。とお願いしました。

そのことをすっかり忘れていて、先日本誌が届いた際にパラパラとページをめくっていたら爆笑しちゃいました。やってくれたぜアダム。

これも彼なりの愛だと思って受け止めます。サンキューアダム!

個人的な見どころは、Genosack FamilyのLuke Tokunaga氏と、Nick Roeric氏の記事。
Lukeさんが撮る写真が毎回かっこいいんですよね。フィッシュアイ (魚眼) アングルの写真は額縁に入れて家に飾っておきたい。

Genoといえば、最近アップされたこちらの動画がGeno節全開で最高でした。

相変わらずOld MTBや現行MTBっぽいバイクやトラックバイクやらがミックスで遊んでいる感じがかっこいいし、やっぱり魚眼レンズのフッテージがくすぐられる。Sony TRV 900もしくはVX1000が欲しくなる。

日本でこんな遊びできる場所ねえかなーー

動画トピックに因むと、こっちも最高です。おなじみSpace Age Technologiesのファウンダー、Max氏のお誕生日にライドに行ったようです。ホーミーの誕生日に一緒にチャリンコ乗りに行くってのもまた粋ですよね。

ミネソタとSFの土地柄の違いを見るのもまた楽しい。

脱線しました。

ボンボラ特集ページも見どころの一つ。本誌のリーダーでボンボラにお乗りの方も多いかと思うので要チェックです。

翻訳しようとも思いましたが、最近のGoogleレンズとやらが結構すごくて (今更) 皆さんに試してほしいので、今回はあえて翻訳しません。

その他にも、いつだかのissueのように、あの人がこんなバイクに!?的な写真があったり、素敵なフォトページがあったりと、相変わらずリーダーの自転車乗りたい欲をくすぐってくる内容となっていますので店頭で立ち読みでもしていってくださいな。

恒例のステッカーたちも入荷して〼

どれも強烈で笑っちゃうのですが、個人的なお気に入りはこれ。

訳:あなたは歳を取ったスケーターで、ノンアルビールを飲みながらRivbike.comでカード限度額まで買い物をしがちではありませんか?であればCalling In Sick Magazineも気に入るでしょう。

今回も皮肉っぽさが溢れていますが、アダム自身がそうなんだろうなって思うとめっちゃ面白い。

ちょっと意地悪で直球な彼のユーモアはずっと好きです。アンチ車ネタは今回も健在。

そんなに車嫌いかね。笑

アメリカからきたゲストとシティライドをする機会が多い最近だけど、みんな口を揃えて「日本の人は安全運転でいいね」っていうんです。アメリカはどの都市も車社会なだけあって、サイクリストに対するあたりが強いらしい。

日本(特に東京)は誰でも自転車に乗って移動するし、日本人の性格もあってなのか、ドライバーの自転車に対する理解があるように感じてとても羨ましいとよく聞きます。

SFはエグい坂があったりすることから、特に車社会で、きっとアダムはたくさん嫌な思いをしてきたんじゃないかと推測してます。だからこんなステッカーを作るんじゃないかと。笑

そんなエッジの効いたサイクルマガジン、Calling In Sick Magazine issue 13と諸々の小物はブルーラグ各店とオンラインストアでチェックいただけます。よろしくお願いします。

今週末も楽しい仲間とペダルを回しちゃいましょう。

✌️

-カーネル