ごきげんようあそばせ。道ログの時間です。

この間、向田邦子のエッセイを読んでいたのですが(これが面白い)

戦前から戦時中を渡り歩いた幼少期、引っ越しの多かった女史は目黒に住んでいたことがあり、

その当時の目黒には競馬場があったということを知りました。

何やら気になるエピソードです。そんなひらけた場所が目黒の方に果たしてあったかしら?その跡地は一体どうなっている?

早速自転車にまたがって調査開始です。


つきました。ここがその周辺だと言います。

その場所は”元競馬場”という名前で今も当時の面影を残していました。

バス停があるこの目黒通り付近は、アンティーク家具屋さんがひしめき合っています。

通称 “インテリア通り” と呼ばれるこの場所、”出会ってしまったら最後系”のセレクト家具屋さんが軒を連ねていて

僕もちょうど、シートハイが低めのダイニングチェアを探していたので、色々回って時間を潰してしまいました。

そんなこれからの季節にうってつけのこの場所から、もう少し奥に入ってみましょう。

 

とりあえず地図を見てみましょうか。Google Mapを取り出して。。。

 

 

んーー?
何やらうっすらと意図を感じる形

 

 

 

見えましたでしょうか?…

この場所が競馬場の跡地であり

そしてこの道

かつて存在した目黒競馬場のトラック?レーン?がそのままの形で残っているらしいです。

なんて粋…素敵すぎる!

わかるだろうかこの感じ(写真じゃ伝わりにくい!)

競馬は全然しませんが、目黒記念もこの場所にあった競馬場の名残りみたいですね。

目黒競馬場

かつて、ここを駆け抜けた名馬たちの汗と蹄鉄の跡がこの道には刻まれているはずです。

そしてこの沿道では、血湧き肉躍るような怒号や歓喜が声援になって響いていたのでしょう。

そんな感傷に浸りながら、競走馬にまたがる気持ちで自転車に乗ってみたくなります。ハイ。

現在は合流が多く、見通しが悪い道なのでくれぐれもゆっくりと走ってくださいね〜

旧目黒競馬場跡の道でした。ありがとうございました。