僕は幼少期をアメリカで過ごしました。
日本人の家庭に生まれたから、母が作ってくれるご飯は日本食が基本ですが、時として現地の人たちと同じような食事を摂ることももちろんありました。(小学校の給食でバカでかいピザが出るくらいですからね。)

“故郷の味”とまではいきませんが、そういったジャンキーな食べ物はどこか懐かしくて時々無性に摂取したくなります。

(カリフォルニアはサンノゼのA Slice of New YorkのどデカPIZZA。)


(“西海岸に行ったら絶対にいけ”でお馴染みIn N’ Out Burger。)


(モーテルの側にはいつでもIHOP。のベーコンエッグソーセージプレート)

幸いにも東京には、その欲求を満たしてくれるお店がたくさんあるので、不満に感じていることはあまりありませんが、一つだけ恋しくてたまらなかったのが…

目覚めの身体にガツンと効くシュガーたっぷりのシリアル。上はアメリカのごく一般的なスーパーのシリアルコーナー写真。
カラフルでポップなパッケージと無限に広がるバリエーションはキッズのハートを鷲掴み。うーん今日はどれにしようか。キャプテン・クランチか、シナモントースト・クランチか、いや無難にリーシーズ・パフか、いやいやたまにはフルーツループか。ほら、選ぶ時点でこんなに楽しい。

悩みに悩んで選んだシリアルを楽しみに、学校に向けて早起きをしていたのを思い出します。
数年が経ち小学生高学年になり、帰国した僕は日本のスーパーのシリアルコーナーを見て、膝から崩れ落ちました。

“Mom, Dad, what is this…?”
11歳ながらもかなりのカルチャーショックを受けました。なんで大人が食べるやつしかないの…と。

以来、僕はあの頃味わった楽しくて弾けるようなアメリカのシリアルを探し回るようになりますが、オンライン上で高値でしか売られていないことを知り諦めました。

時は流れ、十数年…。

何気なく立ち寄った最寄りのドンキにて感動の再会を果たしました。
流石にあの頃のように毎朝は食べませんが、ふとした時に思い出しては仕事帰りに下北ドンキに寄り道して買って食べてます。

基本的にどのドンキにもあるっぽいので皆さんトライしてはいかがでしょうか。おすすめはリーシーズ・パフとフレンチトースト・クランチです。