こんにちは。
上馬店より一周です。
本題の前におしらせ。
明日第一火曜日の6月4日はBlueLug上馬店、代々木公園店2店舗が定休日となります。
多数ご依頼頂いている(ありがとうございます!!)バイクの組み付け、修理、カスタムに時間を充てさせて頂きます。
ご不便おかけしますがBlueLug幡ヶ谷店は通常営業となりますのでお急ぎの方は是非幡ヶ谷店をご利用ください!
それでは本題。
今回のバイクチェックはSURLY DISC TRUCKER。しかも二台。オマケもあります。
一先ずバイクの全景を。
SURLY DISC TRUCKER (52)
SURLY DISC TRUCKER (50)
ぱっと見でもお分かり頂けるかと思いますが、使っているパーツがごく一部を除いてお揃い。
勘の良い方はお気付きかもしれませんが、こちらの二台をご夫婦(!)の方に納車させて頂きました。
もともとアルミのレーシーなグラベルバイクで長距離を乗っていらっしゃったオーナー様ご夫婦ですが、「マイペースに走れて」「荷物も載せられる」ツーリング向けのバイクが欲しい。
とのことではじめはSURLYのSTRAGGLERをご検討されていました。
が、STRAGGLERもとっても良いバイクなんですがお持ちのバイクとニュアンスが近く、
明確な差別化が難しそう、、、ゆくゆくはどちらかを乗らなくなってしまうんじゃないだろうか、、、という懸念がブクブク。そうなっちゃったらMOTTAINAI。
なにより「マイペースに走る」ならDISC TRUCKERの方が断然オススメですよ!!!
と自分がずーっと乗って一番に感じていたこともあり、
マイバイクに試乗して頂いたところ「スーッと安定して走ってくれる、走ること以外にも気を向けて乗れますね。」とのお言葉。
そんな経緯でDISC Tに決めて頂きました。
この二台のチャームポインツはなんといってもフロントラック頂点に付いたダイナモライト。
ハンドル周りにswiftのPalomaが付いて、ラックサイドにも同じくパニアが付く予定だったので光を遮らない位置にライトを持ってこなくてはいけませんでした。
見た目が格好良いのとバッグの位置もあってここ以外の選択肢は無し!
(パニアバッグが付いたカッコいい状態を撮影していないことに気付いたので、是非次回はフル装備でいらしてください!)
それを想定してネジ穴を設けているであろうTUBUS流石だなと思いました。
世界中のツアラーに愛されるタフなラックを作っているメーカーさんですが、意外に小規模でどちらかというとガレージメーカーらしいです。
ツーリングで街灯の無い地域に行かれた時も安心して走行して頂けるようにリアのダイナモライトも完備。
意外と手間のかかるダイナモの配線作業、少しお時間頂いて電線のルーティーンを綺麗に仕上げるべく手間をかけさせて頂きました。
特に大変だったのがこの電線の接続部分。
輪行も視野に入れてキャリアを気軽に外せるよう、電線の途中でリリース可能なコネクターを仕込みました。
マニアックで伝わらないかもしれないけど、、、
そんな感じでとっても気合いの入った配線作業になりました。
作業後の達成感たるや。ちょっと涙出ました。
その甲斐あってオーナー様ご夫婦にはとても喜んで頂けました。
はじめにごく一部を除いてパーツがお揃いと書きましたが、こちらがその「ごく一部」。
旦那さんバイクにはPaulのディスクキャリパーを。
その他の駆動部のパーツは所謂「いいヤツ」を。
最初は各所グレードを落としたパーツ群をお選び頂いていましたが、
結局コレにしたくなっちゃうからやっぱりコレにします!
とのことでいいヤツにシフトチェンジ!
後々のカスタムの余白、楽しみを残して最初はローグレードのパーツで。
というのも好きですが理想形が決まってらっしゃるのであれば最初からソレにするに越したことないですね。
後からパーツを換えるとなると時間とコストもプラスでかかりますし。。。
ぱっと見でも分かる通りグレーの旦那さんフレームには各所にブルーのパーツ、ブラックの奥さんフレームにはパープルのパーツを基調に組み付けました。
ブラック、グレーとモノトーンのフレームにはカラーパーツが似合いますね。
これからツーリングがとても楽しいシーズン!
色々なところへ連れていってあげてくださいね!
まだ続きます。
長いですがお付き合いください。
先日代々木の松本さんのブログにもあったRivライド。
本当はRivendell縛りのライドだったのですが、自分はRivを持っていないのでワガママ言わせて頂いてDISC TRUCKERで行ってきました。(ゆくゆくはRiv欲しい)
急遽太めのブロックタイヤ、アップライズなマウンテンハンドルにカスタムして臨みました。
こんな感じでMTBみたく乗ることが出来るのもDISC Tの良いところ。
もちろんDISC Tの本業、荷物を載せて旅をするツーリングバイクとしての組み方や、
楽な姿勢で乗れるハンドル、雨でも快適に乗れる泥除け、毎日の買い出しに不便しないカゴ。
日常の足としてのコミューターバイクなニュアンスも非常に得意とするところ。
上記の3枚はどれも同じ自転車です。
パーツを取っ替え引っ替えすればどんな姿にも化けられます。
でもSURLYといえば真っ先に名前が挙がるCROSS CHECKで似たようなことが出来ます。
こんな感じに。
似たようなパーツは取り付けられるし、同じような姿形にこそ出来るけれど、
DISC Tの大きく違うところは「ツーリング」が芯にあって設計されているところ。
何が言いたいかというと ゆったりマイペース に走るのにこの上ないモデルなんです。
逆に言えば他のモデルよりスピードは出し辛くて遅い自転車です。
でも速さを犠牲にしたからこそ細かな路面の凹凸や、今のスピードに合ったギア選択なんてものには気を払わなくても良いし、自転車以外のことにより五感を向けられるとても豊かな自転車だと自分は思っています。
何言ってんだって思われるかもしれないけれど。
乗ってもらえればきっと分かるはず。
CxCやSTRAGGLER、SURLYの他のモデルもとっても良いけれど、
やっぱりDISC TRUCKERと苦楽を共にした身としてこいつの素晴らしさを伝えずにはいられないんです。
何が言いたいかよくわっかんなくなっちゃったけど、DISC TRUCKER良いですよ。ってブログでした。
今回はこの辺で。
それではー。
いっしゅう