こんにちは
上馬店より一周です。
最近アレやソレがひっそりと着弾していたり、前回入荷のあのフレームがブラッシュアップして再登場が噂されているとかいないとかと話題に事欠かないCRUST。
昨年に組んだバイクのバイクチェックがなかなか出来ておらずでしたので、久しぶりにバイクチェックの筆をとっている次第で御座います。
Romanceur (52)
言わずと知れたカリスマライダー、ウルトラロマンス御大シグネイチャーモデルのRomanceur、
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登場してから年月も経ち、CRSUTの中でもみなさん馴染みあるバイクの1つなんじゃないでしょうか?
Romance + Randonneur = Romanceur 。
このバイクはクラシカルなカンチブレーキのモデルになりますが、一番はじめ、登場した当初はディスクブレーキのみのラインナップで驚きでした。
これまであまり見ることの無かったランドナー+モダンなディスクブレーキのMIX感というのが当時は非常に鮮烈でしたね。
この感じをアリにした非常にシーンに影響の大きいバイクだったといえます。
ディスクモデルが世に馴染み、Romanceur=ディスクブレーキというイメージがついたあたりで登場したこのカンチブレーキロマンサー。
クラシックな1インチスレッドにホリゾンタルトップチューブ、細身のパイプで構成されたクロモリらしいしなやかな乗り味の正統派Randoなフレームといえます。
本来であればド直球のはずのフレームなのに、ディスクのイメージが馴染んだあたりでこのモデルを出すことによって逆に新鮮に見えてしまうというCRUSTマジック。。。
そして装い新たにディスクブレーキモデルの方は次ロットはスルーアクスル化、
毎ロット少しずつブラッシュアップを重ねてどんどん進化しています。(写真は代々木公園のお客様のを拝借)
魅力的なCRUSTのラインナップの中でも非常に象徴的なエネルギーのあるフレームの1つです。
そしてもう1つの象徴的なフレームといえば、
EVASION (M)
CRUSTオーナーMATT氏の実際のツーリング経験から生まれたEVASION、(イヴェイジョン)
大陸横断級の長距離ツーリングを行っていたハーコーツーリストのMATTさんは当時SURLYの名機でもあるCROSS CHECKを相棒として 駆っていました。
その道中で機能的に足りない部分をドンドン足して(魔改造して)いって出来たのが、
このクロスチェック(だった何か)なわけです。
このバイクを経てEVASIONが誕生したという経緯はEVASIONを語る上で欠かせない背景かと思います。
にしても原型ないなこのクロスチェック。言われないとじっくり見ても分からない自信がある。
MATTさん自ら”Satanic Rando”と自称する悪魔的なツーリングバイクのEVASION、
二重肩のマッチョなフォーククラウンにしっかりとした太めの構成パイプ、どれだけ荷物乗せようがビクともしないような頑強な作り。
いわゆるなツーリングバイクよりかは全長が短く、機敏なバイクにもなっておりBMXライダーのバックボーンも持つMATTさんらしい”遊び”の要素も大いに含んだ、CRUSTのDNAが最も添加されたフレームと言って良いと思います。
シングルスピード化も出来ますし、ハードなツーリングに耐える=ガシガシ乗ってもへこたれない作りから日常の相棒にもピッタリな1台。
CRUSTラインナップの中でもカスタムの幅が非常に広く、もし「1台しか所有出来ない」のであれば10年前ならSURLY CxCだったところですが、この現代その立場はEVASIONに取って代わっているのではないか。とも感じます。
そして、そんなRomanceurとEVASIONを掛け合わせて、合いの子として作られたのが、
Nor’Easter (52)
先日着弾したNor’Easterというバイクなわけです。
今回着弾したのは2ロット目、こちらも各所ブラッシュアップされての再登場です。
仕様もそうですがまず目を引くのは、
前ロットはRandoライクなクラシカルなデザインのものでしたが、ロゴもそうですしヘッドチューブの抜きのカラーもパープルになっていたりと、CRUSTらしさほとばしるワイルドなカラーリングに。
“Nor’easter”とはアメリカ北東部やカナダの大西洋沿岸を襲う発達した温帯低気圧による嵐、なんですがそれになぞらえたペイント。
ヘッドチューブはOSアヘッドから1インチスレッドへと変更され少々Romanceur寄りのマイナーチェンジが行われたといったところ。
フレームカラー自体は落ち着いたカラーリングなのでちょっと派手かな?くらいがペイントスキームとの相乗効果でばっちりハマるタイプだと思います。
ブレーキ周りのディティール&規格がちょこっと変化していて個人的にはそれもポジティブだなと。
リアのブレーキマウントがフラットマウント→ISOへと(前後のマウントが揃った)。アウターの取り回しの変化もポジティブ。
ぱっと見のルックスからRomaceur的なしなやかな乗り心地を想像するかもしれませんが、どちらかというとEVASIONのような踏めばグンと進む系バイクなので良い意味で期待を裏切られると思います。
こちらは上馬店頭で鎮座している展示車なので、試乗もお気軽にお声がけください〜
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう