上馬店からタニです。

今日はRivendellのブログです。

先日入荷したAtlantis。今回も入荷数が予定より少なかったため抽選販売となりました。

毎回心苦しいですが、この異常が終わるまでご理解ください、、早く普通に必要としている人が好きなフレームを手に取れる日に戻ったらいいな。

*RIVENDELL* atlantis (56)

7/17(日)まで、ブルーラグ各店店頭にて抽選のお申し込みができます。各店でフレーム実物の展示もしていますので、気になる方は是非お近くの店舗までお越しください。RIVENDELLはサイズ選びも一般的な自転車と異なります。各店のRIV好きメカニックが愛を持って、適正サイズのご案内をいたします。

*RIVENDELL Atlantis 抽選*

抽選期間:7月9日(土)〜7月17日(日)
SIZE:50. 53. 55. 59

・店頭での抽選受付のみとさせてください。
・ブルーラグ幡ヶ谷店、上馬店、代々木公園店にてお一人様一回の抽選とさせてください。
(重複が確認された場合は、無効とさせていただきます。)


(こんな表を使って適正フレームサイズを割り出します)

そんなAtlantis、前回ロットから組んでいただいたバイクをご紹介。

*RIVENDELL* atlantis (56)

*RIVENDELL* Atlantis (56)

RivendellはPBHという股下の長さを目安にフレームサイズを導きます(それまでつい身長をメインにサイズを判断していた僕はこの理論もすごく勉強になった)。PBHで見当をつけたらその次に普段慣れているサドルハイト、そして身長、乗り方や組み方という順番で決めていきます。

こちらのオーナーのPBHは87cmでサドルハイトは75cm。現在入荷している新しいAtlantisとは少しサイズの刻みが異なりました。

*RIVENDELL* atlantis (56)

このサイズからホイール径は700c(29er)となります。昔のAtlantisはタイヤクリアランスはそこそこだったようですが、現在は2.4インチのタイヤまで入るようになりました。

でも!
決してオフロードに特化したフレームな訳ではなくって、あくまでRivendellの元祖「ALL-ROUNDER」=万能でちょうど真ん中にあるバイク、です。

このオーナーは限界まで太くてお住まいのエリアの近くにある自然あふれる場所も走り回れるMTBタイヤにてご指名。MAXXISはこの薄いベージュのタンサイドのタイヤはフェードアウトしてしまったようです。今後はグラベルキングのようなコーヒー色のブラウンサイドになるようです。

*RIVENDELL* atlantis (56)

ハブダイナモ搭載でライトは明るく強力なSONのものにしました。ルックスだけじゃなくって故障も少なく、原始的なスイッチ機能も壊れにくい。NITTO M-1ラックの足にマウントすれば荷物で光を遮りません。

Atlantisは「オフロード専用」じゃなくってオフロードも走れて、「ツーリング専用」じゃなくってツーリングもできる、頑丈でただの通勤車にもなるし、40〜48cのオンロードタイヤを履かせればスイスイ街乗りバイクにもなる。だからALL-ROUNDER。

*RIVENDELL* atlantis (56)

なーんて褒めすぎると、軽くて速い最新のグラベルバイクと比較されて「重いじゃないか!」「遅いじゃないか!」なんて言われてしまうことがあるのだけど、Rivendellにそんな要素は求めちゃいけません。

*RIVENDELL* atlantis (56)

8速という現在ではチープでローテクとされちゃうシマノのコンポで組みました。十分すぎるほどちゃんと動くし十分です。美しいフレームにボテっとブチャイク(失礼)でカジュアルなコンポを積んだこのギャップが愛おしいです。クランクは弊社オリジナルXMCクランク。センターのボルトキャップはチェーンとお揃で真鍮をポコン。

チェーンをGOLDにしてみたのは、なんかバイクに立体感が出るかな、とアドリブでさせてもらったけどオーナー様気に入ってもらえてるのだろうか。新品時はちょっとギラっとしますがオイルで汚れてくればもっと馴染んでいきます。

*RIVENDELL* atlantis (56)

ハンドル周りは「焼豚巻」のリクエスト。皆さんに覚えてもらいやすいようにそんなふざけた名前をつけてやってますが、元はRivendellのボスグラントさんが自分のバイクでやっていたDIYなハンドルラップ。正式名称は「Grant-Wrap™️」であります。

*RIVENDELL* atlantis (56)

派手になりすぎないよう渋めの4色をランダム+セラックニスで仕上げました。このオーナーさんが乗っていたビンテージの愛車のバンの色をイメージして決めました。劣化して退色したらどんどん良い感じになっていきます。

「世界一格好いいベル」なSPURのベルは内向きでさりげなく。「ベル付きカゴ付き」なんて言うと日本ではママチャリが脳に浮かんでしまいますが、こう言う価値観もRIVが壊してくれたんだな、なんて思います。

*RIVENDELL* atlantis (56)

肩肘貼らずにマイペースに乗れて、長持ちで長いこと使える自転車。

新品より傷がついたり汚れたりして美しさと愛着が増していくような自転車、そんなのに共感できる人はきっとRivendellに合う人だと思います。

最後にちょっと昔のGrantさんとAtlantisの写真をどうぞ。バーテープの自由さとボスコバーと首から下げたバイブスにドキッとします。

Grant PetersEn

Atlantisのご紹介と販売方法のご案内でした。