こんにちは

 

上馬店より一周です。

 

この生活スタイルになってからお話する機会が非常に増えたな〜と実感することといえば、

「自分でやってみようと思っているんですが〜。」というお言葉。

 

僕らBlueLugメカニックサービスを頼って頂けるのも嬉しいことではありますが、

DIYでやってみよう、チャレンジしてみたい!という方が増えるのは非常に喜ばしいことです。是非とも応援したい。

 

ということで今回はバイクを修理、カスタムするのに必要な工具のお話を。

工具メーカーは数あれど、BlueLugのメカニックピット内で使用されている工具で最も点数の多いであろうメーカーといえばPark Tool。

1963年創業、創業58年の老舗自転車工具メーカー。

自転車が好きになって色々調べ始めたらこの青いブランドロゴを1回は目にするのではないでしょうか?

ホームメカニック向けの工具から僕らショップ向けのプロツールまで幅広くモノづくりをしています。

そんなPark Toolのラインナップの中から今回は家庭用のモノを中心にご紹介。

 

*PARK TOOL* pro hex wrench set

まずこれが無くては自転車整備は始まりません。

自転車を構成するネジで最も割合の多いであろう六角頭のネジを回す六角(ヘックス)レンチセット。

Park Tool本国公式に「Shop quality hex wrenches」と称されるだけあってメカニック本職の僕らが日々酷使しても壊れない、そして力をかけやすいちょうど良い硬さと長さ。写真は私物です。使用歴2年ほど。

唯一の欠点と言えばスリーブにレンチを納め忘れて失くすことがあるくらい。たまーに使う2、3ミリあたりが打率高いのでご注意を。

 

*PARK TOOL* stubby hex wrench set

お次にこちら、こちらも先ほど同様六角レンチセット。

先ほどのとは長さが異なり、スペースが狭いところで活躍してくれるよう短め。

ラックを取り付ける際にコレさえあれば。。。!な状況に出くわすことが少なくなくないです。

MASHのフロントラックのクラウンに留めるステーとか、M-1を取り付けた時のカンチブレーキの固定ボルトとか。

セルフメンテナンスでネクストステップに進む方には何処かのタイミングで必要になるかと思います。

 

*PARK TOOL* torx wrench set

こちらもネクストステップ系。

同様にレンチですが、よ〜く見ると六角ではないんですね。

六芒星よろしくな形状、トルクスネジと言います。

ややこしいですが六角ネジよりも力をかけやすかったり、機能上のメリットから存在します。

バイクによっては一切登場しないこともままあるのですが、Paul製品にはよく使われていますね。

Klamperだったり、BOXCARだったり。

 

シングルスピード乗りには必需品!な車輪を脱着する為の15mmボックスレンチとペダルレンチがセットになったスパナ。

ペダルレンチの逆サイドはタイヤレバーにもなっています。

ホームメカニックならとりあえず1個工具箱に入れておくとサマになる気がします。無骨で格好良くないですか?

あとこのツール、栓抜きが付いている。メカ作業をひとしきり終えてからの一杯!なシチュエーションで真価を発揮。

 

*PARK TOOL* pro pedal wrench

数あるPark Toolの工具の中でも重厚感のあるこちら。ペダルを脱着する為のレンチです。

お客様から時たまお持ち込み頂く「ペダルが硬くて外れないんです!」は95割方こちらで外すことができます。

これを手にしたらペダル脱着のストレスから一生開放されると言っても過言でない。結構本気で。

 

*PARK TOOL* home mechanic pedal wrench

こちらはホームメカニック向けのペダルレンチ。

十分すぎる硬さと長さ。

これでペダルが外せないとなったら先ほどのレンチの出番でしょう。(あんまり無いと思うけど)

 

*PARK TOOL* pin spanner

カニ目レンチと言います。

その名の通り蟹の目ライクな形状。

どこに使うかご存知ない方も多そうですが、こちらに。

クランクのボルト周りのキャップ工具。

工具の中では比較的お手頃めな値段と、キャップ本体も安価でバイクの印象を変えてくれる部分なのではじめてのDIYにはハードル低めで良いかも。

弊社webでは隠れた人気工具。こちらこちらと合わせてどうぞ。

 

SHIMANO、ホローテック2タイプのクランクのアレを回すやつです。

もちSHIMANOでもこの工具を出しているのですが、サイズ的になにかと失くしやすい。結構小さいんですね。500円玉よりちょっと大きいくらい。

週1で「ホローテックのアレどこやった?」のくだりが発生していなくもないわけですが、Park Toolのものはそれを踏まえてロープ的なものが付けられるようになっています。なんなら首から下げても良い。

一連の作業で触れる、左クランクの脱落防止の爪をクッ!ってできるとんがりがあるのもポイント高いです。

ホローテックユーザーであればマストでしょう。

普段目にしないしそもそも考えることもないであろう工具の話ばかりできっと目眩がしてくるかと思うので、この辺で少し箸休め。

Park Toolはアメリカのメーカーなのですが、お国柄ユーモアのあるモノ、工具以外の余計なモノ達がラインナップに多数存在します。

ツールカテゴリとは別にダイニング&ドリンキングというカテゴリからいくつかご紹介。

 

*PARK TOOL* stainless pint glass

手始めにこちら、ブランドロゴプリントのパイントグラス。

飾ってもよし、飲み物を入れてもよし、文具立てにしてもよし。なんてことない普通のグラス。

 

スプーン+フォーク=Sporkです。

Park Tool工具全般の柄に施されているビニルコーティングがされていて、

同社の製品が好きな方ならクスッとしてくれるはず。もちろん(?)食洗機にも対応。

 

*PARK TOOL* bottle opener

自転車工具にありがちな〇〇兼栓抜きとかでなくマジもんの栓抜き。一切のひねりのない。

一応同社のハブスパナを模しているので並べると紛れますが、単体で見るとTHE栓抜き。

栓抜きとして普通に調子良いです。

 

*PARK TOOL* pizza cutter

その名の通り、

ピザカッター、カテゴリ中最も頭が悪くて最も最高だと思います。U.S.A!! U.S.A!!

自転車好きの友達へのギフトにピッタリな一品。

 

こういう余計なモノって本当に愛くるしいですよね。

他にもアパレルカテゴリで面白いモノがあるのですが、非常に残念ながら国内展開されておらず。(代理店さん是非お願いします)

いつかブログで紹介できる日が来ることを祈るばかり🙏

では本題へ戻りましょう。

 

掴む幅を調整できるモンキーレンチ。38mmまで広がります。

BBやコグetcの専用工具はこの手のスパナで掴んで回す作りになっているものが非常に多く、掴む幅もそれぞれ異なったり。

1台自転車をバラして組み立てるとなったら欠かせない工具。

 

*PARK TOOL* shop hammer

ハンマーなんてどこに使うの?って思われがちですが、

モンキーレンチ同様に自転車をバラして組み付けるとなったら欠かせない工具です。

難物は叩けば大概どうにかなるとこあります。ならないこともあるけど。もちろん日曜大工でも調子良し。

青い部分はプラスティック。叩くものを極力傷つけたくない時はそちらで叩くべし。

 

さぁ、トリはこちら。

*PARK TOOL* professional tool kit (PK-5)

オールインワン、ツールセットです。ピットに全部乗り切らないので宣材写真をば。

ホームメカニックの範囲であればこれさえあれば大概どうにかなる?

1つツールじゃないのが混じっているんですが、気付きます?

そう、栓抜き。どんだけビール好きなんだアメリカ人。

 

 

華やかなパーツやフレームに目が行きがちな自転車の世界、実は工具もディープな様相だったり。

今回紹介したのはほんの一部。未DIGの方は是非チェックして頂きたいところ。

 

 

今回はこの辺で

 

それではー

 

いっしゅう