こんばんはCookPaintWokrsより僕です。

本日は僕も乗っているDoDoのバイクチェックについて書いていきたいと思います。

*FAIRWEATHER* dodo (M)

DoDoはデジくんが考えたフレームで、「ランドナー」(フランス語で小旅行、遠乗り)をベースにしたフレームで、ツーリング、長距離を走るのが得意な自転車ですが、もちろん日常走れる普段使いも出来るフレームです。

僕自身、このDoDoが出来るまでは、このランドナーテイストの自転車がとても好きで、よく乗っていました。

まずは昔の思い出話から語らせてください。

*ANT* touring complete bike

僕が入社する前の十数年前、谷さんが組んでいたANTのツーリングフレームがカッコよくってよく見ていました。
今思い返してみると細身のクロモリフレームに本所のフルフェンダーにその魔力があるのと、やっぱりラックがついてバッグがつけられる。

スポーツバイクなんだけど、クラシックな雰囲気がどこか身近な感じで気張りすぎない、ハードルが高くなさそうな佇まいに惹かれたんだなと思います。
今思うとピストショップだったブルーラグでは真逆の感じですね。

*GEEKHOUSE* brentwood (2013NAHBS)

Geekhouseのbrentwood
2013年のハンドメイドバイクショーNAHBSの展示車でSWIFTとのコラボでカスタムバッグがついてるのが印象的でした。
ラックもワンオフで専用ラック。パーツもマッチペイントされたショーバイクならではのカスタムバイクに、京都の老舗GrandBoisのタイヤが入ったランドナーテイストの街乗りバイク。これも入社前にかっこいいな〜と思い雨の日の上馬店に見に行ったのを覚えています。

*OCEAN AIR CYCLES* rambler

そして数年後、
僕がブルーラグ入ってすぐ買った自転車は、OceanAirCyclesというアメリカのフレームでした。
タイヤは650Bでフルフェンダー、前後にもラックが取り付けができ、ダイナモ配線のハンガーもあって、フレンチスタイルのランドナーフレーム。しかもこの手のランドナーのヘッドパーツだと1インチスレッドが多いですが、OSのアヘッドで剛性があり、PAULの直付けレーサーブレーキがつく。
(いわゆるネオランドナーってやつです)
今見ても古さを感じず、むしろ先を行きすぎてるな。。。と思うほどかっこよく、当時はそれに魅了されてよく乗っていました。

どの自転車もカッコよく、影響を受けたフレームでしたが、今では残念ながら引退されたりして販売されているフレームではないのと、1本1本職人が作るハンドメイドバイクなので、手にいれるのも中々困難でした。

そして自転車も次第に進化していき、、主流はディスクブレーキに。もちろんディスクブレーキ自体が悪いわけではなく、むしろ性能はかなり良いものですが、普段使いをするなら、リムブレーキでも十分良いし、メンテナンスもしやすい。街乗りをメインに考える普段使いなら、リムブレーキでも十分だし、なにより安いくてコスパだよねと思います。

その思いを一人の男、デジタル君が叶えてくれて、フレーム制作をしてくれました。👏
その記念すべきプロトタイプを組ませて頂いたので、そのバイクチェックをしていきたいと思います。

*DODO*

FairWeather DoDo Mサイズ

身長171cm、股下80cmでMサイズに乗っています。(サドルハイト70cm)

ドロップ以外のバックスイープしたハンドルでも組めるようにトップチューブは少し長めで、Mサイズで558mm。
僕はドロップハンドルで組んでいるので80mmのステムを使ってちょうど良いくらいです。

ドロップ以外のフラットハンドルやバックスイープ系のハンドルに変えても違和感なく組み付けできるのは、予めトップチューブが長めに設計されているからなので、幅広い組み方ができます。

*DODO*

ヘッドが長いのもとてもありがたいポイントです。

アヘッドのスポーツバイクだと大体がヘッドが短く、サドルとの落差が出やすいので、アップポジションにしようとするとハイコラムにするのが無理ある感じになってしまいますが、無理なく楽なポジションが作れます。

*DODO*

フロントフォークはPACENTIのパリブレストパリのクラウンが入っています。
僕が乗っていたOceanAirやハンドメイドのツーリング系のバイクにもよく使われているクラウンです。
細かいけど、こういった所にランドナーバイクならではのポイントがあったりします。

*DODO*

そんな感じでMy DoDoを組ませて頂きました。

かつて憧れていた「ハンドメイド界のランドナー」「スペシャルな街乗りバイク」を現代的にアップデートして甦らせてくれたバイクだと僕は思っています。

ランドナーベースであるフレームだからこその組み方をしましたが、サンタデジくんみたいにバックスイープ系のハンドルでまったり街乗りバイクなんかも良いと思います。

*DODO*

僕は通勤で片道8kmくらいを毎朝漕いでいるのですが、このちょっとした中距離くらいを走るには本当にちょうど良いバイクです。
決してまったりではなく、踏むとよく走るバイクなので急いでる朝の時間には安心感があります。
そして急な雨が降ってもフェンダーが付いているし、荷物が増えてもハンドルバックがあるので安心です。

ドロップハンドルにすれば早いバイク、手元に戻ってくるハンドルにすれば街乗りバイクにもなるので、ファーストバイクにもぴったりです。
是非ビルドの参考になればと思います。

是非店頭でも試乗しに来てください。
それではまた!

*DODO*