こんにちは。
上馬店より一周です。
今月初旬に休暇を利用しまして、日本一周以来となる1週間のツーリングをしにしれっと北海道へ行ってきました。
昨年のswiftcampout in Hokkaidoと同様に飛行機輪行を駆使して行ってきたわけですが、「飛行機」というワードだけで少々ハードル高く聞こえてしまうかもしれません。
しかし1回体験してしまえば思ったよりも、、、と感じて頂けると思うので電車輪行の経験がある方は臆せずトライして頂きたいところ。
ただ今回大変だったのは空港までのアクセス。
おうちから羽田空港まで30km前後ほどとなかなか距離のある道程且つ敷地内を通常よりも遠回りすることになり、自転車だと少々アクセスし辛いのです(昨年のswiftcampout in Hokkaidoで結構喰らいました)。
というわけで普段は極力自走で完結出来るよう努めますが、パートナーとのツーマンセルのツーリングということもありチートを使用しました。
貸切タクシーnearmeさんを使って空港までビューンと。ステップワゴン的乗用車で来てくれます。
お値段もまぁそれなりですが輪行袋に納めた状態で空港まで直行してくれるのは助かりますし、空港まで距離がある方は非常に有用な選択肢だと実感しました。
たまたまドライバーの方がバイクで北海道に行った経験のある御方でお話し弾んだりなんてシーンもあり。
他飛行機輪行にまつわるもろもろはサブちゃんの記事が非常にわかりやすく書いてくれているので、
トライしてみたい方はご一読をば。ポイントになるのはリアディレイラーを外して輪行袋内に収めることかと。
お客様で外さずに輪行してディレイラー折れてしまった方が身近にいるので、そこだけは少々シビアかもです。
時系列バラバラですが写真を。
夏季の北海道は素晴らしい風景、過ごしやすい気温、美味しい食べ物と自転車ツーリングを行うには最高の環境が整っています。
そんな環境を求めて旅人で賑わうわけですが、タイミングなのか日本一周当時よりかはあまり自転車に乗っている人を見かけなかった気がします。
旭川空港スタートで日本最北端である宗谷岬をゴールに1日50〜70kmペースで無理なく。楽しむことに重点を置いてまったりペースで。
土地に対して信号少ないので走ろうと思えばいくらでも距離走れちゃうのですが、道中色々観光もしながら走るのであればそれくらいのペースが楽しさとスピード感の最大公約数かなと思います。
あの時みたいにセイコーマートに足を運んではセイコマといえばなホットシェフで一喜一憂。
今年は酷暑だそうで現地民の方達は暑いと口々にしていましたが、それでも20度後半ほどと僕らからすれば涼しいと感じるレベル。
キャンプ場が充実していて、旅人に優しい環境なのは何者にも変え難いですね。
8年ぶりの道北の景色はふと色々なことを思い出してじーんとくるシーンが各所で。当時知り合った友人に連絡をとって7年ぶりに再会出来たのがハイライトでしょうか。
あの時から大きく変わった自分の視点で見る、北海道の変わらない風景はとても不思議な気持ちにさせられました。
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ちなみに帰りは最北の稚内の空港から羽田空港へのフライトで帰宅。
羽田空港からは新宿までのシャトルバスを利用してショートカット出来ます。
自転車にバイクに車に徒歩にと旅の最盛期である夏季は少々飛行機代が嵩むのでそこから時期を少しズラしたらばお得に走れてオススメです。
チケットは早めの予約でお得に賢くツーリングしましょう。
monstercross (53)
今ツーリングの相棒はBlackMountainCyclesのmonstercross。
いつも近場で電車輪行駆使してライドする時はスピード感勝る同ブランドのmod zeroに跨って行くわけですが、今回はシリアスに乗るわけでもなしパートナーとの歩調も考えてモンクロに。
あとは飛行機輪行で空港内での運搬考えるとリムブレーキの方がトラブルに繋がり辛いか、、、?
という機能的な部分も一応気にしてのチョイスではあります。(大きくは変わらないと思うけど)
ただ正直言って自分が気に入っているバイクでツーリングをしている、という事実さえあれば乗っていくバイクのジャンルがなんであれいいな、とも思います。ツーリングに伴いホイールはSON deluxとH PLUSのARCHETYPEを用いたダイナモホイール&ライトに変えて行きました。
積極的に夜間走るわけではないですがやむを得ず走る時も少しはあるかなと判断。
結果的にこれは的中してよかったな場面がいくつか。慣れない土地だとイレギュラー頻発しがちなので備えあれば憂いなしスタイルが良いと思います。
そしてキャンプもしつつだったのでテントや寝袋等乗せるべく、PASS AND STOWの3rail+日本一周当時も使っていたswift industriesのパニアバッグの組み合わせにて。
そして手間こそ少しかかりますが、PASS AND STOWは5rail3rail共に3ピース構造になっていて分解するとここまで薄く、小さくすることが出来るので輪行の時は心強いですね。
少し気がかりなダイナモライトの配線もラックパイプ内に内装されるので断線のリスクも少ないです。
いつもは荷物を縛るためのAUSTEREのストラップがバラしたラックをまとめる時に活躍してくれたのでPASS AND STOWユーザーの方は是非天板に忍ばせておいてほしいなと改めて思いました。
谷さんが少し前にブログで書いていたドロップバージオメトリのフレームへ長いステム+フラットバー+5rail rackの組み合わせと双璧を成すくらい、ドロップバー+3rail rackの組み合わせは嗜好的な格好良さを感じますね!!
これは自転車フェチの話です。
今回の道北のエリアでは数十キロ単位の補給できない区間も一部あるのを覚えていたので、ボトルケージはダウンチューブ下のスペースも利用して3ボトルで行きましたが正直これはトゥーマッチでした。
当時は2リッターのペットボトル+ボトル1個くくりつけて走ってたはずなんですが。。。
あの時よりもバイクが身軽なのでそこまでお水要りませんでした。
ただ1個持っていった保冷のstanleyボトルは大活躍。
たまに冷えたソルティライチを飲むとエリクサー的な回復力を発揮してくれるのでツーリングに行く時はこの手のボトルを1つ持っていくのをおすすめしたいですね。
今回密かに楽しみだったのが谷さん企画のドロップバーであるALL ROAD BAR +。
身軽な状態で使用して調子の良さは知っていましたが、荷物を載せてのツーリングでも活躍してくれるのであろうか、と試してみましたが終始調子良く。
やはりこの上ハン、肩の部分の手前のベンドが積載なしの時と変わらず調子よし。
フロントに荷物を載せている時に関してはもう少しブラケット部分のフレアがあったらなお良いな〜。と思わなくもなかったですがまぁこれはないモノねだり。
最近触ったドロップバーでこれ以上多くの意味でちょうど良いドロップバーには出会えてないので、ガチでないドロップバーバイクに跨る方には是非とも触れてほしい逸品と自信を持っておすすめ致します。
(サイズによっては在庫がないものも既にあるので再入荷通知ボタンをポチって頂けたら)
道中2日ほど雨に見舞われ、カンチブレーキの制動力だけちょっち心配でしたが特に大きなトラブルなく。
ま、機能のことをコネコネしたとて結局好きなバイクだから万事オッケーなんですけど!
機能を詰めて道中トラブルなければ良しだし、トラブルがあったとて時間が経てばいい思い出になったりするのでそれはそれで良しというマインドでいたらば良いのです。
つまりツーリングに行きさえすれば幸福度爆上がりするので北海道へご興味あれば是非とも足を運んで頂きたいなと。
日本で自転車に乗っている以上、一生に一度は体験して欲しい素晴らしいフィールドです。これは言い切ります。
そして北海道が素晴らしい場所だということを当時の自分に実感させてくれたSくんには感謝を。(これは彼がくれた北海道甘味)
彼と出会わなかったらこの休暇に北海道へ行くことなんてなかっただろうなぁ。
そんなかけがえのない出会いをする為に8年前に日本一周をしたのかもしれない。と今になってふと思ったりします。
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余談、飛行機ではパンク修理で使うパッチ貼り付けのゴムのりが持ち込み不可の可燃物品にあたるので没収されます。(知らなかった)
そんなゴムのりを旭川市の自転車屋さんで買おうとするも、ショーケースに鎮座していたデッドストックの箱入りRITCHEY WCSの白ステムを見つけて買ってしまい終始収納場所で困るという貴重な体験もしました。(80mmの84°とか絶対買うじゃんこんなの)
旅先で馬鹿じゃないのかコイツは。でもそんなこともまた思い出の1つです。
ちなみにキャンプ用のバーナーで使うガス缶も同様に持ち込み不可。これは知ってた。
ガスは旭川空港のコンビニで販売されてますが大きいのチョイスして全然使いきれず稚内の空港で処分して頂くことに。
自炊の頻度にもよるかと思いますが、毎日キャンプで自炊するのでなければ1週間程度だと小さいガス缶で良いかなと思います。
8年ぶりに口にした道の駅富士見のデカソフトクリームでお別れ。
(あの時食べたいちご味がなかった!ショック!!)