上馬店のタニです。
先日のIGLEHEARTさんのブログ、前回はビルダーのクリスさんとフォークのお話で時間も体力も尽きたので、ちゃんと紹介しきれなかったステムをご紹介します。
*IGLEHEART* longneck ahead stem
生々しいレジェンドの手作業の跡で、ご飯3杯をお召し上がりください。
とはいえ、この剥き出しロウフィニッシュでの販売ではありません。
お好きな色にペイントすることができます。これは腐食や劣化を避けるためでもあります。
突き出しは3種類で作ってもらいました。ショートな65mm,80mm,100mmの3サイズ。手作りなので数量は多くないです。(クリスさんありがとう)
クリスさん自ら「私の好きなスタイルです」と提案してくれた、コラムスペーサー一体型の”LONGNECK”ステム。
僕は80mmを自分用に。フォークとマッチペイントしました。いいじゃない!憧れてたんだから!
パラゴンマシンワークス製のステムキャップにはIGLEHEARTのロゴが入ります。ハンドルクランプ系は31.8mmです。
見ての通りで”ベルマウント”、ベルをつけるためのダボ穴も溶接してくれました。
カラバリ豊かなRetro Bellの中から、ヘッドセットの色を選ぶようにベルを選んでつけてくださいね。
僕はありそうでなかった?ブラックのベルにしました。
そして!早速このステムを選んでくれたお客様のバイクがすんごくクールだったのでご紹介します。
*OCEAN AIR CYCLES*の名車 ”Rambler” 。
サイズパワーも相まって、このバイク、このオーナーの組み方も本当に格好いいと思います。
数年前に納車させていただいたこのバイクにIGLEHEARTステムを組み込ませていただきました。オーナーさんが悩んで指定した色は・・
パールホワイトにグリーンのベル。
ホワイトじゃなくて”パール”ってところが味噌です。写真じゃ伝わりにくいですが光が当たるとキラリとパール感のあるホワイトです。
メタリックや艶消し、オプション様々に塗ることができるのでご相談くださいね。今書いてて思ったけど艶消し良さそうですね。
この方は65mmのショートステムにワイドなドロップバーの組み合わせ。ワイドドロップを選ぶときは従来より短いステムにするとポジションキープできます。
フェイスキャップ格好よし。
OCEAN AIR CYCLES、最近知った方はバッグサポーターでお馴染みかもしれませんが、最初のプロダクトはこのフレームでした。
数回のロット経て、今は生産されていませんが、僕の中で常にまた復活して欲しいフレーム上位ランカーです。復活しないかな〜
このフレームを扱い始めるときに、OCEAN AIR CYCLESのRobをよく知るカリフォルニアの自転車乗りから「彼は新しいグラントピーターセンになるよ!」なんてコメントもらったことがあります。復活して欲しいな。
この「シティランドナー」とでも言おうか、オーナーの組み方も格好いいので触れていきます。
ビンディングでなくていつもの靴で乗れて、夏はサンダルで海沿いなんかを流しちゃうバイブス。
フロントシングル主流な昨今。フロントシングルを否定をするわけではないけれど、僕は”ディレーラー”が好きなので本気でオフロードを頑張るバイクでなければ、フロント2枚以上つけたいなーと思うときが多いです。フレームによるけれど。
遥か昔、初めてワイヤーをディレーラーに繋いだときの「わ!本当に動いた!」の感動に縛られているのかもしれません。
でもレトロ懐古レトロ懐古・・じゃなくって、不便のないコンポでちょうどよくのバランス。M-1付いているんだけど探検ライトじゃなくってウルトラダイナミコ。
このフレームはPAULのRACER BRAKEが直付け標準で組み込んであるのもハイライトでした。
高めの位置に仕込んだドロップハンドル、無理な前傾姿勢じゃない程よいポジションで、街の中も自然の中も似合うシティランドナー。
このRamblerのフレームは今は無いけど、同じコンセプトでSURLYやCRUST組んだらきっと格好良いし、毎日乗りたくなっちゃうバイクになると思うので、ご提案です。
レジェンド手作りのステム、愛車にピタっとハマりそうな方は是非ご相談ください。
もちろんこのステムから自転車生えてきちゃいそうな人も、お店で妄想お聞かせくださいね。
以上タニでした。