なんでアメリカ製のサイクルパーツが好きかというと、なによりも”タフ”だからだと思うんですよね。

 

もとは炭鉱労働者の作業ズボンだったリーバイスがそうだったように、

カーハートがそうだったように、ティンバーランドがそうだったように…

多少重かろうが、硬かろうが、ともかくタフにラフに使えて、

何が起きても大丈夫と思わせてくれる安心感が自分の思う勝手ながらのアメリカなんだと思っています。

PHILWOOD FACTORY TOUR 2023PHILWOOD FACTORY TOUR 2023PHILWOOD FACTORY TOUR 2023PHILWOOD FACTORY TOUR 2023PHILWOOD FACTORY TOUR 2023

Bluelugで取り扱っているパーツでもそんなモノが少なくありません。

特に色濃くその哲学を体現しているのはこのPhilwood & co

カリフォルニア州はサンノゼにファクトリーが位置し、創業50年を越え現代に伝承され続ける”タフさ”の哲学は世代を越えて変わらず健在。

PHILWOOD FACTORY TOUR 2023PHILWOOD FACTORY TOUR 2023PHILWOOD FACTORY TOUR 2023

最高品質の材料を使用して、高精度で削り出して作られる正真正銘made in USAのプロダクトたち。

一見”重い”と思わせる手に持ったずっしり感はあくまで、第一優先である”安心感”を念頭に置いて作られるから。

ライダーが安心して使い倒せるようにと生み出されたプロダクトたちは、世界中のリアルサイクリストたちから愛されています。

車種や用途を越えて多くのプロダクトを作るPhilwoodですが特に象徴的なのは車輪の回転を支える”ハブ”でしょう。

耐水性能の高いグリースをパンパンに詰め込んだ、特注でオーダーした高耐久シールドベアリングを用いて作られているわけですが、

その消耗品であるベアリングを使い切ったとて何度も何度も交換して、

新品同様のヌメヌメの回転へと復活できるハブシェルの屈強さは他の追随を許しません。

*RITCHEY* garden city (S)

特にトラックバイク向けのハブは世界中のトラックバイク乗りの憧れの対象、

ラフにタフにトラックバイクを乗り回す世界中のライダーからの信頼は使用者の多さから歴然です。

世の中には軽さを謳った製品が溢れてはいるものの、日常的に、非競技的に、無頓着に乗る人ほど軽く機材的に作られたものは壊れ易いという宿命があります。

Philwoodといえばこのトラックハブを代名詞として思い浮かべる人が最も多いのではないでしょうか?

 

そんなハブが最も負荷のかかる過酷なシチュエーションといえば、

やはり悪路を駆ける”マウンテンバイク”です。

自然をフィールドにしたマウンテンバイクは自転車への気遣いなんてものは当然ながら一切なし。

岩がゴロつき、ぶっとい木の根っこがお構いなしに地面を這い、抉れ隆起した地面の凸凹の五月雨式。

そんな中を駆けるとなったらばハブへの負荷たるや甚大です。

 

そんなシチュエーションで使うことを想定されたPhilwoodらしいハブが過去に存在していました。

それがこちら。

“KISS-OFF” ハブと言います。

シングルスピードオフロードバイク向けのハブです。

一見トラックハブ(上)と似ているのですが異なるのはギアを取り付ける位置。

太いタイヤを履かせるバイク向けの設計なのでスポークを通すフランジ幅は一段階広がり車輪の強さを確保、

ギアを取り付けるネジ部分が少し外側に位置して太いタイヤでも成り立つような造りに。

エンド幅はトラックバイク向けのものよりも広いので、トラックバイクにつけることは出来ませんし逆もしかり。

 

なによりハブのゴツさ。

Philwoodを代表するプロダクトであるハイフランジトラックハブに匹敵する迫力があります。

そして言わずもがなしっかりと重い笑。

このKISS-OFFの代名詞としてフレームへ接する部分のエンドキャップは見ての通りポリッシュ仕上げで直径も大きくなり、

ボルトとセットのスペシャルなコーン形のワッシャーが採用、悪路でどれだけ大きな衝撃を受けてもズレたり緩んだりしないようにと作られているのが特別ポイントのひとつ、

こんな”タフさ”を具現化した形状からもPhilwoodを体現するプロダクトのひとつだと個人的に思っています。

 

そんなKISS-OFFハブは数年前に廃盤扱いとなり、この世から存在そのものが消えようとしていたのですが、

ここ数年Philwoodにたびたび作成を依頼しており、数年越しにようやく製造にこじつけました。

PHILWOOD FACTORY TOUR 2023

2023年Philwoodのファクトリーに訪れた時にもKISS-OFF復刻してください!ってお願いしたなぁ、、、

というわけで個人的にもしみじみ、感無量。。。

なプロダクトでもあります。

PHILWOOD FACTORY TOUR 2023

そんな2023年に訪れたPhilwoodのファクトリーの応接室にはこんなポスターが貼られていました。

90年台後半に作られたというPhilwood名義のフレームは仲良しのSycip製、

このKISS-OFFハブに合わせて作られたというシングルスピードマウンテンバイクです。

(このスペシャルなバイクは数十台世の中にあるようで、いつかはこのバイクに出会えたらな〜なんて願いつつ🙏)

今回お願いしたのはこのポスターのバイクにも適合するリムブレーキ用のKISS-OFFハブ、

エンド幅135mmの固定/フリーの両切りハブになっています。

monstercross (53)

CRUSTのWOMBATやBlackMountainCyclesのmonstercross等に適合します。

当然ながら早速インストールしない訳がありません。

シングルスピード用なのでチェーンを引くためフレーム側が爪エンド形状、

ホイールが前後にスライド出来るタイプでなければ原則シングルスピードとして使えませんのでご注意を。

余談ですが、ハンドメイドのフレームビルダーLa MarcheのTomも、

KISS-OFF作ってくれないかってPhilwoodにお願いしたんだけど叶わなかったんだよね。。。

って春にボヤいてたっけ。(個人ビルダーがお願いするにはオーダーをするためのロットが大変)

このプロダクトがどれだけ僕らのようなマジじゃないバイクにとってマジな人間にとって、

特別なモノなのかがなんとなくお分かり頂ける一幕かなと。

そんなKISS OFFハブは、「Keep It SingleSpeed OFF road」の略称。

シンプルでタフを体現するこのハブをオフローダーの皆さんに知って、手にとって、体感して欲しいなと思います。

 

【🍉棚卸~お盆の店舗営業について🎐】


棚卸期間、またお盆期間のBLUE LUG 幡ヶ谷店、上馬店、代々木公園店、鹿児島店 の営業スケジュールは以下のとおりです。

8/3(月) 店舗営業 12:00~19:00
8/4(火) 全店お休み😪
8/5(水) 全店お休み😪
8/6(木) 都内3店舗お休み😪、鹿児島営業
8/7(金) 店舗営業 12:00~19:00
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8/10(月) 店舗営業 12:00~19:00
8/11(火・祝) 山の日 店舗営業 12:00~19:00
8/12(水) 全店お休み😪
8/13(木) 全店お休み😪
8/14(金) 都内3店舗営業、鹿児島お休み😪
8/15(土) 以降、カレンダー通りの店舗営業〜


BLUE LUG ONLINE STOREにつきましても、棚卸しのため下記期間休止いたします。
休止: 8/3(月)正午頃 〜 8/7(金)正午頃