こんにちは
上馬店より一周です。
夏になるとビールが美味しいわけなのですが、
おうちの近くのサミット(スーパー)の品揃えは正直イマイチなんですが、いつもキンキンに冷えているのでよく行くんですね。
好きなビールのある品揃えの良いライフ(スーパー)は毎度ヌルいので暑い時期はどうも足が伸びない。非常にもどかしい。
本日はスペシャルなハンドメイドバイクを2台。
共にこれまでアクティブにグラベルを走られていたオーナーさんのネクストバイクとして。
いずれも滅多に触れる機会のない非常に特別なバイク達を。
Evergreen SL
言わずと知れたチタンフレームのファクトリーseven、
グラベルロードのモデルEvergreen、ダブルバテッドチュービングを使用した”SL”です。
sevenは各モデルS、SL、XX、PROとグレードがあってバテッドの箇所、カーボンチューブを使用しているのか否かで分類されています。
もともとはALL-CITY Gorilla monsoonでアクティヴに遊んでいたオーナーさんのニューウェポン、一部規格が変わる部位はブラッシュアップしつつも多くのパーツが載せ替えで。
1×11のオーソドックスなコンポーネントの組み合わせにメカニカルディスクブレーキのセッティング。
ゴリモンのディスクキャリパー取り付け規格はISOマウント、今回はフラットマウントへの変更があったので、
キャリパーはSpyre→Klamperへと変更に。
オリジナルのリアエンドが鬼格好良いんですよね。なんなのこれ。ここだけ欲しいんですけど!
PMWのエンドなんかは見る度格好良いなぁって思いますがオリジナル系のエンド、うわかっけぇ!ってなるのはそう多くはないのでこういうディティール見るとアガっちゃいますね。
なんでも自分とこで作れるしどれもちゃんと格好良いsevenすごい。
リアバックの曲げも格好良い。BBからリアエンドに向かうニュルンとしたベンドよ。
BB付近のチェーンステー、チューヤンさんのカスタムのFalconerも似たようなベンドの形状だけれど、あれはきっと昔のバイクのオマージュ、sevenは機能を追求した結果この形になったんだろうなぁと。
近い形だとしてもデザインソースの違いや、作り手の意図は全然違ったりするからハンドメイドバイクって面白い。
もう色んなところがいちいち良いんですよね。
バッキバキに格好良過ぎなくてそれが格好良いといいますか。なんとなく伝わる方はきっとこちら側の人間。
チタン素地の鈍く輝く質感、惹きつけられるものがありますね。。。
組みつけ中、 ただただチタンへの興味を掻き立てられる1台でした。
Gravel Royal Ti
こちらはIndyFab、G-Royal。
これまでアルミのエントリーグレードのグラベルバイクでアドヴェンチャーを楽しんできたオーナーさんのネクストバイクとして、こちらも載せ替えベースで。
前述のsevenと同様にフレーム素材はTiですがこちらは素地でなくカスタムのペイントを施しています。
素地透けTi、このメインカラーのグレー、サンプル元があります。
IF好きな方だったら分かるかな?
特別なオーダーでリアブレーキのアウターはインターナルの仕様にしています。
見た目がシンプルになるのはもちろんですが、外的要因によるケーブルのダメージを防ぐという機能的な部分も。
輪行を頻繁に行う且つバイクもガシガシ扱うオーナーさんには効果的。
ふと思いましたが偶然にも両オーナー共Klamper使いなんですよね。
この手のバイクのメインストリームは油圧ディスクブレーキではありますが。
週末のアドベンチャーでストイックに乗るオーナーらだからこそ、出先で何かトラブルがあった時のリカバリーし易さという点が油圧には換え難い大きなメリットなのかなと思います。
実はまだこのバイクこれで完成ではなくって、第2形態を残しての納車になるのですが、その話はまた後日にでも。
オーナー、B-boy S氏もぶち上がりのヤバいバイクに仕上がって嬉しいです。
是非ともグラベルでぶっかましまくってくださいね。
今回は以上Tiグラベルバイクが2台。バイクチェックでクロモリフレーム登場しなかったのって史上初めてでは?
同時期に歴史あるファクトリーのヤバいハンドメイドバイク2台を担当させて頂いて感謝しかありません。本当にありがとうございました。
こんなバイクに触れてしまうと、自分もTiバイク欲しくなっちゃうのがメカニックのサガなんですよね!
あぁ怖い!
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう