こんにちは
上馬店より一周です
昨年の11月にサインオフ頂いたIFがようやく形になり、先日オーナーさまの手に渡りましたので今回はそのお話を。
キャリパーブレーキのロードバイクで長距離のライド、たまのグラベル走行も全てその1台でまかなっていたというオーナーさま。
ロードバイクでグラベル、踏み入れることこそ出来ますがそれに向いたバイクよりかは非常にハードなものになりますし当然身体への負担も大きく、ワイドなタイヤのバイクを欲するのは自然な流れですよね。
オーナーさまがフレームに求めたのはグラベル走行に特化したものというよりかは、舗装路から未舗装路へと繋ぎヒルクライムもこなせるようにと日本を走る上での要素を盛り込んだマルチパーパスな1本。
それは数ヶ月の猶予を経て、手元にやってきました。
グラベル、ダートのタフなコンディションを乗り切る為のワイドなギアに油圧ディスクブレーキ。
ご時世的なところでフレーム到着から他パーツの入手まで時間こそかかりましたが、オーナーさまの希望をなんとか満たすことが出来ました。
SRAMはなかなか強敵でしたが。。。(大変お待たせしました)
フレームを支える根幹、回転部分にはKINGを。
各所の色遣いの違いはその時タイミング良く入手出来たものの結果。
ご縁ものですからなんてオーナーさまはしきりに仰っていましたが正にその通りだなと。
整然とした色遣いの格好良いバイクも沢山知っていますが、自分にはそうでないバイク達の方が輝いて見えることがままあります。
天邪鬼的な意味ではなく、自然な流れに沿って出来たものにこそ宿る格好良さと言いますか。
それを判っていらっしゃるオーナーさまのご依頼を形に出来た、担当させて頂けたのは自分の誇りでしかないなと。
渋いですねー男性の乗るバイクみたい!なんてオーナーさんは納車の際仰っていましたが(オーナーさまは女性)、
女性がこんな格好良いバイク乗っていたらギャップが凄くてどうにかなりそうです本当に。
色んなところへ連れて行って沢山乗ってあげてくださいね。
今回のオーナーさまはドロップハンドルにカーボンフォークとレーシーな出で立ちのグラベルバイクですが、IFが得意なのは「オーナーさんが求めたもの」を形にするという部分です。
自身が自転車に求めるものは何なのか、どれくらいの距離を走り、どんな走り方で、何が目標なのかをフレームを作るプロフェッショナルのIFへ具体的に伝えることにより、それらを汲み取った1本へと仕上げてくれます。
人によっては速さよりも自分と向き合いマイペースに走るためのバイクが欲しいでしょうし、はたまた別の人はタフなフレームにして欲しいと思うでしょうし、めちゃくちゃ早いとっておきのバイクが欲しい!なんて方もきっといるでしょう。
彼らはそのミーティング、話し合いのプロセスを非常に重要なこととオーダーシートの中に記しています。
もし自分だったら、、、、、、