こんにちは上馬より谷です。本日はこのお話。
INDEPENDENT FABRICATION。通称IF。
僕らが扱いだしてからはまだまだ年月が浅いけど、その歴史は長い。確かなのは、僕らが扱うフレームの中で最高品質のアメリカンメイドのフレームメイカーの一つであること。
（弊社ペインターCOOK PAINT WORKS料理長のIF）
オーナー1人のために引かれた図面から作られる正真正銘”世界に１本”のフレーム。個人のビルダーさんのバイクのような自由な作品性はないけど、職人が作るモノとしての頼もしさ、圧倒的精度と”品質”。そして何より乗り心地。
お客様だけでなくスタッフまで巻き込んで、車種様々魅了されていきました。僕もその一人。
（僕のIF）
憧れだったフレームの、最初漕ぎ出した時の感動、踏んでて「おいおいおいおい」とニヤケてしまう高揚感。
そして、他のアメリカ製メイカーよりも、納期も早くてプライスも現実的ってところも嬉しいところ。
（幡ヶ谷店デジのIF。）
でも少し前、ちょびっと悲しいお知らせがあって、コロナの影響でフレーム部材の入手が困難になってしまったのと、彼ら自体が工房をお引っ越しをするのもあって、いつもの納期で製作することができなくなってしまいました（通常はサインオフから約12週間）
最新の彼らの近況は、オーダーはお受できるけどサインオフ（仕様決定→製作開始）は準備が整うまで未定とのこと。つまりカスタムオーダーは従来よりもかなり時間がかかっちゃうってことです。
そんな中、サインオフをクローズするちょっと前、ちょっとスペシャルな”ストックフレーム”が届きました。
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IFのインスタグラムより。美しいフェードのペイントの４本。これは僕らがオーダーしたモノではなく、彼らがサプライズで進めていたモノ。
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スワイプしてそのコンセプト、ディテールを見てみてください。
以下IFのDeanの言葉です。
「日本の”四季”フォーシーズンズをイメージしたペイントをしたくて、考えるたびに日本の四季とブルーラグが得意とするurban adventure bikesが頭から離れませんでした。それを表現したくてこれらの特別なフレームをChris Igleheartのフォークで作りました」
（※Chris Igleheart、IFの前身FAT CHANCE、FAT CITY CYCLESでフォークのウェルディングをしていたレジェンドビルダー。この話は後日に）
「Dirt jumping用に開発したユニークなchainstaysを使用しているのでアーバンライドにも最適です」
「ヘッドバッヂは特別な25th仕様」
「フォークはIGLEHEARTに依頼した特別なもの」
「一人のオーナーが４本保持するのは不可能だとは思っていますが、それぞれのバイクがそれぞれのシーズンに合ったビルドをするなんてどうでしょう。例えば雪の白とシルバーと赤いお寺のコントラスト、何か赤いパーツを使ったらとても引き立つと思います。バンブーやウッドのフェンダーを春の桜バイクに使っていいと思います。ライドを楽しんで！」
とのこと。粋だぜ。あと一人で４本所有は無理だぜ。
車種としては「Deluxe」、通常彼らの作るマウンテンバイクのモデル名が冠してありますが、上記Deanの言葉の通りurban adventure bikes。
ジオメトリーはドロップハンドルでも組むことができるグラベルバイクのニュアンスアリの設計です。
ちょっと強引に言うと、CRUSTのEVASIONや、ALL-CITYのゴリラモンスーンのようなバイク、と言ったらイメージしやすいでしょうか。もちろんフラットバーで爆撃機として組んでもよし、です。
個人的にはこの”Spring”カラーをFAT CITYや往年のGEEKHOUSEよろしくでアルマイトパーツで組んでみたい。がしかし、僕はサイズ合わず。トップチューブ520mm、162cm〜168cmくらいの方が適正でしょうか。
カスタムオーダーが、通常より時間がかかってしまう今、もしもサイズが合えばストックフレームは待たずに、リーズナブルに憧れのIFの品質を味わうことができます。
ん？待てよ？・・・春、夏、冬、、と秋はどこ行った？
職権濫用。このバイクの追っての詳細は、シャミセンからの続報をお楽しみに。
スペシャルなIFストックフレームのご紹介でした。他のストックはこちらから是非見てください。
早くライドに行きたい。以上タニでした。
