上馬店のタニです。

先月の出張。カネヤン、シャミ、サンバがRivendellの皆とライドしたとき写真をグラントさんからいただいたので、印刷して壁に貼りました。

この写真。カリフォルニアのファイアロードと山々とRivendell Bicycles。これに焦がれて僕は自転車に乗る。
Ride Mt.Tamalpais with RIVENDELL 2025
これはうちのサブちゃんが撮った写真。シャミセンを追い込むアントニオ。これも飾ろう。

・・・
でも、グラントさんが口酸っぱく僕らに言うのは、

「特別な日だけの、特別なライドのためだけに乗るもんじゃない」

「通勤、買い物、街乗りもいっぱいするんだよ」

そう、Rivendellは普段は眠らせるものじゃなくて、日々日常に寄り添うもの。あくまで「日常の道具」。

でも大丈夫、グラントさん心配しないで。
*RIVENDELL* roaduno (54.5)
東京っていうヘンテコCITYをその目で見たばかりのグラントさんならわかってると思う。日本は99%舗装されていて、どうやったって「毎日の日常使い」がメインとなる。

実際僕も、ブログに書くのは月1のライドのことだけど、ブログには書かない週5日の通勤がメインの用途。だから大丈夫、僕ら日本人はRivendellをちゃんと使い切れる。

・・・
でも、憧れの気持ちは消えない。月にたった1日でいいから、タマルパイス山もディアブロ山もシェルリッジも東京には無いけれど、アレに憧れて自然の中を、土の上をRivendellで走って遊びたい、という気持ちは無くならない。


ハイエースに愛車を詰め込んで出陣。先日皆で行ってきた模様を写真を撮りました。

ドレスコードは「いつも乗ってるRivendell、タイヤだけ目一杯太いのに変えてきて!」


登山やトレランに近い感覚、だと思います(どっちも僕はしないので多分)



この日は残暑で超暑かった。みなTシャツビチョビチョで走り回ったし、ゲラゲラ笑って楽しかった。

最後サワジさんが買ってきてくれたコーラが今まで飲んだ液体で一番美味かった。


最初は降りるの怖かったガタガタ道も、コツるとだんだん走れるようになる。激坂登りは押して歩けば良い、アンレーサーだもんで!


・・・・・・
そして、職業病かもしれないけど、ライドをしたら愛車の調整・カスタムのチャンス。

自分のバイクの改善点が浮き彫りになる。

なので僕はライドも好きだけど、次の日(もしくはライドから帰ってその日の夜)に自分のバイクをいじるのが大好き。


「ちょっと頑張るシチュエーション」で愛車に乗ると、

「なんでシフトレバーがこの位置なのか」とか

「なんでサドルがこの高さ角度なのか」とか

「なんでここにバーテープ巻くのか」とか

「もっとこうしたら乗りやすくなるんじゃないか」がたくさん見つかる。

これは通勤ライドでは気付けない改善点。それを潰していく。


そしてそのイジったバイクで、いつもの通勤路を走ると気づく。

「あれ、またもや俺のチャリ乗りやすくなってしまった・・」

「そして格好良くなってしまった・・罪だぜ」

自分のバイクがもっと好きになる。それをお客さんのバイクの組み付けにフィードバックする。それの繰り返し。だからライドが大好き。

・・・
「山に行かなきゃだめ、ライドした方が偉い」とか「速くないとだめ、上手くないとだめ」なんてのは競技バイクやスポ〜ツマンに任せておけば良くて、グラントさんが言うように日常乗っていればRivendellの立派な用途なので、ライドしなきゃいけない、なんてことは全然ないです。
*RIVENDELL* roaduno (54.5)
通勤で乗って乗ってれば立派に用途達成。帰りに薬局寄って、スーパー寄って買い出しして、とりあえず毎日乗るのがRivendellなので。

でも、もーしもちょびっと興味があったら、ぜひ通勤やお買い物以外の目的で、ちょっとだけ遠くの目的地を決めて走ってみたり、ちょっとだけ長い時間、普段は知らない道を休日に走ってみると良いと思います。最初は多摩川走って羽田空港まで行っちゃう、とか、調布飛行場に飛行機見に行っちゃう、とか、近所のラーメン屋ではなくって横浜に家系ラーメンを食べにいくとか。

すると愛車の良いとこと改善点が見つかって、どんどん自分の自転車が好きになります。

明日も明後日も通勤で乗ります。

最後まで見てくれた人ありがとうございます。タニでした。