こんにちは。
上馬店より一周です。
現在進行形で引っ越しをしています。
Bluelugで働き始めてから早いモノでまる6年経ちまして、生活スタイルも大きく変わり、少し西のエリアへと移動することにしました。
モノがたくさんある状態からの引っ越しってマジで大変なんですね。だいぶ食らってます。荷造りと掃除は明日する予定。
ネット回線のことや廃棄する家具のこととか、マニーの話とかほんとうに大変。不用品が無限でてくる現象に名前つけたい。
そんなバタバタな年の瀬ですがバイクチェックの筆を取っています。
ひとまず本年も皆様大変お世話になりました。来年もご愛顧のほどどうかよろしくお願い致します。
今年も色々ありましたし多くのバイクを組ませて頂きましたが、今年組ませて頂いた中でも最もインパクトが強かった、ジオブザイヤーな２台をご紹介したいと思います。
EVASION step thru
2023年、この一年の上馬店のigアカウントで数値上最も多くの方に見て頂いたのがこちらでした。
ぱっと見でも伝わるソレもそのはず、clydesdale、CRUSTのカーゴフォークを差し込んでカスタムペイントも施したCRUST EVASIONのステップスルーverのフルカスタム(と言っても良いでしょう)な１台。
ただフォーク換装に留まらずフレームとフォークのマッチペイントも施しているのがミソ。
マットサンドなフレームカラーにロゴは対照的にツヤありオリーブロゴを。
リアのロッカーエンド周りのエンドのステンレス剥きはcook今野さんの仕業です。(これ格好良い)
パーツ群も抜かりなく、ワンちゃんお散歩号ということでブレーキ周りは機械式なのにゴンっとがっちりストップしてくれるPaulのKlamperを配しています。
今夏が酷暑過ぎてワンちゃんは未だトライしていないそうですが、来春には是非ともトライして頂きたいところです。
バイクギークの方ならあれ、と思われる箇所が一箇所。
そうセンタースタンド。EVASIONはチェーンステーの形状的に基本的には取り付けが不可能なバイクになるわけですが、
ご近所フレームビルダー、REW10 worksさんの手によって ワンオフのスタンドプレートを溶接しています。
フレーム、取り付けパーツ、使用条件などの兼ね合いで全てのバイクに可能な施工でないですが、今回は条件クリア。
通常のフレームよりかはコストが嵩む施工ではありますが、ワンちゃんへの強い愛でその低くないハードル乗り越えて頂きました。
構成詰めていく中で年に数回発生する、プ、プレミアだぁ！モードに没入したバイクでした。オーナーさんはコレがファーストバイクだってんだから驚きです。(こんなことある？)
凝った１台を手掛けさせて頂くのは本当に組み手冥利に尽きますし、ありがたいことに年々そんなモードに突入するチャリのハードルが上がってきているのが事実なのでもっとエグいの、もっとエグいのをクマセテ、、、となっている自分がいます。
来年も既に凄んごいのが控えているので2024年も非常に楽しみですね。
素敵なご依頼ありがとうございました。またたまにのメンテナンスで足を運んでくださいね。
EVASION step thru
個人的印象深いバイクオブザイヤー、もう１台も実は一緒のモデル。EVASION step thruでした。
前述のバイクほどのぱっと見のプレミア感は薄いですが、こちらは噛み締めたら味わい深い系な１台。
こちらも同様ペイントはカスタム。Romanceuerのピスタチオグリーンから着想をば。
このオーナーは身内なのですが、フレームのメインカラーのオーダーだけ頂いて他のペイントはお任せ。
オーナーがグリーンが好きというリサーチを経てロゴはビリジアングリーンなミドリに。
特徴的なリアのブリッジのCRUST抜きの部分も実はロゴと同色にペイントされています(今野さんのこういうアドリブ本当に凄い)。
リアエンドの剥きは言わずもがな。
身内のバイクを組む時には自分はドSに豹変するので、
自分のアレやってみたい欲を叶えるべくアドリブを許可なくたくさん詰め込みます。(ぱっと見ではわからない程度なことばかりですが)
はじめはAプランで組み進めていると、乗り手とバイクのバランスを考え、いやあの人ならDプランの方がいいわ！とかままあることなので。
自分が良かれと思って施すことであれば身内なら許容してくれるはず、いや許容してくれよ。と思っています。
その結果独りよがりでマニアック過ぎて何が良いのか、そもそも何をしているのかは身内には理解はされないし、
それのせいで自分の休日を数日削って苦しむハメになるのが常なのですがそんなことも一興、どうやら自分はドMなのかもしれません。
自分はどんな分野でも作り手のオススメ、本音の調子いいやつがいっちゃんいい！と思っているので身内であればそれを体現したバイクに乗って欲しいと思っているのです。
そんなご飯の調子いいやつをいつも作ってくれるのがこのバイクのオーナー。弊社飲食部門LUG hatagayaのシェフである東海元帥。
しれっと2年ほどLUGに在籍しているのに自転車持ってないとかいうもんだから、説得オブ懇願オブ土下座を経て手にして頂きました。
エブリデイバイクとして形にしましたが遠出も楽しめるように仕掛けを仕込んでいるので、来年は是非とも自転車遊びに目覚めて欲しいところですね。
いつも僕らの胃袋を満たしてくれてありがとうございます。
今年はこの辺で
それではー
