こんにちは
上馬店より一周です。
80年代より今なおmade in USAでシートクランプを作成し続けるCNCファクトリー、”DKG”よりシートクランプが入荷してきましたので今回はご紹介を。
前回入荷(といっても2年前)は定番のmountain seat clampのカラーものでしたが、
今回はFlip lock clampのカラーものが着弾しました。
このモデルの最大の特徴は工具なしに緩める/締めることが出来る=サドルの上下が出来るというところ。
彼女や奥さんとの兼用バイクを持っている方は重宝しそう、ダートでアクティブに乗る方も下りで低姿勢になりたい時にすぐ下げられる優れものです。
他のカラーパーツと合わせて楽しむのも良いですね。
サイズもSURLYをはじめとした多くのクロモリフレームで使われている30.0mmというメジャーなサイズでご用意しました。
ここからは裏技的なお話、クランプ本体とレバーが別パーツなので、、、、、
2個買ってテレコにしてクレイジーカラーにしちゃうなんてのもあり。
ネジ1本脱着するだけなので非常に簡単です。やり方がわからなかったらスタッフにお声がけくださいね。
友達や彼女と別のカラーを買ってシェアしてみてください〜
追記:この組み合わせモデルも販売することになりました!
*DKG* flip lock clamp (assort)
そして少し突っ込んでこの世界の自転車が好きになった人に刺さるのが、salsa cycles創始者であるRoss Shafer氏とDKGとの共同設計、開発された製品という点。
salsa cyclesの創始者といっても現在の皆さんが見知っているQBP(SURLYやALLCITYの親玉)傘下としてのsalsaではなく、インディペンデントなビルダーとして存在した原初のsalsa cyclesのオーナー。(後に買収され、現在のsalsaへ)
salsaのものと形が似ているのはそういうことです。
たびたび僕らのブログで登場する、white industriesのエンジニアとして現在活躍するSOULCRAFTのビルダー、Sean WallingはもともとRossの元で働いていました。
salsaが買収されるタイミングでSOULCRAFTを立ち上げ独立、その後white indのエンジニアとして製品開発に取り組んでいます。
ちなみにBlackMountainのLa cabraに採用されているリアエンドの設計にも携わっていたりもします。
僕らの大好きなこのインディーなバイクシーンはRossとSeanのような師匠と弟子、FAT CHANCEとIFのファクトリー同士の親と子のような繋がりだったり、家系図的なものがあって、過去の文献を見ながらその関係性を読み解くのも1つの面白さ。
谷さんのLa cabraはそれを現したものになっていてステムにはSOULCRAFTのハンドメイドステムが付いていて、バーテープには彼のルーツであるsalsaを巻いていたり、Seanの所属するWhite indのパーツを使って組んでいます。そういう繋がりを気にして1台組むというのもまた面白いです。
そんなパーツやフレーム同士の組み合わせのアリ/ナシって仲間内で閉店後にグダグダ喋っていたりするのですが、意識するとこの世界が一段と楽しくなる要素でもありますね。
非常に脱線しまくりましたが、ポップながらもルーツを感じる逸品の Flip lock みなさんお見知り置きをば。
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう