今日はお客様のCRUST BIKEのご紹介。
でもその前に、そろそろ時効かなと思うので余談書きます。ちょっと前に毎年恒例「バイク俳句の日」ってキャンペーンがありました。2年前に、この句でチャンピオンになったお客様がいます。
バイク俳句だ、つってんのに自転車関係ないし、しかもちょっと意味もわからない。じわじわ面白すぎて殿堂入りにしました。
実は彼、今年もご来店いただいていて、その剛腕をぶん回して行きました。こちらです。
これもじわじわきてしまい悔しいですが、彼をエントリー対象にすると全体の趣旨がブレるので封印としました。そもそも「マンゴーパイ」なんてあります?この世に。
バイクチェック行きます。
*CRUST BIKES* Evasion size:S
CRUSTの代表的フレームを、ドロップハンドルにて。普段乗りもオフロード遊びも、というご要望。
ハの字に開いたハンドルはDajia far bar handlebar。前傾姿勢でビューンというドロップハンドルではなく、路面に食いつく太いタイヤをコントロールするための幅広ドロップ。
ポジションも高めに設定しました。普通のドロップハンドルの上ハンポジションが、下ハン時に作れるようなイメージでセッティング。クルージング時は上握ってのんびり。アクティブに乗り回す時は下持ちでブレーキもガッツリ。
それにコットンバーテープを忍者巻き。上ハン下ハンで2色使い、動脈静脈のようなワイヤーの2色使い、オーナーの色彩感覚が素敵。
*ULTRA ROMANCE* fabio’s chestがすっぽり収まります。ちなみにバッグのサイズはSですが、Sでも巨大です。SWIFTのZEIGEISTのLより大きいです。
フロントはハブダイナモ。ホイールの回転を照明に。ライトは高火力SON、バッグの影を作らないようにラックの脚に仕込みました。
ラックはRivendellデザイン*NITTO* M-1のブラックエディション。
上記大容量バッグを載せることも納車前に決まっていたので、4本足+中央ステンレスステーの5本足にしました。ステーの曲げのニュアンスはいつか自分のバイクでやってみようって思ってた脳の引き出しに仕舞っていたやつを盛り込んでみました(お任せ頂いてありがとうございます、気に入ってもらえるか緊張しました)
リアライトはKOMA Lightをエンドダボにピョコン。
フレームもコンポーネントもブラックだけど、色彩感楽しく組んでいてドキドキするバイクでした。沢山乗ってまたいじりにきてくださいね。
お次はXMサイズ、大きめサイズでまた違ったコンセプトにて。こちらもオーナーの感覚がいっぱい詰まっていて、思い入れのあるオーダーでした。
*CRUST BIKES* Evasion size:XM
Mの一つ上のサイズXM。Mサイズと迷いましたがオーナー手足が長いのと、ドロップハンドルでMTBライクに組みたい、というご要望で大きい方のサイズで組みました。
EVASION、ドロップハンドルでもポジションを作れるようMTBに比べトップチューブは短めです。PAULのBOXCARステムは長めで。ハンドルは*HUNTER* flat sweeper、弓なりに手前にベンドするフラットバー。
右レバーの傍にはSPURCYCLEのベル、
左にはPAULのdropper trigger。つまりはお尻周りは、
ドロッパーシートポスト。乗りながらにサドルハイトを可変できます。27.2mm径でストローク90mmの設定があるPNWのもの。これならスローピングの少ないクロモリフレームでもサドルハイト作りやすいです。
納車前のコンセプト、OMMへの参加、そしてオフロードライドも楽しめるバイク。なのでMTBタイヤはマストだし
荷物の携行は必須、カスタムオーダーのフレームバッグ。ストックモデルと違って前三角のスペース無駄なく使えるので見た目より容量あります。
EVASIONをご紹介する時忘れちゃいけないハイライトとして、
ダイナモライトの電線をフォークに仕込めるところ。これがあるとダイナモにしたくなっちゃいます。輪行も楽しむ方なので、ラック外したりやフォークを抜いた時も電線が面倒で無いようにコネクタを仕込んでいます。
説明不要の最強ライトSINEWAVEを選んでもらいました。日常使いでも日帰りライドでも、SUICAだって地図だって、電力チャージさえできればピンチ半減。
ポリッシュシルバーのコンポ、グリップのイエローにコラムスペーサー、オーナーが指差すパーツたちが僕の思いつかない組み合わせ色合わせで格好良くて、パーツ決めのMTG、多分僕の方が楽しんでいましたね。
僕はこのフレームを説明する時”ダートツーリング”なんてラベル付けをしちゃうことがありますが、自分で言っててちょっと違和感で、もっとマルチで何にでも使える身近なフレームと思っています。
そして新品新車のこの写真より、再ピットインの時の方がオーナーの趣味嗜好に染まった格好いいバイクになっているんだろうな、と想像します。
(モデルごとに違うヘッドバッジも魅了↓EVASIONは人魚)
試乗車もあるので是非店頭で跨いでみてください。きっと想像と違うと思います。