こんにちは。
上馬店のジャッキーと申します。
ブログ初登場ということで、簡単に自己紹介させてください。
茨城県出身の23歳です。
ジャッキーというあだ名は大学時代までやっていた格闘技経験から。僕自身は全然カンフーとかは関係ないですが、由来は偉大なるジャッキー・チェン氏からです。大変恐れ多い…ですが自作のヌンチャクを自室で振り回していた小学生の僕は喜んでくれるでしょう。
乗っている自転車はMASH STEELと、SURLY STEAMROLLER、それから僕の自転車道の原点であるBMXです。
BMXから自転車にハマった僕は、MASH STEELでも主にトリック系の乗り方をしています。
TRICK TRACKと呼ばれる、700cの固定ギアでトリックをするジャンルがあり、僕自身も超リスペクトしているMATT REYES氏を思い浮かべていただければわかりやすいと思います。
最近ドロップされた激アツ必見映像をどうぞ!
今まで20インチでトリックしていたので、700cの固定ギアでトリックをするのは、感覚だけでは補えない難しさがあり、体に覚えさせる系の競技であることには変わりがないけれど、よりしっかり考えないと乗れないので少しインテリジェンスな感じがしてとても楽しいです。
そんなシングルスピードプレイバイクフリーク?の僕がお送りする、今回のブログはCRUST BIKES より、DEAD SAILOR DIRT JUMPERのご紹介です。
僕は普段からCRUST BIKESのHPやInstagramを覗くことが多いのですが、そんな時にチラチラと様子のおかしいフレームが目に入ってきていて、ずーっと気になっていたこのフレーム…
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そう、アルミ製の26インチダートジャンプフレーム、その名もDEAD SAILORです。
ダートジャンパーとはなんぞや?という方が大半かと思いますので、簡単に説明させていただくと、
MTBのジャンルの一つで、MTBといえば山を登り降りするクロスカントリーや、山下りに特化したダウンヒルなどさまざまなジャンルがありますが、その中でもジャンプしてBMXのようにトリックすることに特化したものがダートジャンパーです。
こんな感じで。この技はTOBBOGANと言います。
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ダートジャンパーの特徴として、取り回しの良い26インチのホイール径で、フレームもコンパクトな設計になっています。また、大きなジャンプにも耐えうる強靭なフレームと、その着地を和らげるためのフロントサスペンションがついています。飛んだり跳ねたりする上で変速機は必要ないため、基本的にはシングルスピードです。
簡単に説明させていただきましたが、要するに飛んだり跳ねたりが得意な、コンパクトでタフなMTBです。
ダートジャンプの説明はこの辺りにして、DEAD SAILORのご紹介を。
YETIの初期立ち上げメンバーであり、YETI元ビルダーであるFTWことFrank Wedelton氏とコラボして製作された、Made in USAのフレームです。当時のMTBシーンをよく知る方なら胸熱なのではないでしょうか。
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FTW Dirt Jumperとも呼ばれていたDead Sailorですが、MTBやBMXで大ジャンプした時に、空中でバランスを崩し、制御ができなくなってしまい、地面に叩きつけられるのを待つのみの、絶望的瞬間のことをデッドセイラーと呼んでいるようです。名前もなかなかクレイジーですよね。
CRUSTから出たダートジャンパー、なんだそれ、それだけで欲しい!となってしまったので、自分用に組ませてもらいました。
未塗装のアルミ全開のこちらのフレーム、まずはペイントを決めるところから。
CRUSTのYouTubeに、青空の下でかなり大胆にペイントする動画が上がっていましたので、ぜひ参考にしたいですね。
僕は悩みに悩んだ挙句、流石にここまでの大胆さを見せる勇気がなかったのでドシンプルにクリアー塗装にしました。
組み上がった自転車がこちらです。
夜な夜なフレームを磨きまくった後に、COOK PAINT WORKS今野さんにツヤツヤのクリアー塗装を施してもらいました。荒々しいアルミの質感が見えてとてもいいです。
DEAD SAILORには5色のロゴデカールが付属するので、左右別のカラーをペタリ。
フォークはROCK SHOXのPIKE DJ。ダートジャンプには欠かせないフォークです。名だたるプロライダーたちも使うこちらのフォーク、最強andかっこいいのでこのフォークを選んでおけば間違いないです。
そして僕が強度面で絶対的信頼を寄せているCHRIS KINGのヘッドセットと、BMXクランクを入れるためには欠かせないPROFILE RACINGのBBでお気持ち程度の色合わせをしておきました。
リアハブとクランク、チェーンリングもPROFILE RACING。このフレームはフロントのチェーンリングが最大30tまでなので、ギア比的にも小さい歯数で構成されているBMXパーツが調子良いと思います。クロモリ製のクランクは強度を求めるライダーにおすすめです。
サドルはODYSSEYのレジェンドライダーMIKE AITKEN氏のシグネチャーモデル。BMXサドルには珍しくレールタイプなので、一般的なレールシートポストが使えるのがいいですね。
大好きなTHOMSONのシートポスト、ロゴが隠れちゃうのは残念ですが、トリックの邪魔になるので低めかつカチ上げなセッテイングです。
PROFILE RACINGやODYSSEYをはじめ、BMXパーツを盛り込んでしまうのはBMXライダーの性でしょうか。
リムはVELOCITYのBLUNT 35を使いました。飛んだり回ったり、かなりリムが心配になる乗り方をしてみましたが、ノーダメージです。このリムを選んで正解でした。太いタイヤの履ける強靭なディスク用リムを求める方には自信を持ってお勧めしたいです。
tandemでゲットしたロケットバルブキャップもワンポイントです。
しばらく乗り込んでみましたが、これは楽しい!!
トリック的視点での感想は、かなりリアセンターが詰まっているのでバニーホップ系のトリックがやりやすいというのと、BMXより車体が長い分、フロントタイヤを上げたまま走るマニュアルがやりやすいです。今や少数派になってしまった26インチですが、飛びやすいし耐えやすい、絶妙なサイズ感です。アルミフレームということで気になるのは強度ですが見ての通り各所がかなりゴツい作りになっているので、心配無用です。特にリアエンドのデカさは笑いました。
遊ぶことに全振りしたこのバイクですが、気に入りすぎて最近はこれで通勤しています。ギアもなければサドルも低いので強制的に立ち漕ぎを強いられるわけですが、少ししんどいけど楽しいので許します。
そしてついに。バースピン仕様にしてしまいました。
フロントブレーキはトップキャップを通ってフォークの中に、リアブレーキはハンドル一回転分長くして…これで合法的にバースピンができるようになりました!このカスタムは少しコツが要りますので、やりたい方いましたら上馬店ジャッキーまでご相談ください。
最後にCRUST BIKESのYouTube より、Matt氏とDerrick氏のライディング映像をどうぞ。楽しそう。
気になった方は上馬店にて僕のDEAD SAILOR試乗できますので、是非是非ご相談お待ちしております。
最後まで読んでくれた方、有り難うございます。
-Jackie-