どうも!ダンカンです!

今日は元BLUE LUGスタッフで現在はフリーのフォトグラファーとして活躍しているnbことNobuhiko Tanabeと以前ブログでもちらっと触れたNew bikeについて。

現在もteam bluelugのメンバーとしてシクロクロスレースに参加するレーサーであり、シクロクロスの本場ヨーロッパで行われるシクロクロス世界選手権を撮影するために足を運ぶほどシクロクロス愛が止まない同氏。
そしてその現場で見て感じたものそのままを伝えるためにフォトブック『CROSS IS HERE』を製作。
翌年以降も毎年世界選手権へ撮影をしに行き『CROSS IS HERE』シリーズとしてフォトブックを製作しています。

そしてここBLUE LUGにも『CROSS IS HERE』2019年版が入荷してきました。
デンマーク、ボーゲンセで開催され、マチュー・ヴァンデルポールが世界チャンピオンに返り咲いた去年の世界選の様子が収められています。
ヨーロッパならではのダイナミックなコースに観客の多さに熱狂っぷり、そしてレースに挑む選手たちの表情とが切り取られた写真の数々は圧巻です。

先日スイス・デューベンドルフで今年の世界選手権が開催されましたが今年も現地の様子を写真に収めてきたようで、早くも次回作が楽しみです。

そしてnbさん自身がレースで使う新たなバイクの組み付けを担当させてもらったTomii Cycles CXをご紹介。

*TOMII CYCLES* CX

フレームはアメリカ・テキサス州オースティンで活躍する日本人ハンドメイドフレームビルダーTomii Cyclesのカスタムフレーム。

ヨーロッパのトップ選手がレースで使う各マスプロメーカーのジオメトリーを調べnbさんとビルダーNaoさんとで作りあげたフレームはパイプも軽量なものを使い、タイヤクリアランスも33c辺りを想定して設計するなどレースバイクとしての性能を第一に考えたバイクとなっています。

珍しいparleecycles製のカーボンフォークを使い、前後スルーアクスルにフラットマウントのディスクブレーキと、これがスタンダードになるであろう規格を採用しています。

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

若干青みがかったようなホワイトにイエロー〜レッドのグラデーションのロゴに目がいくペイントはCOOK PAINT WORKSで。
フレーム細部へドリルされた穴へもロゴと同色でスミ入れされています。

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

*TOMII CYCLES* CX

コンポーネントはSRAM force1。
以前のバイクからの載せ替えですがブレーキの規格がポストマウント→フラットマウントに変わったので、キャリパーのみ交換しました。

クランクはROTOR 3Dクランク+*AARN* narrow wide chainringの組み合わせ。
BBは*PHILWOOD* outboard bottom bracketで何度も言っているかもですが、回転性能と特に耐久性がズバ抜けて良いので、シクロクロスではオススメです。

そのほかパーツ類はZIPPでまとめた統一感がさらにレーシーさを引き出しています。

*TOMII CYCLES* CX

もちろんハンドメイドのカスタムフレームなので体の採寸をしてジオメトリーを決めている世界に一台だけのバイクです。
今回のように用途に合わせた仕様の打ち合わせなどで細かいニュアンスを日本語で伝えられるのが日本人ビルダーの強みでもあったりします。

毎度背筋が伸びるハンドメイドバイクの組み付けを担当させてもらいメカニック冥利に尽きます。

もうクロスシーズンも終盤なので、ガシガシ走る姿を観れるのは来シーズンですかね?
泥だらけになって、さらにカッコよくなる姿を見るのが楽しみですね!

ではー!