話題のSURLYハンドルCONER BAR。


何度かお取り付けご依頼をいただいてわかった事。

普通フラットバーからドロップハンドルに、ステムは変えずに交換すると「リーチ」の分だけハンドルが遠くなっちゃいます。

(ステムからレバーまで「リーチ」)

CORNER BARはドロップハンドルとは違ってリーチがほぼないので、ステム(加えてレバーも)を変えずにそのままポジションが作れます。

って書くと少し語弊があるので、
「現在ポジションが快適なフラットバーのバイクだったら、ポン付けするだけでドロップバーポジションが作れます」
という書き方にしておきます。

つまり、フラットバー時から拳一個握る部分が低くなるので、「現在ハンドルが低く感じているバイク」はさらにハンドル低くなっちゃうので、これはステム交換が合わせて必要、ということがわかりました。

ピットインいただいたお客様のバイク。

お父さんが乗っていたというラレーだそう。

このバイクを、CORNER BARカスタムをしたい、と言うご要望でした。しかし

カスタム前のセッティングで、すでに「ハンドルが低くて遠くて乗りにくい」とのことでした。

むむむ、このままCORNER BARを付けちゃうとさらに低くなってしまう。そこで

オーナーさまと店内物色。こんなステムはどうだろうか。*VELO ORANGE* grand cru cigne stem

これなら「高さ」と「近さ」を両方解決。corner barには31.8mmクランプ変換シムがデフォルトで付いているのもバッチリ。

そしてこれもこのハンドルが発売されてから、一番いただくお問い合わせ「シフトレバーは付きますか?」。特に皆さんSHIMANOのラピッドやトリガーシフターとの納まりを気にされているよう。

いくつか試す機会がありましたが、トリガー大丈夫なことが多いです。そもそも皆さんシフト、ブレーキ両レバーを「どこに付けてやろうか・・」と企んでいる段階なんでしょうか。

総じてこのハンドル、古いMTB、ロングホールトラッカーやクロスチェック、その他「ヘッドの位置が低いバイク」に取り付ける際はマウンテンドロップのようなポジションで組むと良い感じかと思われます。

無事CORNER BAR化したバイクがこちら。


この「上げて下げる」のがすごく格好いいと思いました、、グッときた。

ポジション的には、ドロップハンドルの下ハンより前傾にならないちょうど良いところ。


ハンドルに寄りかかって流したり、下ハン感覚でブンブン振ったり楽しい乗り心地。

シフターの納まり具合。

インジケーターは見にくいですが、気持ち良いところに変速レバーが来て問題なし。


今後このハンドルで、お客様やメカニック等が何を企んでいろんなバイクが出回っていくのが楽しみです。