この世には2種類のコンビニがあります。
「しゃり蔵があるコンビニか、そうでないコンビニか。」
僕はかねてから亀田製菓シンパだと公言してきました。美味しいおせんべいはこの世に沢山あれど、まず仕掛けるのは亀田であり、常に波風を立て、他がそれに続きます。
亀田製菓は常に挑戦的で一見応用アレンジ系フレイバーが目立ちますが、それはベースになる伝統系やスタンダード系おせんべいも常に高い水準であるからこそできる技なんだと思います。
パウダー(=味)とボディ(=おせんべい本体)両方が伴っていないといけない
そんな中、亀田製菓支持者の間で「最高傑作」の呼び声も高いのがこの「しゃり蔵」。
ネット上にはこの最高傑作のまとめサイトも立っています↓
そして以下「しゃり蔵」を含む検索キーワードをご覧ください。
「しゃり蔵 どこで売ってる」
ほら皆探しています。
明日からあなたもコンビニに入ったらまずしゃり蔵があるかないかが気になると思います。
そんなことはよい・・・
最近のフレーム事情。最近お店でご指名いただくことの多いフレーム。
ALL-CITY「Space Horse」
少し前まで、新興勢力のモダンなフレームとして名機SURLY Cross Checkと比較され始めたモデルですが、ここ最近は肩を並べるほどの確固たる選択肢に”成った”ので改めて見て欲しいです。
初期の初期は、ちょっち垢抜けない感じもありましたが、ここ近年海外のバイクショップでも本当格好良く組んだバイクがブワッと増えた。
クロスチェックと比較されるのは汎用性、万能さ。
街乗り通勤、ツーリング、悪路、オフロード。組み方によって何でもこなせるところ。
僕の印象シクロクロスバイクが元になってるクロスチェックに対し、スペースホースはもっとロードバイク的でツーリングバイク的。ヒラヒラとアクティブなクロスチェックに対し、まっすぐグンと伸びるのがスペースホース。
基本無地単色で、カスタムペイントにて塗り替えのご用命が多いSURLYに対し、毎年デザインが変わるALL-CITYはペイントそのままで組むのが良いです。
過去のデザインに価値が付いたり、毎年発表されるペイントが話題になったり。これはSURLYにはないところ。っていうか本来普通そうですよね。
特に僕はこの今季のグラデーションラインのデザインがグサッときました。。これ格好いいなー
ちなみに昔はリムブレーキでしたが、今はディスクブレーキ仕様になります。
そんなSPACE HORSE、組ませていただいたお客様のバイクも徐々に実績溜まりつつあるのでフォーカスしてご紹介します。
2018年カラー、グラデーションラインのクリームベージュ。これも僕個人的推しのグッドカラー。
最近のロットからフレームサイズとホイール径がリンクしました。大きなサイズはおなじみの700c、小さめサイズは皆履きたい650B!
オールロードバイク、グラベルロードバイク。最近は”ロード”や”マウンテン”車種の垣根がどんどん薄くなってmixなものが旬ですが、悪路も走れるモッチモチ乗り味のグラベルロードの最新形*WTB* horizon road+ tire、650x47b 通称「Road plus」のタイヤが入るクリアランス。
フレームカラーにひも付けたアクセント、パーツ選びが楽しい。ヘッドセット、ハブはCHRIS KING。僕らが用意できるハブの中で最高の部類のもの。新品の回転性や軽さはもちろんなんだけど、高いメンテ性でケアしながら永く使えるところ。5年後10年後も最高のハブ出会ってくれるところ。
ディープなハイトですがそのルックスに反してめちゃ軽いリム、VELOCITYのaileron。ディスクブレーキのこの手の車種ならこのリムが個人的推しです、HEDよりコスパもよし。
小径車や複数台バイクをお持ちのオーナー、お持ちの他のバイクより速く軽く、遠くまで走れるけどピュアロードバイクほど肩肘張っていない、ってキーワードにこだわりました。
コラムスペーサーも多めでのんびりポジションで納車させていただきました。のりまくってポジション出して、思い切った遠出のツーリングにも挑戦して欲しいです。
ちなみに同じカラーのフレーム、以前紹介した別のお客様のバイクでスペースホースの懐の深さを見てください↓
全く別物!ダイナモライトにアルミの泥除け。こんなスタイルも良い。乗り手の要望用途を鏡写す、そこがクロスチェックと比べられる由縁です。
お次のスペースホース!
ファンの多かった数年前のカラー、シルバーにホワイトの銅抜きのデザイン。
荷物をたくさん積んだりマイペースで走れたり、っていうエブリデーバイクを他にお持ちのオーナーより、「それとコントラストが付くように、より気持ちよくスピードが出てもっと機動力があるものを」というご要望で組ませていただいたスペースホース。
ヘッドセット、BB、ハブの回転部はPHILWOOD。ほぼメンテフリーで手がかからず末長く高回転が続くタフなアメリカ製コンポーネント。振り回す部分=ホイール外周部のリムは軽量なものを合わせると、バイクの乗り味が決まります。軽くてチューブレスも対応のVELOCITY A23リム。
お持ちのバイクより軽くて速く、40Cという太いタイヤが履けるオールロードバイク、ってキーワードを意識しながらパーツを選びました。
SRAMのフロントシングルのコンポは、右手の指1本だけで車体全体を直感的に操作可能。
この頃のロットはリムブレーキなので太めのタイヤをコントロールしやすいようカンチブレーキではなく制動力の高いPAULのミニVブレーキmini moto brakeを。ガツンと効きます。
こういうハイテクコンポでバチっと組み上げてもキマるのも、SURLYとは違うALL-CITYの一面だな、と思います。そして個人的にはスポークとリムをブラックではなくシルバーにしちゃうオーナーのセンスが好き。
クロスチェックよりシャキッと速いバイクのニュアンスを入れる場合、スペースホースは候補筆頭です。
と、比較して同じ年度のデザインのフレームを見てください。こちらもめちゃ良いです。
エンド形状を活かし、スペースホースをシングルスピードにて。
オーナーのライフスタイル、乗る距離やエリア的にギアや変速機は全て取っ払って、1スピードにてミニマムなコミューターに組みました。
とはいえせっかくシングル専用設計のバイクではない汎用性を活かしたいので、ゆくゆく数年後にギアード化できるようにロードハブを仕込みました。とりあえず今はギアは1枚。しばらく乗って乗り方や用途が変わったらギアを仕込むことも簡単。
ゆったり手前にベンドした*NITTO* b602F bosco barは姿勢を起こして楽なポジションを取れます。それすなわち普段着で、動きやすい自転車用の格好をしなくても乗れちゃうところ。イコール私服で通勤やお出かけをするオーナーにぴったり。
生成りのバーテープとBROOKSの布サドルcambiumと合わせるのはオーナーの案。
何かに特化したフレームは、乗り手と用途にハマったときは無敵な機能を手にできますが、1台で色々な楽しみ方、遠い未来パーツを組み変えたりいろんなスタイルで楽しみたい方はこのフレームの汎用性って部分をきっと気に入ってもらえると思います。
これからファーストバイクを組みたい方、次のバイクは”何でもできる万能機”をお探しの方、ぜひこの”スペースホース”を選択肢に入れてくださいな。
バイクカタログにて過去に組んだSPACE HORSEを一挙に見ることもできます。>>BLUE LUG的スペースホース一覧<<
あなたにアジャストした世界に1台のバイクの構想、お手伝いしますのでピットでご希望ご要望お聞かせくださいな。