ついに正式発表となったREW10 WORKS初のストックフレームRR29
ダンカンさんがREW10 WORKSやフレームについてをこちらで紹介してくれたので、僕は少しフライングで乗らせてもらった感想を。
様々な機械や道具を使って一本一本丁寧に造られていくハンドメイドフレーム。その無骨な工程が好きです。自転車が少しずつ形になっていく姿は見ていて飽きません。
そうして出来上がったフレームに我らがCOOKPAINTWORKSで塗装を施せばRR29の完成です。
クロモリのロードバイクに乗るのは初めて。学生の時に乗っていたロードバイクはレースで使う様な硬いカーボンフレーム。当時は重く柔らかく「しなる」という理由からクロモリのフレームにまたがる機会はなかったのですがこのRR29に出会い、このバイクで行った様々な場所や環境下での体験や感覚がクロモリフレームの良さ、ハンドメイドの良さを実感させてくれました。重量ではアルミやカーボンには勝てませんが、フレームの「しなり」や反応においてストレスを感じることはありませんし、むしろその独特の振動吸収のおかげで長時間乗っていた時の疲労度が全く違います。そしてなにより一から丁寧にハンドメイドされるフレームには大量生産にはない温かみやクラフトマンシップを感じることができ、今まで物や機材だった自転車にまるで相棒の様な特別な感情を抱くことさえあります。このロードフレームもそんなハンドメイドフレームです。
僕のRR29を紹介します。
ヘッドパーツと前後のハブは安心安全PHILWOODで固めて耐久性は抜群。昔ながらのポリッシュ加工はクロモリフレームとの相性も100点満点、クロモリフレームの美しさを際立たせてくれます。
コンポーネントは昔使っていたものを引っ張り出してきてクラシックっぽく組みました。
対照的にブラック系のパーツで組むと、カチッと引き締まった印象になります。
ハンドル周りは大好きなNITTOでまとめました。NITTO製品の主張しすぎないデザインがフレームのシンプルさを邪魔することなくうまくまとめてくれます。
そんなRR29で第三回カンパニーライド、そして撮影を兼ねて飯能へ。
細かなアップダウンが続く林道を3人共このRR29で走ります。上り坂は正直疲れる。きつい。しかし体が徐々に追い込まれていくにつれて変速のタイミングやタイヤのトラクション、フレームのたわみなど自転車の特徴を一番よく感じることができ、クロモリの中でも細く薄いパイプを使用しているこのフレームの良さがよくわかりました。重量やしなりなどによるストレスをほとんど感じない、むしろ反応のいいよく走るバイクです。飯能だけに。
そして今回で3回目となるカンパニーライド。やっと晴れました。むしろ暑い。
ここでもう一つご紹介。ライドの時、場所や環境によってライダーは常に様々なストレスを感じながら走ります。特にこれからの季節、今回のような暑い日なんかは汗によるウェアのベタつきが1番のストレスになるので僕が自転車の次に気を使うものがウェア。オススメはウールジャージです。
常に温度を均等に保つウールジャージは寒い時は暖かく暑い時は涼しく感じますし、天然素材であるウール素材には元来抗菌性があるため消臭効果もあります。なので僕は本格的な冬場以外ほとんどウールジャージを着ています。その中でも最近すごく気に入っているのがこのRINGTAIL
ウールジャージの快適性とカルフォルニアらしいポップなカラーが魅力のブランドです。
こちらはおなじくRINGTAILのウインドジャケット。撥水性もあり、風を通さないので急な天候の変化や下りの際などの体温調節にもってこい。この組み合わせさえ持っていれば真冬以外だいたい気持ちよくサイクリングできますし、ポップなデザインはかわい子ちゃん受けも良さそう。
着ない時はこんなに小さくなるので自転車乗る時はジャージのポッケ。普段はいつも持ち歩くカバンに忍ばせています。
「寒くなってきたな」なんてサッと羽織れば女子の視線を独り占め。
ちょっと長くなりましたが、REW10 WORKS 初のストックフレームとしてデビューしたRR29、一見ハードル高そうなハンドメイドバイクの息遣いをしっかり感じることのできるすばらしいフレームをご用意できたと思います。RINGTAILと合わせて是非一度Blue Lug各店でご覧になってみて下さい。
ではまた!
ウエンツ