どうも!ダンカンです!

RHC2018

毎晩続いたRed Hook Critトリップブログ。
ヒロくんのバイクショップ編、カッコいいバイクショップにそこで働くスタッフ、お店にやってくる仲間たち、本当にBrooklynで色々な人たちと出会えました。

そしてトミーのNYCストリート編 、憧れの地ニューヨークに降り立ったトミーはめちゃくちゃテンション上がってました。
知らない土地、ましてや海外を自分の自転車で走る機会なんてそうそう無いことなので、毎日がワクワクでした。

冒頭から締めみたいになっちゃいましたが、ここからが本番!!本日はレース編です!

 

時差ぼけの影響かNY滞在中は毎朝早起きをしてしまって、この日も予定より1時間くらい早く起床。
優雅に朝食を食べ会場まで出発します。
宿から会場のあるRED HOOKまでは自転車で20分ほど。
会場に着くとオープンの時間は過ぎてるものの各ブースまだ設営中でした。笑

そしてオレンジ色のバリケードで作られたコースと、START/GOALのアーチがすぐ目に飛び込んできます。
その瞬間、ついにこの場所に来てしまったという感動と、このコースを走れるワクワクと、不安と緊張とが入り乱れて訳わからない感情になってたのを覚えてます。

 

今回で11回目のRED HOOK CRIT BROOKLYN。
最初はイリーガルに開催されていたストリートレースがスポンサーを付けて大きなイベントとなり、今ではヨーロッパのイタリア、ミラノ、ロンドンでも開催されるワールドシリーズのレースとなりました。
レースが大きくなると共に安全性にも注力していて、細かなルールが決められています。

エントリーライダーは総勢320人。予選を4組80人ずつに分けて2回行い、1回目の上位20人、2回目のANOTHER CHANCE RACE上位5人、4組合計で100人が決勝に進むことができます。

コースはほぼフラットな一周約1kmのコースを予選1回目は12周、2回目は10周、決勝は32周で行われます。
レース中はコース各所にマーシャルが配置されていて、レーサーに向けてフラッグを振りレース状況を知らしています。
また先頭集団の前に2台バイクが走っていて、集団1つ前のバイクはコースの安全を確認し、さらにその前のバイクは周回遅れになる選手に警告する役目です。
青旗を振られるとコース途中にある出口から外に出ないといけないのですが、それ以外の場所で先頭集団が追いついてくるとクラクションをめっちゃ鳴らして知らせてきます。笑

コースオープンになったらできる試走に備えまずは選手控え室へ。

入り口にはセキュリティがいて選手とサポートスタッフ、メディアや関係者以外は入れない建物内が選手控えになっています。
中はコースと同じ柵で区切られたいくつものブースになっていて、選手5〜6人ほどで1ブースに割り振られ、ここに荷物やバイクを置いておくことができます。

ここでバイクの準備と着替えを済まして、いざコースに試走しに行きます!

と、コースインする前に車検があります。

バイクに関してもレギュレーションがしっかり決められていて、
・トラックバイク(固定ギア)であること
・ドロップハンドルであること
・ブレーキレスであること
・ビンディングペダルであること
・トラディショナルスポークウィールであること(バトン、ディスクは禁止)
などなどのレギュレーションに沿ったバイクかと整備がしっかりされてるかのチェックを受けてからコースに入れます。

RHC2018

車検を待ってるときの写真なんですが、サングラスしてても緊張しているのがわかりますね。笑
いよいよコースを走れると思うとめちゃくちゃドキドキしてました。

車検も無事終えていよいよコースイン!
トミーがGoProを付けて試走をしていたのですが、その時の映像がコレ!

事前に聞いていたよりも路面は比較的綺麗。笑
でも日本のアスファルトよりも石粒が大きくて、つぎはぎだらけな感じでここでは転びたくないと思いました。

試走なので流して走っていますが第一印象は結構なハイスピードコース。
一番カーブのきついヘアピン以外はしっかりライン取りができれば、そこまで減速せずに曲がれるコース設定です。

ただ、試走をしてみて「ギア比が軽すぎるかも、、。」と若干不安になります。

レースのルールと合わせてオススメのバイクセッティングの記載もRHCの公式のページにもあるんですが、男子の推奨ギアが48x14T(3.42)!!!
さすがにそんなギアは踏めないとビビって49x16T(3.06)にしたのですが実際のレースではどうなることやら。。笑

そして、ついに!僕の予選が1組目だったので試走後すぐに始まります!

RHC2018

RHC2018

グリッドに並んでる時も笑顔がぎこちない!笑
過去の成績を考慮してグリッド順が決められているのですが、初参加の僕は4人ずつ並んだ列の15列目、前に60人近くいます。

 

そして1分前のコールが。
30秒前、、15秒前、、、10秒前、、、、スタート!!

クリートキャッチもスムーズに行き出遅れている選手をスルスルと抜かしていきますが第1、第2コーナーで大渋滞。
シクロクロスも同じようなスタートなので慣れていますが、各選手なかなかの接近っぷりで接触しないよう気をつけます。

コーナーを抜けると直線で一気に加速、次のコーナーへ向かいますが、ちょっとでも隙間があれば「インサイド!インサイド!」と入り込んでくるので油断できません!

RHC2018

RHC2018

1周目を終わる頃には集団もバラけ先頭集団は遥か彼方へ…。
同じくらいの脚力の選手たちで固まり始めます。

そして試走で感じたギア比の軽さがレーススピードになるとやはり軽すぎる。
毎回コーナーの立ち上がり他の選手がダンシングでグイグイ加速していく中、こっちも頑張ってクランクを回すんだけど回りすぎちゃって辛い。。完全にセッティングミスでした。

同じHEAT1を走っていた人のオンボード映像。
この人は17位で決勝進出してますが、ありえないくらい速いです。
始めの方にちらっと僕も写ってますがあっという間に抜き去られました。。

その後の僕はというと5周終えて6周目の中盤あたりで後ろから迫る例のバイクにめっちゃクラクションを鳴らされレース終了。
半分も走らせてもらうことができませんでした。

出走70人中64位と散々な結果でしたが、ビリじゃなくてホッとしました。笑

その後はHEAT4を走るトミーのサポート、応援に!
レース内容にについてはトミーもRHC激走編ブログを執筆中とのことなので乞うご期待!!

そして2回目の予選、ANOTHER CHANCE RACEを走ります。
1回目の上位20人が抜けたとはいえトップグループのスピードの速さは変わらず、結局10周中7周でラップアウト。
僕のRED HOOK CRIT初挑戦はここで終わりました。

想像以上のレベルの高さに手も足も出ずに終わってしまい、帰国してから沸々と悔しさがこみ上げている現在です。
帰ってきて速攻でギア比を重くしました。笑

RHC2018

自分の全てのレースが終わり何かから解放されたのか、我ながらいい笑顔してますね!

あとは決勝のレースを観戦し終わるまで楽しむのみ!
会場には多くのキッチンカーが出店していてまずは腹ごしらえ&ビール!!

RHC2018

会場をふらふらしているとMASHのChasが!
RHCの前週にサンフランシスコで開催されたレースでクラッシュしてしまい、今回はスタッフとして運営をサポートしていました。

RHC2018

レース直後で息も整っていないところを呼び止めてしまったのに、紳士な対応してくれたMASHのEvan。
2015年のムービーでは髭をバリカンで剃って別人になっていたのが衝撃的だったんですが、めちゃくちゃ速いレーサーで、この日も予選、決勝とも常に先頭グループでレースを展開していて熱かった!

 

そうこうしているうちに日も暮れ始め、女子から決勝レースがスタート!
決勝ともなると観客はどんどん増え、コースサイドを埋め尽くしていきます。
RHC2018

RHC2018

女子とはいえスピードも速いし、ライン取りやコーナリングも上手いので参考になります。
ちなみに赤青のZIPPを履いた子が可愛かったのです。笑

 

そして、いよいよ男子決勝!
会場の盛り上がりも最高潮になりスタート!
RHC2018

RHC2018

序盤からハイスピードで先頭が目まぐるしく変わる展開に興奮しまくりです!
こんな人たちと同じ予選のレースを走っていたのかと思うと諦めがつきますね、、。

RHC2018

RHC2018

女子決勝の終盤からポツポツと降り始めた雨はどんどん雨脚が強くなり、中盤以降は土砂降りに。
そんな状況でも誰が勝つのか全くわからないくらいに順位が変わり、攻め続ける選手から目が離せません!

雨は弱まることはなくラスト1周の鐘が鳴らされます。
ホームストレート手前の最終コーナーで観戦していたのですが、最初に飛び込んで来たのはSpecialized/Rocket Espressoチームの二人。
そのままSpecializedのどちらかが勝つかと思われたが、ゴールスプリントを制して優勝したのは去年のRED HOOK CRIT LONDONも制してるイタリア人プロロードレーサーのFilippo Fortin!

Your RHC No.11 men’s winner Filippo Fortin #redhookcrit #rhc11

Red Hook Criteriumさん(@redhookcrit)がシェアした投稿 –

目まぐるしく変わるレース展開に、レーサーが目の前のコースサイドギリギリを60km/h以上で駆け抜ける迫力、そんなレースをショーアップして盛り上げるMCと応援する観客、スムーズにそして安全にレースを進行していく運営などなど、実際にその場での空気を感じて、ワールドシリーズをするまで大きなイベントとなり、世界的に盛り上がってる理由がわかった気がします。

まだまだ興奮冷めない上馬ダンカンと代々木公園トミーなので、RED HOOKの話振ってくれたら喜んであんなことこんなこと話しますので、興味と長くなるかもなので十分なお時間があれば是非聞いてください!

RED HOOK会場で販売されていたアイテムがごく少量ですがオンラインストアーにアップ完了しました!
今回BROOKLYNで訪れたDELUXE CYCLESKING KOGのアイテムと合わせてチェックしてみてくださーい!!

RHC2018