今日の上馬日記です。
週末は、僕らの飲食部門LUG HATGAYAにて新しく稼働した通称”もぐもぐピット”が登場します。
どういうことかというと、cafe & bar LUGに併設されたピットにて、美味しいご飯やコーヒーを飲み食べしてる間にあなたの自転車整備させてください!ってことです。ちなみに”もぐもぐピット”という呼称は上馬でだけ読んでいる呼び方なので他では通じません。恥をかうので使うのはおやめください。
もし自転車でLUGにお越しの方は是非、常駐メカに自転車見せてくださいね。ご飯食べ終わって帰る頃には「お、なんか調子よくなってる!」なんて思っていただけるように頑張ります!
まあ僕らメカニックも普段のピット飛びだして 可愛い女子の来る可能性の高い いつもと違う雰囲気の中で工具握りたい、って思惑もあります。正直。冷やかし歓迎でメカニックにも構ってくださいな。
さて本日はブルーラグの男子卓球部室女子マネ無し(だれがじゃ)上馬ピットよりナイスカスタムなお客様のバイクをご紹介します。同じカスタムしたい人いませんかー?
お持ち込み頂いたのは年季の入ったブリジストン。
このバイクのコクピットを思い切ってガラッと変えてみたい、というオーダー。取り出したるは
*NITTO* rivendell bullmoose bar。この手のバイクを輝かす魔法のハンドル。
うむ。当時のバイクのハンドルほとんどがスイープがほとんど無い(=手前に戻ってこない)まっすぐなハンドルが多く、手首が返って前傾重心、ゆったりクルージングするにはちょっとしっくりこ無いことが多いです。
手前に美しく戻るこのスイープ。そしてステム一体形成はいわば当時の高剛性。見た目だけで無い安心感も得られます。
そしてハンドル交換に伴う今回のもう一つのハイライト、ブレーキも交換します。
ビフォー。かなり年季の入ったカンチブレーキ。
シューもぺったんこだったし、ハンドルが変わってワイヤーも貼り直しなのでついでにブレーキも変えちゃう作戦です。この場合工賃ドッキングでお得にカスタムできます。
僕らが用意できるリムブレーキで最高のもの、PAUL compornentsのブレーキ。
ただ”削り出し”ってメーカーはたくさんあるけれど、PAULのすごいとこは”整備性”と”デザイン性”。削り込んで軽いけどすぐ壊れてしまっては意味無いし、デザインが斬新でも調整しにくかったり使っていく中で不便があったら本末転倒。PAULはその辺両立してることが本当にすごい。例えば
PAULのカンチ、Vブレーキはフレームに溶接されている台座にそのまま装着するのではなく、ピボットをかぶせてから取り付けます。
これによって、どんなフレームでもイコールコンディションで作動します。フレームによっては台座の精度が悪かったり、長く使って台座が変形してしまったり、ブレーキの持つ本来の性能が発揮できす、フレームとの”相性”が作用することもあります。
PAULはこの高精度のピボットの上で動くのでどんなバイクでも”PAULの性能”を発揮します。
ビンテージパーツ、物珍しくて当時のアルミ削り出しに僕も惹かれることもありますが、PAULの方が断然すごいです。since1989、そこからいくつものノウハウを積み重ねて今尚進化するネオビンテージ。中古パーツよりも10年使って次のビンテージになる、使う人のことも調整する人のことも考え抜かれたブレーキを是非使って欲しいです!!!!うおおー
ちょっと興奮しすぎました。
(フロントはRED、リアはブラックというオーナーの遊び心)
もともと使っていらしたOGKのレトロなグリップがハンドル、ブレーキと超常的にマッチングしました。お客様のバイクから得たこういう発見もメカの特権。幸せー
デデーン できました。ルーツだけど古くない、そして乗りやすいバイク。
RIVENDELLやPAUL、アメリカには足跡を大事にしつつも懐古に引張られ無いで進化するメーカーがたくさんあります。SURLYやRIVのフレームをそんな空気で組んでも素敵ですし、今回のお客様のように古いフレームの輪廻天性に使ってもよし、だと思います。
年季の入った愛車ありませんか?お持ち込み下さい!パーツ交換や調整で不便を潰して生き返らせることができます。
新しく長く乗れる愛車をお探しではありませんか??あなたにぴったりのとっておきのフレームを斡旋しますので、用途や要望、休日の過ごし方や好きな色、あなたのこだわりを聞かせてくださーい