上馬店より谷です。
なんかもう本当に雨ばっかで嫌ですね。8月あんなに降ったじゃんか、と鼻息荒く憤っております。
毎日シトシト降ってばっかで腹たってきたので、
ここ最近外していたフェンダー(泥除け)を愛車に復活させました。
これでもうへっちゃら。いくら降ろうとチャリ通勤やめないもんね。傘持って満員電車のストレスより100倍マシです。
フェンダーを自分のバイクに取り付けてて、ふと思い出したのですが、、
先日来日したSWIFT INDUSTRIESの面々、、
「マッドフラップ」というフェンダーの先っちょに付けるこのヒラヒラ、
もれなくみんな付けていました。
路面の水やフェンダーで避けた雨がさらに後ろに跳ね上げないようにするこのマッドフラップ。今まではなんとなく、”付けたらつま先が濡れない便利アイテム”ってだけだと思っていました。
(↓マルティナ&ジェイソン夫妻のマッドフラップ)
SWIFT御一行に通訳として同行していた弊社ミシンチームのジャグさんが、彼らからなぜマッドフラップをつけるのかを聞き出してくれて、それがかなりグッときたのでシェアします。
『元々SWIFTのあるシアトルという街は雨が多い街らしくフェンダーは必須。
そしてマッドガードは後ろを走る人に対して「しぶき」が飛ばないように気を使った「やさしさ」アイテムです。
みんなでどこかに行く時、トレインを組んで走ったりする時にコレがないと後ろを走る人がずぶ濡れになるらしくマナーとしてつけるって言ってます。ジェイソンのバイクには手作りのものが付いていたり、レザーのものが付いていたり、思い思いに楽しんでいる印象です。』
・・・なるほろ、後ろを走る人への配慮、思いやりアイテムだったんですね。
ほら、みんな付いてる。
自分への機能はもちろんだけど、後ろの人へのマナー、優しさアイテムって側面もあったなんて。
僕は自分のつま先のことしか考えていなかった。なんて自分は心が醜いウンチ野郎なんだ。
その優しさから生まれたアイテムが進化して発展して、DIYで自分らしく作っちゃう、自己表現のアイテムってトコまで昇華されているなんて。文化の根付き方から違うな〜と目から鱗がバシバシ落ちました。
このマッドフラップいろいろなメーカーから出ています。
雨の日乗らないバイクに装飾的な意味で付けるんじゃなくて、あくまで実用的に、優しさと思いやりを込めて必要なバイクに付けるのが本当に素敵だと思います。でもとっかかりとして、彼らへの憧れでまずは真似してみる、って言うのがいいと思います。
彼らのようにレザーや樹脂でDIYで作ってもいいし、クリーンにこれら市販のフラップをつけてもいいですね。もしくは
画像を探すと、”ジャンク派”の人もたくさんいるようです。
そういえばRIVENDELLのグラントさんも「美しいバイクにダクトテープで作った醜いフラップをつけてみんなをびっくりさせよう」って言ってました。バーテープやステッカーと同じ、自己表現にもなる。一層興味湧いてきました。
うーん自分に合うのはどのフラップか、はたまた自分で作るか、考えてみます。
やはりレザーのものは貫禄があります。これはBROOKS。ボロボロになったらさらに良い雰囲気でそう。でもちょっと自分にはクラシックすぎるかな?
作るとしたらどうだろう。古くなったボトルを切るか?うーん上の写真のHEINZがインパクトありすぎてしっくりこない。
とりあえず作りたい衝動が抑えられないので作ってみます。よくある文房具のクリアファイル。
いい感じに切ります。適当な感じがいいやね、試してみよう。
うん微妙!
リフレクター貼ってみようかな?ちょっとまだわかんない熟考の余地あり!そのバイクその人に似合ってるものが良いくさいですね。ちょっとマジで考えよう。
そして今超いいこと思いついた。アディダスのスーパースターのタンを切って使うのどうですか。自分のスーパースター切るの嫌だけど!誰かこのアイデアあげます。
RIVENDELLからはロウ引きのコットン製のものがでてます。これもいいですね。
もう一個いいこと思いつきました。弊社で扱っているこのブランドのお財布、すごく不思議な素材。
レザーだとクラシックすぎる、DIY系は汚すぎるって方、この素材でフラップあったら可愛いですよね?
ほらこのオレンジとか!誰か作ってください。
話しが脱線しまくりましたが、雨の日はフェンダーやポンチョ、お気に入りの雨具があれば自転車乗るの一気に楽しくなります。
まずはあなたの愛車にフェンダーのお取り付けはいかがでしょうか。付くかどうか、どんなフェンダーがあるかぜひご相談ください。
合わせてフラップのお取り付け、グッときた方ご相談くださいな。フェンダーにあなを開けてボルトオンしたり、簡易的にタイラップでつけたり・・どんな手段があなたのバイクに合うかお店でお話ししましょう!自作のフラップの持ち込みも歓迎です!