今日の上馬日記!

まずはチラ見せ。
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興奮しすぎてフライングします。
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準備が整ったらお披露目します。
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ローカルにフレームビルダーがいる喜び!その手で様々なものを生み出す魔術師。
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こんだけ見せたらチラ見せじゃないか。でもいいの自分が欲しいもの、ビルダーって生き物がその手で生み出す金属を加工したもの。PHILのハブやSWIFTのバッグとかもそうだけど、大量生産でなくて、ハンドメイドや小規模工房にて丁寧に作られたものってなんでその手にするとこんなにニンマリしちゃうんでしょうかね。続報を楽しみに待ってくれたら嬉しいです!

そして本日の上馬ピットより。ハンドメイドつながり、一人のビルダーが生み出すもの。
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『PASS AND STOW RACKS』

ハンドメイドin USA。大げさでなく”この世で一番格好いいラック”って呼んでいます。
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アメリカのバイクショー、ハンドメイドバイクビルダーに引っ張りダコの彼のラック、彼のラックの展示バイクもハンドメイドバイク。同じ職人惹かれ合うんであろう。
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今組み付けをさせていただいている、お客様のALL-city “SPACE HORSE”。このラックをお取り付けする機会があったので写真を撮りました。

パイプと板から成るこのラック。実用性を突き詰めて、でもなおそれに伴って力強くて美しくて、装飾的でないのにため息が出るような。要するに格好いいです。
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ホエールテイル、クジラの尻尾。フォークのクラウンとラック本体を繋ぐこのパーツも、量産だったらこんな造形ではないですよね。

このパーツでがっちり強度、そして様々なフォークに良い位置に取り付けることができます。
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今回はフォークに合わせ少し曲げました。
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フォーククラウンよりラックに向けて、タイヤとブレーキを避けつつ、ラックの天板が良い角度に付くよう侵入します。

そしてこのラックのハイライトといえば、
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ライトマウント。ここにライトを仕込めばもちろん積荷がライトの光を遮ってしまうのを防げる、んですが、それだけではない。綺麗で几帳面でって美しさじゃなくて、合理的で機能的で、意味あってデザインされる美しさ。
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ダイナモライトの電線をパイプの中に通せるので直にダイナモ仕込んでもよし、PAULのGINOを仕込んでバッテリーライトを巻きつけても良いです。
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あと比丘が好きなのはここ。このつま先のディテール。
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この”板とパイプ”から成る、計算され尽くされたデザインが超好き。ちなみに穴が二個あるのは、今回使ってる穴をフォークのフェンダー側ダボに固定するともう一つが代わりにフェンダー受けになってくれます。今回はフォークの肩下との相性でこっちの穴を使いました。
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強靭なパウダー塗装の塗膜、美しいメッキもいいけど、このパウダーコーティングが日々使う中で傷だらけになると、”道具”としてもっともっと魅力的になります。ぜひピカピカ磨くよりガツンガツン酷使してほしい。
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ハンドメイドラック、沢山作れるものではないので毎回少量入荷です。が、コッチ系好きなひと(自分含む)に確実に刺さって毎回すぐ無くなってしまいます。

ビルダーに「本末転倒だ!」と怒られそうだけど、ものを運ぶためのラックなんだけど、このラック使いたいから運ぶもの探しちゃう、このラック付けたいから自転車欲しくなっちゃう、そんなパワーさえ持ちます。酷使して輝くラック、あなたのバイクにどうでしょうかー?

転倒で実物触ってくださいね。取り憑かれます。

そんでもって、明日月曜は夕方18時よりゲレロナイトもLUG HATAGAYAで開催なので、お腹ペコペコでぜひ参戦くださいー
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(肉とオリーブオイルにむしゃぶりつきたい)