今日の上馬日記はバイクカタログ更新です。
上馬店で組ませていただいたお客様のバイク達。
自転車ってやつは、乗るほどに乗り手の用途や欲求に応えて変化させることができます、どんどん良くしていくことができるのでゴールはないです。そこが楽しいし、末長く付き合える道具である一因でもあると思います。
でも、納車直後はオーナーにとって、担当したスタッフにとっては最高の瞬間。そんでもってバイクは変化していっちゃうので同じ瞬間はもう訪れない。
なので納車前の写真って撮っておくべきだと思うんですよね。カレーもそうですよね。食いかけのカレーって食ってるその人以外はあんまり見たくないですよね。ん?何言ってんの俺。
本来の用途は長距離、長時間のツーリング。すなわち乗ってる人間が疲れないフレーム。速く走るバイクではない。その特徴を活かしつつ、スタンドの付け易さ、前後にキャリアやラックの付け易さ、荷物の積み易さも相まって、毎日乗りたい”エブリデーバイク”の媒体として選ばれることが多いのがこのフレーム。
オーナーの用途はメインは通勤、日常。WALDの大きなバスケットにいつものバッグをドサッと入れて、
鍵、雨具等バイクとセットのものや、ショッピングで急に増えた荷物なんかはRIVENDELL sackville saddle sack、大きめサドルバッグにポイポイ放り込めます。それらを支えるのは*NITTO* rivendell R14 top rack。
フロントハブはSCHMIDTのハブダイナモから給電して夜道を明るく照らします。
リアハブはPHILWOOD。僕らがご用意できる最高のものの一つ。
SCHMIDTと前後で合わせるにはPHILが一番。鏡面までポリッシュされたその仕上げだけでなくて「末長くメンテフリーで高耐久」でありつつ「なめらかな高回転」であるって長所がピッタンコであるところ。
美しいHONJOのアルミフェンダーともマッチします。雨も水たまりもバッチリ。オーナーの高い美意識と、ライフスタイルに寄り添った生活圏最強バイク、です。
お次のバイクも良い雰囲気。
*RIVENDELL* sam hillborne
フレームサイズは51、ホイールは650B。RIVのバイクのラインナップの中で万能で、日常ライドも休日ツーリングも両方楽しめるスペックのバイク。ドロップハンドルを付ければのんびりロードバイクやツーリングバイクのニュアンスももたせれるほど他のRIVバイクよりキビキビと走ってくれるフレームですが、
この度は名作アルバトロスバーゆったりと手前に戻ってくるrivendellデザインのハンドルにてご指名。
完成車パックデフォルトのCHOCO BAR、に似ていますがチョコバーの方がライズら少ないです。天地を返してもよし、手前に戻したいけど高さはいらないなーって方はチョコ。ゆったりアップポジション狙いたい方はアルバトロスでどうぞ。
優しい握りごこちのコルクグリップ、ハンドルの尻尾に仕込んだバーエンドシフターで変速します。ローテクですが不便なし。カチカチとインデックスの無いフリクションですが、慣れれば手のひらの感覚でバシッとギアをいれれちゃいますよ。
鉄板の組み合わせ、フロントM-1ラックにWALDバスケット、バスケットは小さい方です。WALD純正のステーでつけるより、低い位置につけるのでハンドルの干渉も少なく荷物も積みやすいです。ゆくゆくハンドル交換する時も純正ステーだと色々不便があるのでやはりこの付け方がオススメ。
と、色々パーツディテールをご紹介しましたが、RIVENDELLのバイク、美しいラグの造形や銅抜きペイント。ロゴやデカール、ただクラシックで古臭いとは別のモダンで美意識溢れるデザイン。その一点で所有欲を満たして、毎日乗りたくなっちゃう魅力を持っていると思います。
お次はガラッと違うバイク行きます。
*SURLY* moonlander
当店で用意できる”一番太いタイヤが履けるバイク”。もしくは、今地球で量産されているバイクで一番太いタイヤが履けるバイクかもしれない。マウンテンバイクでも走れないような悪路も走れるバイク。
moonlanderあるある。一度このmoonlanderの乗り味と走破性を知ってしまうと、普通の自転車で走れないような地形、路面に出会った時「あ、今moonlander乗ってたらココ走れるなー」って想像しちゃう。この前は岩場の海岸で思いました。
そんな全地形走破バイクをカスタムペイントにて
あえてのブラックオンブラック!ツヤありソリッドブラックにカスタムペイントした後に、ブラックのデカールを貼り込みました。反射の加減で浮かび上がるロゴデカール。
ハンドルは弊社別注*NITTO* for shred bar 。
手前味噌ながら、弊社スタッフで一番自転車に乗り倒すNB軍曹考案の絶妙なライズとスイープ。付ける角度で手のひらへの進入角が変わるライザーバー。
完成車ノーマルパックはオールブラックなパーツ構成ですが、NITTOメイドのパーツを駆使すればシルバーのコンポーネントでまとめることもできちゃいます。フレームから組む醍醐味。
ファットバイク専用リムCROWN SHOEもピッカピカのシルバーにて。
専用品が多く選択肢の少ないファットバイクだからこそ、カスタムで個性を出すことができます。山、海、川に持ち出してほかのバイクにはできない遊びがきっとできちゃうあなただけのアウトドアバイク。
・・・本日は以上3台です。相変わらず車種バラバラで面白い。でも全てのバイクがオーナーの用途やライフスタイルに寄り添っているんです。あなただけのバイクを一緒にお組しますのでご相談くださいな。
そして「はてさて自分はどんなバイクが欲しいんだろう??」って方は
を是非是非くまなくチェックしてくださいね。ほかのお客様が組んだバイク、欲しかったバイクがあなたの欲しいバイクの何よりの参考になるかもしれません。