今日の上馬日記はバイクカタログ更新です。
ここ最近組ませていただいたお客様のバイク達。
あなたの未来の愛車に近いバイクがあるかも?
同じハンドルが欲しくなっちゃうかも?
乗る人と組んだメカニックの想いが隠れているかも?
1台は目アメリカはカリフォルニア州ウォルナットクリークよりこちら!
*RIVENDELL* cheviot
Rivendellが作る美しいミキステスタイルのフレームCHEVIOT。
ビンテージや古いミキステフレームによくある装飾的だけであって作りが粗雑であったり、華奢で強度に不安なフレームでは全くありません。Rivendellらしく、まず強度と安心感、そしてその上で見るものを魅了するディテールが乗っかていて。何より”走る”フレームです。
オーナーの想像する用途、エブリデーバイクな日々のライドからホリデーツーリングという幅のある用途をカバーできるよう、握る位置が多く、様々なポジションで乗れるヒゲ型ハンドルことマスターシュバーで組みました。
メインになるのはフロントバスケット。WALDのバスケットを支える*NITTO* M-1 ront rackは別売りのステーを真下に伸ばして強度アップ。
ツーリングや非日常の増えた荷物を運ぶのはリアのTUBUSキャリア。SWIFT INDUSTRIESのパニアバッグを装着予定です。
コンポは実用的なSHIMANO 8speedでコストを落とし、ハブダイナモを仕込んでストレスフリーに明るく夜道を照らします。リーズナブルな8sコンポ、日本中どこの自転車屋さんでも取り寄せ、修理ができて、費用も安く済むってメリットを持ちます。もしもあなたの用途が8sから外れていなければお勧めのコンポです。
個人的には、ブラックorブラウンになりがちなBrooksレザーサドルをオーナーの直感でロイヤルブルーにしたのがグッときました。素敵です。
(Rivendellのフレーム達は数が少なく一期一会というか、各モデル、各サイズがいつでも手に入る訳ではありません。完売してしまったらしばらく生産がなかったり、そのままディスコンになってしまったり。
このcheviot、少しだけフレーム在庫ございます。もしハートにグサッときてしまった方お問い合わせくださいな。)
続きましては女子チャリ!彼女や奥さん、女子でこれから自転車生活始めたい方に見て欲しいです。
*SURLY* long haul trucker
SURLYの大いなる長所である”幅広いサイズ展開”と”個性的な各モデル”。このLONG HAUL TRUCKER(=LHT)は特に女子に組むことの多いフレーム。
このバイクは上馬店チーフメカのダンカンの奥さんのバイク。
42サイズから展開があるので大概女の子でも小柄な人でも乗れちゃいます。そしてフレームの性格はビュンビュンクネクネは苦手だけど、「長い距離」と「長い時間」乗っていても疲れにくくしてくれるその長所。そのため本来ロングツーリング用のフレームですがエブリデーバイクにも選ばれることが多いです。
そして確実に「センタースタンド」がつけられるところも女子受けがいいのかも?日々の風景、スポーティなバイクならまだしも女子はスタンド必要なシーンありますよね。
奥さんが不便ないように配慮された組み方が愛妻家ダンカンらしいですが、彼の余ったパーツをふんだんに使ってあるのも微笑ましい。皆の憧れのPAULのブレーキが余っていたんかい!というツッコミが浮かびますが、制動力も高いし案外理にかなっているかも。
SURLYの文字デカールを白でも黒でもない”クリアー”、透明の文字色。限定だったこれちょっとだけ在庫あります。
ラストはこちら、僕らが用意できる最高のバイクの一つ、
*CIELO by CHRISKING* road racer
ヘッドセットでおなじみのCHRIS KINGが作るアメリカンハンドメイドスチールバイク。ヘッドセットやハブ同様、made in USAにて超高精度。マッチペイントされたENVEロードフォークと44mmHTに収まるinsetヘッドセットが付属します。
日々の用途からはみ出さないバイクを普段は組むことが多いですが、もしも僕らがご用意できるバイクで、「休日日常の外へ飛び出したい」というご要望ならいつも選択肢の真ん中にあるのがこのCIELO。個人の小規模ビルダーにある車種の自由度はないですが、スチールフレームで可能な速さ、軽さ、精度でこれ以上のものはないかもしれません。
ホイールはchris kingのR45 racing hubをENVEカーボンリムで手組みしました。コクピットもENVE。コンポはSRAM。
アメリカ製で丁寧に作られるバイクは、アジア製のフレーム達よりずっと高価になりますが、「いつかはきっと」と未来の愛車の選択肢に入れていただけたら嬉しいです。乗ったら電気走ります。
そしてハンドメイド、買ったら手に入る「モノ」ではなくて、その向こうの作ってる「人」を感じてもらえたら、僕らが夢中になる理由がそこにあります。あらやだ真面目な事書いちゃった。でも本気です。
(↓クリスキングのベアリング製造過程の動画です。)
本日は以上3台のご紹介でした〜。ジャンルまぜまぜ。
「ブルーラグバイクカタログ」にはもっと様々で多種多様なバイクがモリモリみれます。ぜひチェックしてくださいー