今日の上馬日記です。
ちょいとジメジメしていましたが、きましたね春。
このくらいまで気温上がってくれれば晴れてなくても自転車寒くない。アウターいらないしネルシャツかパーカでチャリ乗れるこの季節超好きです。
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多分みなさんもおんなじ気持ちなんでしょう。各店ピットも春本番に向けて徐々に慌ただしくなっていきます。
そんでもって、ブルーラグのピットでは、春が来ると増えるご依頼の3大巨頭があります。
①「新車のオーダー」
②「長らく乗りまくったバイクのオーバーホール」
③「しばらく乗ってなかったバイクの復活、リファイン」
今日ご紹介するのは上記の①と②の復号技。題して「載せ替えビルド」。
実はこれがオススメのバイクの組み方だったりするのでご紹介します。
ピットインしていただいたのは、お客様が長らく乗ったFUJI。
ほぼ毎日乗るそうなので各所かなり味が出ていますが、サドルやバーテープ。乗りながらカスタムしていった箇所も多く含みます。
長くを連れ添った相棒から、使えるパーツ、思い入れのある部分を移植して、新しいフレームに乗せ変える。
それが「載せ替えビルド」。新車丸々を買うのは予算オーバーだけど、春本番が来る前に気持ちよく走る新車がほしい、って方にオススメな組み方。
今回オーナーが選んだフレームはAffinity cyclesのmetropolitan。fujiのピストから、より軽くて走るピストのフレームへの載せ替え。
この「載せ替えビルド」、載せ替え後も近い車種だと効果は抜群です。例えばピストからマウンテンバイク、って真逆の車種となると移せるパーツはごくわずかになってしまい、あまり意味がありません。
ダンバインからビルバイン、って言ったらわかりやすいでしょうか(分かりにくい)
ピストからピストの載せ替えは◎。ロードをお持ちならエブリデーバイク、シクロクロス、ツーリングバイクと載せ替えられる幅は広いです。今乗ってるバイクからどんな載せ替えの可能性があるか、ぜひメカニックにご相談くださいね。
旧フレームから新フレーム、部品の規格が変わる細かなところを担当メカニックと相談しながらリビルドしていきます。
この度はスレッドコラムからアヘッドに変わるので、chris kingをチョイス。
そんでもって載せ替えビルドは消耗品を一網打尽に新品に変えるチャンスでもあります。
タイヤやワイヤーケーブル、交換すべきものはこの機会に工賃まとめてドッキング。お得です。
レザーバーテープは載せ替えませんが、最近変えたばかりのお気に入りポイントとの事なので捨てずにお持ち帰り。
ブレーキは片側壊れていました。載せ替えついでに外すパーツもチェックするので、壊れてたけど気づかなかったところにも気づけます。
そして旧フレームで気になっていたところ。
リアブレーキワイヤーのトップチューブ巻き巻き。これは仕方ないのだけど、トップチューブに傷や汚れが積み重なる原因に。
ところがどっこい新フレームであるAffinityは
ケーブルインターナル仕様なのですっきり。
載せ替えたあとのフレームが、乗り味だけじゃなくて以前のバイクで気になってたとこ、気にいってなかったとこまで改善してくれると最高です。
このすっきり感。
お掃除しながら載せ替え。使えるもの、壊れていないところはピカピカにしながら移します。
そして今まで自分を乗せて走ってくれた旧バイクに感謝・・お別れです。もし可能であれば、捨てちゃおう!じゃなくて、体格の近いお友達か何かに譲ってあげてください。その人にとっては嬉しい新車です。
載せ替え完了、生まれ変わったビルバインはこちら。
新車の佇まい。
フレームの次に高額なホイール、クランク周りドライブトレイン、お気に入りのBROOKSを丸々活かして組んであるので、全て新規で組むよりもちろんリーズナブル。
ビフォー↓
アフター↓
今のバイクがだいぶくたびれていて、新しいバイクがほしい、でも使えるパーツや愛着のあるカスタムが勿体無い、ってとき、「載せ替えビルド」って選択肢をぜひご検討ください。
あまりにもダメージが大きかったり、次のバイクの長所や利便性まで奪ってしまうものは載せ替えできないけれど、その辺は担当メカニックが一緒に考えてアドバイスいたします!
今組み始めれば、梅雨前の良い時期に走る事ができます。
ピンときた方お近くのブルーラグにご相談ください〜