今日の上馬日記はバイクチェックワンツー、最近納車させていただいたお客様のバイクをご紹介します。
相変わらず車種多用、オーナー一人一人の用途と感性に合わせて組ませていただいた、ジャンルレスなミックス感。
これだけ多様なお客様が当店で自転車組んでくれたんやなーって思うと本当にありがたい。
これから自転車組みたい人、次に組むバイクの構想を練っている人、くまなくチェックしてくださいなー
*SURLY* steamroller
このバイクはバイクカタログでもちょっと特殊、長年乗っていたFUJIのフェザーのオーナーが、新たに手に入れたフレームにパーツを移植して組んだ乗せ替えビルド。SURLYが作るトラックフレームを金属調塗料マッハシルバーでカスタムペイント。
無機質にコンポ全てはシルバーに統一。
ヘッドセットはクリスキング、ブレーキはPAULのracer brake。最大３５cまで履けるタイヤクリアランスに合わせてロングリーチのブレーキキャリパーが必要になります。センタープル式のPAUL racer brakeは、パーツ一つ一つがアメリカ製にて削り出された美しい造形。見た目や仕上げだけでなく左右のアームを無段階に調整できるし、アーチワイヤーはビンテージブレーキによくある両太鼓式ではないし、シューは現行のVブレーキ用が使えるし・・見た目はクラシカルなセンタープルですが、「実際に使う」ことを念頭に考え抜かれたマスターピース。
ハンドルはRIVENDELL考案アルバトロスバーでスムースに街を流せるポジションに再構築しました。以前のバイクの超短所を踏まえてポジション等さらに付きつめることができるのが乗せ替えのいいところ。
今乗ってるバイクが、今の気分と少しずれてきたら、フレーム載せ替えに伴う再構築がオススメです。コストを抑えて新車を上回る格好よくて乗りやすいバイクに生まれ変わらせることができます。
*CIELO* road racer disk
ヘッドセットに関してもはや世界最高品質の代名詞であるchrisking。そのchriskingがメイドインUSA、自社工場内で完結して作り上げる最高のフレームCIELO。マッチペイントが施されたENVEのカーボンフォーク、オリジナルのエンド小物達。チュービングやジオメトリに関してもkingが長年培ってきたものが全て凝縮されているフレーム。そして今回はオーナーのこだわりで、cookpaint eorksにてステムをフレームに合わせてドンズバカスタムペイント。コンポはDURAACEにて、休日のライドを気持ちよく、最高の時間を過ごせるようにとアッセンブル、お手持ちのホイールを活かして組みました。ピストがルーツのオーナーが遊び心で取り入れたのはMASHのバーテープ。自身のルーツを自身の最新に盛り込む組み方が素敵。一漕ぎでこんなに進むのかという感覚。
もし現行で最高のスチールバイクをお探しだったらこのCIELOを是非選択肢に入れてください。一生ものの人生史上最強をご用意できます。
そして今回の大トリです。
*RIVENDELL* clem smith Jr.
ブルーラグでは珍しく、メーカーが用意してくれた完成車パックをよく組ませていただくことが多いCLEM SMITH。
rivendellが考え抜いたバランスの良くリーズナブルなパーツ構成の完成車パックを最大限に生かし組みました。創世記マウンテンバイクのようで、ツーリングバイクのようで。毎日の自転車がある生活に溶け込むようなエブリデーバイクに組むことのできるこのモデル。長いチェーンステーと１インチスレッドコラム、しなやかな鉄の感触を味わいながら快適に乗ることのできる、”アンレーサー”なバイク。ステムハンドル一体型のブルムースボスコバー、rivendellのメカニックMarkさん考案のM−１フロントラックのWALDバスケットのせの黄金コンボで組みました。
完成車パックといえど、グリップは付属ではないのでそこはオーナーのトッピングの腕の見せ所。あえてBMXライクなVANSのグリップを、ハズしにパンダペダルを。軽くて速いけど寿命が決まっている家電のようなバイクの真逆にあたる、長く愛してずっと乗っていられるようなバイクがCLEM SMITH。
もしも乗っていく中で、必要になればフェンダー、リアキャリア、ダイナモライトなどなんでも拡張できるのも良いところ。乗りながら自分に必要な形に進化させていく。不要なものは外して不便を潰していく。そんな乗り方を積み重ねていくといつしかめちゃんこ格好良くなっちゃうのがRIVENDELL。
もしも次買うバイクが、２０年後も大事できるようなものをお探しだったら、是非RIVENDELLのバイクを候補の筆頭に入れて欲しいです。
振り返ると車種に統一感なさすぎでびっくりしますね・・
乗り方やライフスタイルが違えば必要なバイクが違うのは当たり前。ましてや走る速さやその人に必要なバイクに乗る時間だってひとそれぞれ。いかにその人に合っているか、というのがポイントだと思います。
おヒマな時があったら、是非この「CUSTOMER’S BIKE CATALOG」を見てみてくださいね。おそらく載ってるバイク全部が好き！ってひとはいないであろう。マジで色々なひとの感性のミックス丼なので。でも必ず共感できる、「うわ！このバイクかっけー！このオーナーとは絶対趣味合う！」ってものが見つけられるハズです。。
バイクカタログチェック、くまなく厳しめにお願いしまーす
そんでもって
今年もありますブルーラグ名物忘年会！初参加大歓迎！！
今年お世話になったかた、今年はじめましてを交わした方、どなたでもご参加いただけますので一緒に楽しい時間を過ごせたら嬉しいです！
