今日の上馬日記です。
次はブロッコリーとでもいうのかね
うしろ!ムスカうしろ!!
今日はカスタム日記「フロントシングル化」です。
ピットインしていただいたお客様のSURLY LONG HAULTRUCKER。フロントシングル化のご依頼です。
フロントシングル化とは、フロントチェーンリングを一枚にして、フロントディレーラー、前の変速機も外してギアは後ろのみにしちゃうよ、というカスタムです。
このお客様のバイク、ビフォーではフロント三枚、でした。
フロントシングル化。見た目がスッキリする。左手の操作が無いので操作感もシンプルになる。軽量化。パーツが少なくなるので故障やトラブルを減らす。。いろいろメリットがあります。
しかし、軽い方と重い方、使えるギアの幅はもちろん減ります。これが進化なのか退化なのか、それは乗り手の用途によります。
このオーナーは、街乗りという用途、フロントシングルにしても乗り方とギアのレンジが無理の無い着地になりそうだったので施工します。
選んだクランクは、SUGINO MIGHTY tour。
*WHITE INDUSTRIES* eno single speed crankに次いで、個人的には現行で最もうつくすぃクランクの一つだと思います。
CNCによる造形、一個下のグレードRDには無いシャープさがエッチです。ピストクランクは75派だぜ!だったと思う方、ツーリングバイクやエブリデーバイクを組む問いはこのクランクを候補に入れてみてください。
自分は古いパーツ至上主義では無いですが、かのRITCHEY logicの残り香をフンワカ嗅ぎながらこのクランクを選ぶのが好きです。
合わせるチェーンリングは狼の牙。
wolf tooth。センセーショナル初見時は目から鱗だった”ナローワイド”なチェーンリングです。
能書きは「チェーンが落ちない」、これ本当です。
今更ですが説明します。写真わかりにくいですが、派の厚みが細→太→細→太となっています。チェーン側の穴、歯がかかるところって実は細→太→細→太ってなっています。まじ?って人は今すぐ愛車のチェーンをチェック。
この細→太→細→太同士のスチャッとが、チェーン落ちを防ぎます。
(スチャッと)
このナローワイドのギア板は、アクティブに乗るMTBやサイクロクロスの人たちにはもうお馴染みになってきましたが、エブリデーバイク、日常バイクにも大いに活躍します。日常でチェーン落ち、って最悪ですもんね。手が汚れるし。
そしてこの二つを合わせると、かっちょいいのです。
フロントディレイラーも、チェーン落ち防止のチェーンウォッチャーも必要ないのでスッキリ。
もちろん手元側のシフトレバーも必要ありません。
(そんなときPSのキャップがよりすっきり感を向上させます)
オーナーのご要望によりフロントシングルと合わせてエブリデーバイクの必需品も追加します。
*PLETSCHER* double kickstand。お馴染みセンタースタンド。
シャキーンと自立。
キャリアもつけます。
お馴染みSURLY NICE RACK。
広い天板、高さの調整やつけられるバイクの幅が魅力の名作ラックです。
乗りながら「スタンドが必要だな」とか「荷物を積みたいな」とか「前ギア3枚もつかてないな」とか、具体的に感じるところを潰していく、、合理的な愛車のカスタムだと思います。
いいですね。。これにswift industriesやfairweatherのパニアバッグを付ければ手ぶらで自転車生活、最強です。
ででーん 毎日快適であるのが目に見える、良いカスタムだと思いましたー
似た状況の方いませんか?ラックやスタンドを”足す”ことも、不要なギア板を”引く”こともできるので、まずはお店でざっくばらんにご相談くださいー