今日の上馬日記です。

今日はフォワードパス”ショットガン”、まずは師範の一発OKをごらんください。


おおすげー!

いつもならこの後、コンノボーイが無理そうな技に挑戦する、という構図で撮りたいのですが、「今日簡単っすね!!」とか言い出しました。

言うようになったなコンノボーイ。やってみなよ。


暴発。

今日はお客様のナイスカスタムをご紹介します。部分的でも、お!それ自分のバイクでしたいかも!って思っていただけてら幸いです。
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(ビフォー写真)
ピットインしたLEVELのトラックバイク。この状態で譲ってもらったそうです。

長年このままだったということもあって、点検整備も兼ねてオーバーホール。そんでもってオーバーホールついでに気になるところをカスタムしちゃおう、というオーダー。

オーバーホールついでのカスタムは工賃丸々込み込みにできてお得なので、この際フリーギアで今っぽく、というコンセプトでいきます。
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まずはハンドル周り、ブルホーンにワンフィンガータイプのブレーキレバー。このレバーは指で引くところはコンパクトなんですが、ワイヤーが生えてるところがゴツくてステムの近くに装着すると、意外に大混雑しちゃいます。ここ変えましょう。

フリーギアだとより重要になってくるブレーキ周り。
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シングルピボットの簡易ブレーキも交換候補です。

全行程は写真撮れなかったですが、オーバーホールってどんなことするんじゃ、という角度からもダイジェストでどうぞ。
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まずは分解、バラしてお掃除。部品が付いているとお掃除しにくいところも徹底的に綺麗にします。

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BBの中は縦パイプから落ちたサビが溜まっていました。

ただでさえ薄いパイプのトラックバイク。しばらくBBの中見てないなあ、って方はここのピンポイントのオーダーもオススメです。

パイプの中もゴシゴシして、防サビのケミカルをたっぷり注入します。
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お次はフェイスとタップ、ネジ山をカキーンと立て直します。サビや汚れ、余分な塗料も一掃します。

同じような写真が続いてすみません。
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グリスアップは今回PHILwoodのウォータープルーフグリスにしました。潤滑用としては少し固めのグリスですがしっかり残ってくれるのでデイリーに乗るバイクにはこれがいいかな?という判断です。
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BBはだいぶお疲れのようだったので新調しました。ヌルヌルの新品の手応え。オーバーホール時の交換は個別に工賃かかりません。

ヘッドもいきまーす
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あれ?ヘッドはそんなに悪くない状態。前のオーナーがグリスアップしたんかな?グリスもそんなに古くないです。

中古でトラックバイクを手に入れた方に多いのですが(特に競輪系)カップアンドコーンのクラシックなヘッドセットは定期的なグリスアップが必要です。せっかくハッタ等高級なヘッドが付いていてもゴリゴリのまま使うとパーツ自体を痛めてしまいます。

バラして丸洗い、綺麗になったら
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同じく防水グリース。長持ちしますように。

ちなみにオーバーホールには
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前後ホイールの振れ取りも含みます。タテヨコセンターバシッと出します。

もしあなたが固定ギアからフリーギア化する場合は
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ペダルは天地が対称のものに変えましょう。クリップレスで乗るならどちらの面も踏めるタイプが乗りやすいです。

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冒頭で触れたブレーキも、プレートと合わせてブラックに。効きも良く調整しやすいデュアルピボットのものにチェンジ。

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普段バラさないと洗えないところもジャブジャブ洗います。

ハンドルもガラッとチェンジします。バイクの性格はハンドルで決まると言っても過言ではない、かもしれないです。役割がこれで決まります。
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少し幅広が気分な昨今ですが、フリーギヤなのでバックスイープ大きめの*NITTO* b812。このハンドル好きです。
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レバーは目立たなさより、しっかり感あるものが今っぽいです。制動力もあるので安心です。

写真を撮り忘れた細かなところ、もっともっとあります。要するに全バラシして調整、点検しながら再組み付けをするのがオーバーホール!

そしてアフター写真。オーナーは気に入ってくれるだろうか。
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中身も外見もリフレッシュ、このバイクのようにオーバーホールで一気に輪廻天性させるのももちろん良いですが、自身の愛車に当てはまる部分をピンポイントで手を入れてあげるのも大歓迎です。

毎日乗ってくたびれてしまっているバイク、しばらく乗っていなくてヘソを曲げてしまってるバイク、年の瀬にすっきりリフレッシュどうでしょうか。

持ち込み歓迎車種問わずでピットインをお待ちしておりまーす。