連日同じコンビニで冷凍エビピラフを買い過ぎて、店員さん達に「ピラフ様」と影で呼ばれている気がしてきました。
「お、ピラフ様今日早いじゃん」
とかバイトの女の子にさえ言われているんじゃないか、と追いつめられています。
なので昨日は食べたくもない五目炒飯をレジまで持って行く羽目になりました。
でもよく考えたら
「お、ピラフ様チャーハン挟んできてんじゃん」「ピラフ様がピラフ飽きたらおしまいっしょ」
とか言われている気がしてきました。
今日はバイクチェクワンツー、BIKE CATALOG更新します。ココ最近納車したお客様の愛車達。
オーナーの皆様、あれ納車したの結構前じゃん?って言わないでくださいね。おかげさまで忙しいんです。
言い訳ポロリ、こぼれ落ちたところで行きま〜す
*SURLY* STRAGGLER
SURLYの名機CROSS CHECKに制動力の高いディスクブレーキを装備したら最強なんじゃないか、なんて所から生まれたと思われるSTRAGGLER。
凶暴で攻撃的なイメージのあった同モデルだけど、こんな素敵なカスタムカラー、パーツ構成で先入観を吹き飛ばしてくれました。。
クリーンなシルバーコンポーネントにレザーサドル、クリーム色のFAIRWEATHERのタイヤはエアボリュームもタップリで日々の通勤路を快適にしてくれます。リアキャリアにパニアバッグを装着すれば平日も休日も、手ぶらで楽チン。
オーナーの「このバイクと毎日を共にする」という愛がバイク全体から香ります。
まだまだ行きます。今日はSURLY縛り!(今気付いた)
*SURLY* CROSS CHECK
泣く子も黙る「乗り手反映万能機」CROSS CHECKを、特殊塗料マッハシルバーでカスタムペイント。
無機質にモノトーンに、クランク中央の真鍮ボルトはモノアイに。
一言に無機質といっても、そこにさらに「繊細で無機質」とか「無骨で無機質」とかもう一歩香辛料を加えるとバイク全体から匂いが出ます。このバイクもリムはDTに、サドルはWTBに、ハンドル、バーテープ等々一貫したものがあるから格好いい。
そしてシングルにもギア付きにもどちらにも組む事が出来る、っていうこのフレームの長所を存分に活かしてアッセンブル。まずは存分シングルスピードで楽しんで、必要があればいつでもギアードに変身出来る拡張性。
よく店頭でも「シングルとギア付きどっちが良いですか」とご質問頂く事がありますが、ホントのホントで一長一短だし、嘘無しで「乗る人と用途」によります。だからまずは乗り始めてみる、というのがアンサーかも。もちろんまずはどちらで組むか決めるのはお手伝いさせて頂きますので一緒に悩みましょう。
自身でパーツ1つ1つを選ぶ事が出来る、自身でフレームのカラーリングも決める事が出来る。でも目的や機能はしっかりと果たす。お店に来る前に、色々イメージしたり計画を練って来てくれたんだなあ、というのが想像出来て、嬉しいです。
ブラジルよろしくなカスタムペイント、色や見た目だけで終わらない高品質コンポーネントのチョイス。CHRIS KINGのヘッドセットもPHILのシートクランプも、その美しさ以上に機能を果たしてくれる部品です。
こだわりは見た目だけにあらず。コンポはしっかり真面目に105。パナレーサーCGタイヤと合わせればこの秋からシクロクロスのレースにエントリーしたり、未舗装路や山道林道ライドまでこなしちゃいます。オーナーが次に何にトライしたいかがバイクに詰まっている。これも嬉しいです。是非是非一緒にライドやレースご一緒しましょう。既に誘う気満々です。
同じSURLYだけどちょっと違う路線
*SURLY* TROLL
TROLLはマウンテンバイク。だけど、キャリアやラックが取付けしやすくなっていたり、リアカーを牽引出来たり、内装変則ハブを仕込めたり。。その人その人に、その土地土地に、ライフスタイルに落とし込める要素=SURLYのアイデアがぎっしり。「万能トラクター」って言葉がまさにピッタリなフレーム。そんな特殊能力を秘めまくったフレームだけれど、言い換えれば懐が深いってことです。
オーナーのライフスタイル、環境に落とし込んだTROLL。生活圏内、舗装路、街をスムーズに流せて、頑丈で快適。VELOCITYの極太リムDUALLY。スリックで転がりの良いFS100タイヤを組み合わせてセミファット仕様にしました、ファットバイクよりも高速で小回りが利くし、街中の縁石や障害物なんかも平に地ならししちゃう走破性。さすがにPUGSLEYの様に砂浜までは走れないけど乗る環境や用途からはみ出さず、合理的で格好良く組み合わせるとこんなホイールが一番かも。
ぐいっとライズしたハンドルと低めに設定したBMXサドルは無理の無いクルーザーポジション。自転車に合わせた服装をしなくても、いつもの服装に自転車を合わせる様な感覚です。
実はCROSS CHECKに並んでSURLYの中で最も乗り手のカラーが出る、十人十色になるフレームかも。あなたが組んだらどんなTROLLになるでしょうか?
元祖FAT BIKEのパグスレー。この一台から今のファットバイクムーブメントが始まった、といっても多分怒られないです。
このバイクはズバリカスタムペイント。COOK PAINT WORKSによるスペシャルペイントが肝であります。
ヘッドチューブ周りに注目です。ブラックとガンメタルの幾何学マーブルになっているのが分かるでしょうか?これもCOOK PAINT必殺メニューの1つ「結晶ペイント」。化学反応して塗料がもう一色の上に幾何学に残って人知を越えた摩訶不思議なツートンカラーを可能とします。
コレだけじゃあない。ベースは先述の金属塗料マッハシルバーなのですがフォークの爪先に向けて、リアのエンドに向けてグラデーションになっているのが伝わるでしょうか?マッハシルバーという特殊塗料の応用、マッハグラデ。
ここまで特殊塗料に応用を重ねたペイント、どうやって指示するんだ??と思った方鋭い。そうです実際塗る前にここまで具体的なプランを指示するのは不可能に近いです。
この方のオーダーは、『「マッハシルバー」と「結晶ペイント」を含む「完全COOKオマカセスタイル」』です。
塗装の専門知識が無い僕らスタッフもここまでのスペシャルペイントは思いつきません。
COOK PAINTの感性、感覚をもしも信じてくれるなら、こういったお任せオーダーはどうでしょうか。塗る方も燃えるのでこんなスペシャルな仕上がりで応えてくれるはずです。箇条書きでテーマさえくれれば世界に一台のペイント、きっとやってくれます。
ここまでSURLYのフレームの多様性、万能性を書いてきましたが、SURLYの原点であるこのフレームは全くの逆。シングルにしかなり得ない始点であり終点、シングルスピードマウンテンバイク。究極のシンプル。
その1×1をこちらもオンロードで転がりの良いスリックタイヤで組付け。計算されたカラーバランスはオーナーの確信的犯行です。フォークとハンドル(!)はツヤ消し=マットなホワイトにペイント。石膏の様な質感。フレームもツヤ消し、ガンメタルシルバー。しかもサンドベージュのニュアンスが含まれているスペシャルカラー。
シンプルで構成パーツが少ないシングルマウンテン。それだけにパーツ1つ1つはこだわりを持って。
ハブはPAUL、made in USA。多くのシングルスピードパーツを作るここの18番、シングル専用ハブ”WORD HUB”をチョイス。シングルフリーコグはクランクに合わせてWHITE INDUSTRIES。ここのフリーギアは精度、故障不良の少なさ、一人勝ちでここんち意外は考えられなくなるほど良いです。構成部品の少ないシングルのバイクほど、ごまかしが効きません。回転する箇所、負荷がかかる箇所こそ投資するべきで、長く見ればその方が合理的です。
本日ご紹介したお客様のバイク達。加え今まで納車させて頂いて来た過去のバイク達。
一挙にコチラでチェックする事が出来ます→COMPLETE BIKE CATALOG
それぞれに持ち主がいて、思い入れがあって、ストーリーがある。あなたが次組むバイクに参考になるところが詰まっていると思います。
梅雨時期はビール片手にバイクカタログでバイクチェック、なんてのもオツです。是非是非チェックしてみてくださいなー