こんばんわサプライです。
この前仕事帰りに普段あまり寄らないスーパーで買い物をしたときのこと。
お会計中、食料品のバーコードをピッ、ピッ、としている店員さんが突然
「デュラエースはご利用ですかぁー?」と尋ねてくるので
何事かと思い「なんですか?」と聞き返すと、今度は丁寧な口調で
「ドライアイスはご利用ですか?」と繰り返してくれました。
何でもかんでも自転車用語と聞き間違えてしまう、そういう病気です。

さて、デュラエースとは関係ないですが、
近年大きく進化しているバイクコンポーネント。
電動やら11速やらで追いついていくのが大変だという方も多いはず。
なかでも顕著なのがロードバイクのディスクブレーキ化。
「はたしてロードにそこまで必要なのだろうか」という意見もあるでしょう。
しかし雨・泥関係なく変わらぬ制動力が得られ、必要な握力も少なくて済む、
とくれば試してみたくなるのが自転車好きの性(saga)。
導入にあたり、最低限知っていて欲しいことetcを今日はおさらい致します。

ちょっとわかりずらいですが
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近年主流のデュアルコントロールレバー × ディスクブレーキの組み合わせとは
↑こういうこと。(画像はSRAM”APEX” × “Avid” BB5)

「要はロードのブレーキレバーにディスクキャリパーをつければいいんでしょ」
とお思いになるかもしれませんが、そうは自転車問屋が卸してませんでした。

大前提として、ロードとMTB(メカ式ディスク)のブレーキには互換性がないので、
ロードにはロード用のキャリパーが必要になります。

上馬店だと
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“Avid” BB7 Road SL とか
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“Hayes” CX-5 の辺

あとは
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“TRP” spyre あたりでしょうか。
ディスクロードの波に乗ってか、各メーカーがリリースしているので
結構選び放題な現在。握ったフィーリングで選びましょう。

STI他、デュアルコントロールレバーに固執しないが
ドロップハンドル、ブラケットレバーは使いたい、という方であれば
ロード用レバー × ロード用ディスクキャリパーでも良いですし、

Vブレーキ用レバー(画像はケーンクリーク”DROP V”)
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× MTB用ディスクキャリパー(画像はAvid BB7 MTN)
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という組み合わせもございます。マウンテンドロップをやるならこちらの方が雰囲気でそうです。

ちなみにVブレーキ用レバーの良さは、そのレバーの長さにあります。
ロードドロップで使うと少し大きすぎるのではと思うかもしれませんが、
レバーが大きい(長い)と握ったときの安心感と操作性がなかなか。
好みは分かれそうですが… おためしあれ。
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GEVENALLE(旧Retoshift)からもVブレーキ用レバーが出ておりますので
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シフターと合わせてどうぞ。
ついこの間GEVENALLEからはシマノMTB10速用レバーも出たので、まさにいま選び放題です。

「いや、自分はロードレバーで、MTB用ブレーキを引きたい」という(?)方の為に
最終手段として、上馬店にはこういうものもございます
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“problem solvers” Travel Agent
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なにやらむずかしそうな説明書きですが…
ta-in-line-pulling
用はこんな感じで取り付けることで、
STI他ロード用レバーでディスク他MTB用のブレーキが引けるようになります。
なんというニッチアイテム。
(興味のある方はこちらをご一読あれ)

いまなら発注担当のコメント付き
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一体どんだけSTIでVブレーキを引きたいのでしょうか…

ディスクブレーキでも、そうじゃなくても、
挑戦者お待ちしております。
ご相談も、お待ちしております。

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