今日は上馬的バイクチェックわんつーお送りしまーす。
よくお客様に聞かれる質問「一番人気のモデルはなんですかー？」
ちょっと前よりまんべんなく色んなモデル納車させて頂く機会が増えたけど、やっぱり一番多いのはSURLYの名作CROSS CHECKかな？
今回のバイクチェックは たまたま まさにCROSSxCHECKだらけ！
だったらいっそ、CROSSxCHECK縛りでバイクチェックワンツーしてみようかしら。
まずはこちらCROSSxCHECKのどノーマル車をご覧下さい。
あ、間違えたこれじゃないや
さすがの名機もノーマル標準装備だとやっぱし殺風景。。
乗ったら最高なんですが。
カスタムの幅が広くて乗る人の個性がそのまま反映されちゃうクロスチェック。
これからご紹介するお客様達の個性的なCROSSxCHECKと上のノーマル車を比較して見ると楽しいのでご参考迄に。
まずはお洒落な洋服屋さん？素敵な女性オーナーのシングルCROSS CHECK
COOK PAINT WORKSの手により透明感のあるネイビーブルーにカスタムペイント。世界に1台だけのスペシャルカラー。
お買い物やぷらっとカフェに行くくらいならシングルギアで十分。見た目もスッキリシンプルなバイクに組み上がります。
クラシカルにシルバーで統一されたパーツに合わせるのはレザーのサドルやコルクのグリップ、そしてサイドが飴色のPASELAタイヤ。
GIMONDI CRANKはリーズナブルながら良い雰囲気のバイクを組む時に必ず登場する僕らのおすすめクランクです。
のんびり走りたくなる日東さんのハンドルも超素敵。
速そうなドロップハンドルは女性にハードルが高いかもしれませんが、こんな感じのまったりカモメ形のフラットバーならスポーツバイクに慣れていなくても全然怖くないかも。
カキンカキンに速そうなバイクも、こんなに素敵なエブリデーバイクも、両方組めちゃうのがCROSS CHECKの懐の深さです。
続きましてカラーリングの妙でネクストレベルなCROSSxCHECK、
目を惹くコバルトブルーのペイントに合わせた綺麗なエメラルドのレザーサドル、COLTは老舗BROOKSの中でもマニアックなチョイス。
クラシカルなツアラーと一線を画すのはオーナーの色彩感覚。フレーム、サドル、タイヤは同系色ながらも絶妙なコントラスト。
ブレーキレバーのブラケットとタイヤのスキンサイドの色合わせ、ブラックではなくグレーアルマイトを選んだリムにはコットンバーテープのグレーがマッチします。
そして日本が誇る老舗メーカーのパーツ達を惜しみなく導入。
美しい仕上げの日東ステム、実は女子競輪用のモデルです。トラック用だがこんなバイクにもぴったんこ。
ロードコンポshimano TIAGLAで組んでいるのにスポーティーにならないのは、スギノの美しいクランクのおかげかも。
ゆくゆくはアルミのフェンダー、キャリアなんかも絶対似合うと思います。
乗りながら必要なものを拡張かスタムして行って下さいねー
続きましてももちろんCROSS CHECK
実はこちらはメーカー完成車ベース。
SURLYが用意してくれた完成車パック。これをベースにしてカスタムペイント、要所要所のパーツ交換で、あたかもフルカスタムの様に見せちゃう裏技バイク。
自転車の中で、やはり目立つのはハンドル周り。
この辺デフォルトではブラック系のパーツが付いてくるのでステム、ハンドルをバシッとシルバーに変更。
ステムは人の顔で言うと「鼻」とか言いますが、目立つところが変わればイメージも一変。
次に目立つ箇所であるサドルを変えればさら別物に生まれ変わります。
このときちょびっとコツをリークするとステムとシートポストは同じ色、グリップサドルも同じ色、こうすると悩まずにバイクのバランスを整えられちゃいます。
ホイールやドライブトレイン、ブレーキなんかは完成車パックそのままを流用。活かせるところは活かして使い切る、という選択が賢人です。
リーズナブルでもまずは「乗り始める」ことが素敵な自転車生活への一歩かも？
シングルのバイクはハンドル周りのワイヤーがスッキリするのもいいですねー
お次のCROSS CHECKはリアキャリアに今後の様々な可能性を秘めたる1台
濃紺に「あえて」なブラックデカールがオーナーのセンスを感じます。
このCROSS CHECKの味噌はミックス感。
ピカピカにポリッシュされたホイールに合わせるのはゴージャスなVELO ORANGEのクランク。
このクランクを主役にするなら、ついついOLDな雰囲気に組みがちですが、サドルはレザーでなくてアメリカンバイクに最も似合うオフロードサドルの王様WTB、色だけブラウン。
合わせるバーテープもレザーと見せかけてFIZIKの名作高耐久ハイテクバーテープsuperlight classicを。色だけブラウン。
このミックス感が超格好良い。
永遠の定番日東の鉄ステム、シマノのR400ブレーキレバーにバーエンドシフター、レトロなハンドル周りの構成に、実は合わせちゃうマウンテンバイク用XTリアディレイラー。ミックス感！
リアキャリアにパニアバッグ、沢山荷物を積んでキャンプライドやツーリング、輪行で自転車旅行、行動範囲やライフスタイルまで変えてくれそうなバイクだなーと思いました。
そしてそして”風雲CROSSxCHECK縛り”のオオトリを努めるCROSSxCHECK。
弊社のカフェ部門、幡ヶ谷の「LUG hatagaya」のキッチンスタッフ、NUTSさんのCROSSxCHECK。
人呼んでNUTSxCHECK。
ポップな胴抜きペイントはCOOK PAINTのオマカセコース。リアキャリアにカフェの買い出し積んで走ってるNUTSさんの姿が想像出来ます。
そして特徴的なフロントライトはE３ダイナモライト。フロントハブのからエネルギーを供給。
そんでもってリアライトにもエネルギー供給。ハブダイナモはピカピカのポリッシュが格好良いSCHMIDTSを使用。
ああマニアック過ぎて突っ込みどころ多いな。めんどくなって来ました。。頑張ります。
ハンドル周りに注目。左だけグリップシフト？でもリアハブはシングル？
うわーPAULのテンショナーMELVINを使って、フロント３速リア１速になってます。
女性スタッフのバイクなのになんでこんなに変態バイクなのか。。
それはこの人の旦那はブルーラグ最古参メカニックの１人でもあるPUSAN氏だから。
休日出勤して愛妻のために夜な夜な組付けている姿を見かけました。泣ける。。
自信の飽くなき自転車への探求心を、愛妻バイクにぶつけて果たす、という究極の夫婦愛。
そこから生まれたマニアックアッセンブルですが、NUTSさんは何も知らずに今日も走りだします。
ふう、見事にCROSSxCHECKだらけだったぜ。。
同じフレームでもこんなにも乗る人によって姿形を変えるんですね。改めてCROSS CHECKは凄い。懐が深い。
そしてここから、乗られながらまた姿を変えるんですね。
自分自信にぴったりのバイクが欲しい方、変わりゆく趣味やマイブームの中、末永く付き合えるバイクが欲しい方、CROSSxCHECKがおすすめです。
うわテイク２ノってきてる
