ブルーラグ上馬は4人スタッフ体制です。
スタッフのチューヤンとサプライは普段自炊してるらしいので、「料理作れるトーク」を繰り広げることが出来ます。
そんなとき自分は「ゲヘへいっさいオデは料理しないんだで〜」的なやんちゃ感を出して、モンスターになるしかありません。
その会話を、最年長スタッフPUSAN氏がお澄まし顔でやり過ごそうとしてたので腹が立ちました。あんたもこっち側でしょ、ほら一緒にモンスターやりますよ。
そしたら
「おれ餃子焼くのだけはプロより巧いから」
と言ってきました。これは厄介なことになりそうだぜ。。
カスタムバイクの「ほんのりオマカセ」に付いて書きます。
すべてのバイクにする訳ではないですが、担当メカニックがオーナーに内緒で仕込む、アドリブの部分です。
僕たちは、メーカーが用意した完成車バイクを組み立てるのより、競技やレースでただ良い結果が出るバイクを組み立てるのより、お客様と沢山会話をしながら、そのお客様にピッタンコのバイクを組み立てるのが得意です。
例えば上の写真、カンチブレーキのアーチワイヤー。
付属のものより、こっちにします。
こっちの方が、このバイクのオーナーに合うから勝手にこっちにしました。
でも色々勝手にやって、気に入ってもらえなかったらショックなので内心は震えています。
オーナーとパーツを決めていく中で、「こういうの喜んでくれそうだな」的な確信が持てたときのみ、こういうほんのりオマカセを放り込みます。
コラムのスペーサーやブレーキホースのキャップ、こういう細かなところは放り込みがいのある箇所です。
オールシルバーでもいいのだけど、ちょっとでもお気に入りになったらいいなあ、と勝負します。
真鍮色のパーツを使いました。
これは結構ギャンブルです。
「ゴールド」としてとらえられたら気に入ってもらえないかもしれないし。。
もしもBLUE LUGで自転車を組んでいただけて、「ほんのりオマカセ」が嫌じゃない方、担当するメカニックに事前にお申し付けください。
(バルブ横だけちょびっと)
おそらくその担当は普段の150%の気合いで挑んでくれます。
細かな小さなニュアンスの部分ならサービスになるかも??
みんなガラスのハートなのでメカニックは震えながらも、お客様の「世界に1台だけ」にご協力できるように今日も放り込みます。
「ほんのりオマカセ」、どうでしょうか。