今日の上馬日記はバイクチェックワンツーです。

日々納車させて頂いている、お客様のカスタムバイク達。
まさに十人十色、そこにノーマル車なんか無いぜ。

組み上がって納車の前に、最後の仕上げでチューヤン君に撮影してもらいます。

その写真が溜まってくるとチューヤン君が急に

「そろそろバイクチェックワンツーいきましょうか!」

と言ってきます。すかさず

(さも忘れていなかったような顔をして)「おお、もちろんさ」と答えます。
内心は(やべーいつの間にかこんなに溜まっている、どうしよう)と思っています。

ではいきまーす

まずはSURLYの汎用万能決戦兵器CROSSxCHECKから。
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美意識高いオーナーが指定したのは、つや消しマットグリーンなカスタムペイントにハイライト的に差したオレンジやゴールドのスモールパーツ。
ホイールのニップルや、ブレーキワイヤーのキャップ等、細かなところですがこのオーナーのこだわりが世界に1台のバイクをよりスペシャルにします。

タイヤはロードタイヤで一番太い32c、コンチネンタルゲータスキン
ロードタイヤの転がりの良さと、太いタイヤの乗り心地の良さの両方が得られる僕らが大好きなタイヤ。

コンポはシマノのCXを中心にリーズナブルにしつつもヘッドセットはCHRIS KINGを選ぶ等抜け目無く考えられた良アッセンブル。

まずは仲間とツーリング、ゆくゆくはオフロードタイヤに履き替えてシクロクロスやアドベンチャーライドも出来ちゃう可能性発展バイク。

お次は最近ますますご用命が多くなって来たSURLY製クロモリロードPACER。
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無機質なメタリックグレイのペイントにネイビーブルーのレザーサドルとバーテープ。
ポップに組む事も多くあるSURLYだけど、ちょっと渋めに、飽きにくい大人な組み方をしたい方はこのPACERが参考になるかも。

パーツの色。オールシルバー、オールブラックももちろんいいのだけど、シルバーとブラックをバランス良く、馴染みよく共存させたパーツ選び。これが一番難しいのだけど、実は一番末永く愛用出来るのはこういうバランスということをこっそり書いておきます。

シマノTIAGRAはリーズナブルなのに通勤、コミュート用途では十分過ぎるほど優秀で、浮いたコストでsuginoの美しいクランクを組み込みました。

ゆくゆくはアルミのフルフェンダーなんかいかがでしょうか?

そんでもって次のバイクは女性オーナー、fairweather CX。
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旦那さんはSURLY KRUMPUS乗りな素敵な女性がエブリデーバイクに選んだのはFAIRWEATHER CX。
結果超素敵なシングルエブリデーバイクになりました。

フロントキャリアはフレームと同色にマッチペイント。デフォルトの付属品なのではないかと錯覚するような一体感はCOOK PAINT WORKSの必殺技。

ちなみにフレームと同時にペイントに出すとお得プライス適用です。

赤いchriskingのヘッドセットに合わせてブレーキ、シートクランプもカラーコーディネート。
こういうこだわりは女性の方が得意なのかもしれません。

エブリデーバイクは乗る時の服装を選ばない、チェーンケースと踏みやすいペダル、ふっかふかの太めのタイヤで毎日快適に乗ってもらえると思います。

旦那さんのおさがりパーツも略奪しつつ混ぜつつクランク、ハブ、フリーコグは高品質なアメリカンブランドwhite industriesでまとめました。
自転車乗りの旦那をもつ女性の方々、このクレバーなアッセンブル是非参考にして下さいな。

まだまだ行きます、SURLYのシングルマウンテンバイク1×1。
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無駄な物の一切無い美しきシングルMTB。このカラーはSURLYデフォルト。
悔しいけど凄く良いカラーで、塗らないままの納車はこの方で2台目です。

シングルはパーツの数が少ないのでその分高品質のアメリカンコンポーネントを随所に組み込みました。
ハンドル、ステム、シートポストのTHOMSONを中心にブラックコンポーネントでまとめてカラフルなカラーアルマイトが各所で際立ちます。

説明不要のchris kingのヘッドセット、PAULの削り出しレバーLOVE LEVER、カスタムのしやすさを考えてバラ売りをしているのでこのように左右異なるカラーを選ぶ事も可能です。

お住まいが最高のロケーション(沖縄!)との事で、シングルなのにギア比を簡単に変えられるWHITE INDUSTRIESのdouble/double cranksetを採用しました。走る路面に合わせてギア比を変えて遊べちゃいます。

なんとオーナーは東京まで来て直接納車頂きました、強者です。嬉しいです。

そして今回のオオトリ、chris kingが作り出す最高級のスチールバイクcielo。
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ヘッドセットの品質同様に最高のフレーム、この度はオイスターホワイトのCROSS CLASSIC。

chris king今年の限定カラーターコイズのヘッド、ハブでクリーンにアッセンブル。
確信犯的にロゴのカラーとマッチング。フレームカラーにもターコイズエディションというカラーがあるのですが、あえてこのフレームカラーに合わせちゃう組み方も粋です。

ガチガチのクロスレーサーではなく、毎日付き合っていける万能ファンツールとしてオーナーが選んだのは変速はretroshift、クランクはクラシカルにWHITE INDUSTRIESのVBCクランク。
力みすぎないパーツチョイスがオーナーのセンス。素敵です。

最初はパナレーサーの快適タイヤことツアラープラスでどんな道も気持ち良く。ゆくゆくはオフロードタイヤに変えてシクロのレースやガレた山道、林道まで楽しめちゃう。

最高の乗り味をいつかはきっと、と憧れ続けて欲しいのがcieloです。一生ものの最高の自転車お探しの方どうでしょうか。

週末の遊び方、ライフスタイルまで変えてしまうのが自転車です。(大げさじゃなくて本当です)

ちょっくらカフェまで?ノリで海まで?輪行バッグを持って見た事の無い景色まで?
どんな乗り方をするのも人それぞれだし、それに見合ったバイクも人それぞれです。

そんな大げさな!と思った方も、うむ、同感な方も、こちらからみんなのバイクをチェック是非してみて下さいなー

「COMPLETE BIKE CATALOG」

似た価値観の人間が乗る、お気に入りの1台が多分あるかもです。