今日の上馬の日記は「カスタム組みとメーカー完成車」の比較、を書きます。
それぞれどういう事かと言うと、
「カスタム組み」
SURLYやfairweatherなど、フレームとフォークの状態から、一つ一つパーツを選んで行き、世界に一台だけのバイクを組み立てる。
「メーカー完成車ベース」
通称「完車ベース」。SURLYなどメーカーさんが用意したパーツ込みの完成車パック=ノーマル車をベースにご希望の箇所だけカスタムを入れて組み立てる。
この二つ、どちらにも良いところがあるのですが、個人的にはやはり前者の「カスタム組み」をして差し上げたい。
フェアになる様にメーカー完成車ベースの良いところも隠さず書くと、リーズナブルにバランス良いバイクが組めるところ。
「カスタム組み」の方が、値段は高くなってしまう事は確かに多いです。
でもそれは完車ベースより「高価なグレードのパーツを付けたい!」とか「ノーマル仕様より軽くて速いバイクにしたい!」とか、そういったご要望のとき。
それよりも「世界に1台しかない自分のためのバイクである」というポインツを出来れば味わって欲しいです。
「毎日快適に乗る」「自分のライフスタイルにぴったり」「信号待ちで同じバイクに出会う事なんかない」この3つがもしも魅力的であるなら、一度お店でスタッフと一緒にお見積もり出してみてください。あなたに必要なバイクは、メーカー完成車ベースより安いでしょうか、高いでしょうか。
現在組付けているお客様のバイクがまさに、「カスタム組み」でありながら完車ベースよりも金額は安く、しかしオーナーのライフスタイルや用途にユースフルでピッタンコ、そして大前提「格好いい」という好例だったのでご紹介します。
オーナーこだわりのカラーにカスタムペイントされたSURLY long haui trucker。
主に通勤、街乗りなど生活の相棒とのことで、カジュアルなシマノ8速を選びました。
ちなみにギアの枚数が少ない方が安くなる、というのは一概に言えないです。その辺は用途とご予算、お気軽にご相談下さいね。
全体のご予算とにらめっこしながらハブ、ヘッドセット、ブレーキだけ少し良い物にしました。(大事な箇所だから!)
(自分も大好きシマノLX。一番値段と性能、見た目が合理的だと思う)
もちろん「速いバイクが欲しい!」とか「遠くまで自転車で行きたい!」とか「山で遊ぶマウンテンバイクが欲しい!」とかだったら新しい上のグレードのコンポがオススメです。その方が後に後悔させてしまわないと思います。
でも今回はエブリデーバイク。このバイクで少しでもライフスタイルが豊かになればOKです。
以前乗っていた自転車からパーツを移植します。
これもリーズナブル兼、前のバイクが出来た事をそのまま出来ちゃうのでオススメのカスタム。
このキャリアも前のバイクから移しました。受け継がれる用途。
「使う物を付ける」というのがし易いのがこのフレーム。本領発揮です。
この方のバイク、メーカー完成車のLHTよりお値段下回る事が出来ました。
でも、お世辞抜きの本心で、メーカー完成車より格好いいと思いました。
そして、このオーナーに取ってはノーマルのLHTより絶対に使い易い(はず、頑張りました)。
こういうカスタム見ると本当にSURLYって懐深いなあ、と感心します。
「世界に1台だけ」となると一見高そうですが、実はそんな事もないよ、ということが言いたかったのですが、うまく伝わったでしょうか、心配です。
詳しくは店頭でスタッフ捕まえて何でもご相談下さいな。